LG 3−5 サムソン (大邱)
(勝)ブラウン 1勝 (敗)イ・スンホ 1敗
(本塁打)LG : ファン・ソニル 1号 サムソン : チョ・ヨンフン 2号
サムソンは1回裏LGの先発イ・スンホから2番シン・ミョンチョルのタイムリーで1点を先制すると、2回裏5番チョ・ヨンフンの本塁打で1点を追加した。3回裏3番ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで1点、5回裏1番パク・ハニ、4番シム・ジョンスのタイムリーで2点を奪い、5−0とリードを広げた。先発入りを狙うかつてのエースのイ・スンホは、5回途中で5失点と不満の残る内容だった。
LGは6回表、サムソンの先発ブラウン(元阪神)から新外国人の4番バルデス(元福岡ダイエー)のタイムリーでやっと返した。示範競技不振だったバルデスはこれが初打点だった。ブラウンは6回を1失点と、2006年11勝をあげた実力を遺憾なく発揮した。LGは9回表サムソンの5番手クォン・オウォンから代打ファン・スニルの2ランで反撃したが、サムソンが前日29日に逆転負けした雪辱を晴らした。示範競技不調のサムソンは序盤打線がつながり、リードを何とか守りきった。
[2回裏ライトへ本塁打を打ったチョ・ヨンフン(サムソン、右)]
現代 1−2 SK (仁川・文鶴)
(勝)ソン・ウンボム 1勝 (セーブ)カ・ドゥギョム 1S (敗)チョン・ジュンホ 3敗
SKは1回裏現代の先発チョン・ジュンホ(全俊鎬)から4番パク・キョンワンのタイムリーで1点を先制し、3回裏3番キム・ジェヒョンのタイムリーで1点を追加した。SKの先発ソン・ウンボムは5回を無失点に抑え、先発ローテーション入りに大きく前進した。SKの2番手チェ・ビョンニョンも好投し、6回と7回をしっかりと抑えた。
現代は8回表SKの4番手チョン・ウラムから1点を返し、9回表も同点のチャンスを作ったが盗塁失敗などもあり、最後はロッテから移籍したベテラン左腕カ・ドゥギョムに抑えられ、好調SKがこの日敗れたロッテに代わって1日で首位を奪回した。SKは示範競技8勝中6勝が1点差と、キム・ソングン監督の巧みな継投が光っている。だが8回裏攻撃中外野のレギュラーのイ・ジニョンが盗塁を試みた際に右手指を骨折し、全治4週間と診断され開幕戦の出場は絶望となり、チームに暗雲が立ち込めた。現代の先発チョン・ジュンホ(全俊鎬)は示範競技で決して悪い内容ではないが、3敗目と打線との相性が悪い。
[SKの先発で好投したソン・ウンボム]
ハンファ 1−0 キア (光州)
(勝)ムン・ドンファン 1勝 (セーブ)ヤン・フン 1勝2S (敗)エサートン 1敗
ハンファは1回表キアの先発新外国人エサートンから4番キム・テギュンの犠牲フライで1点を先制し、先発ムン・ドンファンも何度かピンチを招いたが要所を抑え、6回無失点と好投した。一方エサートンも5回を1失点と好投し、開幕ローテーション入りを確実にした。ハンファはその後追加点を奪えなかったが、7回以降キム・ヘニム、ユン・グニョン、ヤン・フンが完璧なリリーフを見せ、虎の子の1点を守りきった。
ロッテ 3−5 トゥサン (馬山)
(勝)リオス 2勝 (セーブ)イ・ウォンヒィ 1勝1S (敗)キム・ユシン 1敗
(本塁打)トゥサン : キム・ドンジュ 2号、コ・ヨンミン 1号、チェ・ジュンソク 2号
ロッテは1回表トゥサンの先発リオスから3番イ・イングのタイムリーで1点を先制するが、トゥサンは2回裏ロッテの先発パク・チチョルから4番キム・ドンジュの本塁打で同点とする。ロッテは4回表7番チョン・ボミョンの犠牲フライで1点を勝ち越すが、トゥサンはその裏ロッテの2番手キム・スファから2番コ・ヨンミン、3番チェ・ジュンソクの連続本塁打で3−2と逆転した。
ロッテは5回表4番イ・デホのタイムリーで3−3の同点とするが、トゥサンはその裏ロッテの3番手キム・ユシンから満塁のチャンスを作ると、代わった4番手パク・ソクチンがコ・ヨンミンに押し出しの死球を与えてしまい、さらにもう1点を追加し逆転に成功する。リオスは6回を3失点とあまりよい内容ではなかったが、7回以降はキム・スンフェ、高卒新人イム・テフン、イ・ウォンヒィの継投でロッテの反撃を断ち、トゥサンが逆転勝ちした。長打力不足に悩んでいたトゥサンにとって、本塁打3本での勝利は大きな収穫となった。敗れたロッテは1日で首位から転落。