SK 3−4 ロッテ (馬山)
(勝)イム・ギョンワン 3勝 (敗)チョ・ウンチョン 1勝1敗1S
(本塁打) SK : チョン・グヌ 3号 ロッテ : イ・デホ 5,6号
SKの先発は今季故障で出遅れ初登板となったチェ・ビョンニョンだったが、1回裏ロッテの4番イ・デホに先制3ランを打たれてしまう。SKは2回表ロッテの先発ヨム・ジョンソクから5番チョン・グヌの本塁打で1点、3回表2番パク・チェサンのタイムリーで1点を返すと、4回表相手のエラーで3−3の同点に追いつく。なおチェ・ビョンニョンは2回途中で見切りをつけられ、2番手のベテランのキム・ウォンヒョンが好投し、7回途中まで相手にリードを許さなかった。
ヨム・ジョンソクは6回3失点で降板したが、チェ・デソンなどのリリーフ陣がSKに勝ち越し点を許さず、試合は延長戦に突入する。ロッテはなかなか得点のチャンスを生かせなかったが、10回裏SKの5番手チョ・ウンチョンからイ・デホがこの試合2本目となる本塁打を打ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。これでロッテは首位SKに1.5ゲーム差と迫った。10回表SKの攻撃を抑えたイム・ギョンワンが早くも今季3勝目。
SKは序盤のうちに同点にしたが以後打線がつながらず、勝ち越すことができなかった。今季チーム初の連敗。イ・デホは26日現在打率.400、6本塁打、18打点、26安打など打撃7部門でトップであり、2006年打撃三冠王に輝いたバットにますます磨きをかけている。
キア 1−5 サムソン (大邱)
(勝)チョン・ビョンホ 1勝1敗 (敗)チョン・ビョンドゥ 1勝2敗
サムソンは1回裏キアの先発チョン・ビョンドゥから5番チン・ガビョンのタイムリーで1点を先制し、3回裏3番ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで1点を追加しチョン・ビョンドゥをノックアウトすると、この回代わった2番手ソン・ヨンミンから7番パク・ハニのタイムリーで2点を追加した。キアは4回表サムソンの先発チョン・ビョンホから7番イ・ヒョンゴンのタイムリーで1点を返したが、サムソンはその裏1番チョ・ドンチャンのタイムリーで1点を追加した。
チョ・ビョンホは5回で降板すると、キム・ムンス、アン・ジマンなどの継投でキアの反撃を断ち、サムソンが勝利し敗れた首位SKに0.5ゲーム差と迫った。2005,06年と韓国シリーズを連覇しながら、今季はここまで勝ち星を増やせていない王者サムソンはやっと調子が上向きになってきた。
LG 5−0 ハンファ (大田)
(勝)パク・ミョンファン 2勝 (敗)チョ・ソンミン 1敗
(本塁打) LG : チェ・ドンス 2号、キム・サンヒョン 2号
LGは1回裏、日本プロ野球・読売在席時以来5年ぶりの先発登板となったチョ・ソンミン(元読売)から3番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を先制し、2回表9番クォン・ヨングァンのタイムリーで1点を追加した。その後チョ・ソンミンは立ち直ったが、LGは6回表5番チェ・ドンスの本塁打で1点を追加し、チョ・ソンミンをノックアウトした。
LGの先発パク・ミョンファンは6回を投げ無安打1四球と、ノーヒットノーランペースだった。だがロッテは7回表ハンファの2番手アン・ヨンミョンからパク・ヨンテクの2打席連続タイムリーで1点を、8回表ハンファの3番手チェ・ヨンピルから7番キム・サンヒョンの本塁打で1点を追加した。試合終盤はキム・ミンギ、シム・スチャンの継投でLGが連敗を4で止めた。LGではパク・ヨンテク、キム・サンヒョンが3安打1打点と活躍した。
[先発マウンドに立つチョ・ソンミン。]
現代 1−6 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ク・ジャウン 1勝1敗 (セーブ)チョン・ジェフン 5S (敗)ファン・ドゥソン 1勝1敗
最下位攻防戦第3ラウンドは、トゥサンが1回裏現代の先発ファン・ドゥソンから3番アン・ギョンヒョンの内野ゴロの間に1点を先制すると、5回裏1番ミン・ビョンホンのタイムリーで1点を追加した。現代も6回表トゥサンの3番手キム・スンフェから4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで1点を返すが、トゥサンはその裏4番キム・ドンジュのタイムリーでファン・ドゥソンをノックアウトすると、この回代わった3番手キム・ソンテから9番コ・ヨンミンが満塁の場面で走者一掃3点タイムリーを打つ。
ク・ジャウンは5回で降板すると、高卒新人イム・テフン、イ・ギョンピル、チョン・ジェフンの継投でトゥサンが勝利し、1日で再び現代と同率7位となった。トゥサンの今季6勝分のうち現代が4勝と、すっかりお得意様となっている。今季兵役より復帰しかつて抑えとして活躍したク・ジャウンは、2004年9月以来3年半ぶりの勝利で、先発勝利は2003年4月以来3年ぶりとなった。
[3年ぶりに勝利したトゥサン先発のク・ジャウン。]