サムソン ６−５ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イム・ドンギュ １勝 （敗）コ・ヒョジュン １敗
2005,06年と韓国シリーズを連覇した王者サムソンは、ここまで示範競技4連敗と調子が上がらないが、4回表ＳＫの先発の新外国人レイボーン(元広島)から5番パク・チンマンの犠牲フライや相手のエラーで3点を先制した。さらに5回表、ＳＫの3番手キム・ウォンヒョンからパク・チンマンのタイムリーで1点を追加した。示範競技ここまで開幕5連勝中のＳＫは5回裏、サムソンの先発ブラウン(元阪神)から8番チェ・ジョンのタイムリー、代打パク・チェサンの犠牲フライで2点を返した。
勢いに乗るＳＫは7回裏、サムソンの2番手イム・ドンギュからパク・チェサンとパク・チェホンの犠牲フライ、相手のエラーで5−4と逆転する。だが負けられないサムソンは8回表ＳＫの4番手コ・ヒョジュンからチャンスを作ると、代わった5番手イ・ハンジンから7番キム・ハンスの内野ゴロの間に3塁走者が生還し同点に追いつくと、さらに
代わった6番手チョン・ウラムから代打シン・ミョンチョルの犠牲フライで逆転する。
サムソンはこの1点のリードを中継ぎの柱クォン・オジュン、左腕クォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの必勝リレーで守り、連敗を4で止め示範競技2勝目をあげた。ＳＫは示範競技初黒星を喫し首位をロッテに譲ったものの、2番イ・ジニョンと8番チェ・ジョンが3安打と打線は好調だった。だが期待の新外国人レイボーンが4回3失点と今ひとつの内容だった。
ハンファ １−２ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）チュ・ヒョングァン １勝 （セーブ）カブレラ １勝２Ｓ （敗）キム・ギョンソン １敗
（本塁打） ハンファ ： イ・ドヒョン １号
ロッテの先発はエースのソン・ミンハン、ハンファの先発は2006年高卒新人左腕としてＭＶＰ、最多勝などタイトルを総なめにしたリュ・ヒョンジンと、両投手の投げ合いに注目が集まった。ロッテは2回裏、7番ソン・ヨンソクのタイムリーで1点を先制する。ソン・ミンハンは3回を無失点のパーフェクトに抑えた。ハンファは5回表ロッテの3番手パク・チチョルから、6番イ・ドヒョンの本塁打で1−1の同点とする。リュ・ヒョンジンは5回を無失点と文句なしの内容だった。
ロッテは8回裏、ハンファの3番手キム・ギョンソンから1番パク・ヒョンスンのタイムリーで1点を勝ち越した。ロッテは9回表1死からチュ・ヒョングァンに代えて守護神候補の新外国人カブレラをマウンドに送ったが、満塁のピンチを迎えてしまう。だが何とか同点本塁打を打ったイ・ドヒョンを併殺に打ち取り、ロッテが勝利しこの日敗れたＳＫに代わって6勝1敗で示範競技首位に立った。ロッテは投手陣の好調でオープン戦は白星を重ねている。
トゥサン ２−１ キア （光州）
（勝）リオス １勝 （セーブ）チョン・ジェフン ２Ｓ （敗）ユン・ソンミン １敗
（本塁打） キア ： キム・ジョングク ２号
トゥサンは3回表、キアの先発ユン・ソンミンから9番ミン・ビョンホンのタイムリーで1点を先制すると、4回表7番カン・ドンウのタイムリーで1点を追加した。トゥサンの先発リオスは6回途中まで無失点と、開幕に向け順調な調整ぶりを見せた。トゥサンは6回以降もキアの2番手の新外国人エサートンからチャンスを作るが、追加点を奪えない。
キアはキム・スンフェ、ク・ジャウン、チョン・ソンフンなどトゥサンのリリーフ陣に抑えられていたが、9回裏トゥサンの守護神チョン・ジェフンから9番キム・ジョングクの本塁打で1点差とした。だがチョン・ジェフンは後続を断ち、トゥサンが連敗を3で止めキアの連勝は4で止まった。これでキアは示範競技4勝3敗、トゥサンは3勝3敗となった。
[5回表、2塁へ盗塁を成功させた2006年盗塁王イ・ジョンウク(トゥサン)]
ＬＧ １−０ 現代 （水原）
（勝）キム・ミンギ １勝 （セーブ）ポン・ジュングン １Ｓ （敗）チョン・ジュンホ １敗
（本塁打） ＬＧ ： チョ・インソン １号
示範競技ここまで開幕6連敗といいところがない2006年の最下位ＬＧは、現代の先発キャラウェイ、2番手チョン・ジュンホから毎回のようにチャンスを作るものの、得点を奪えなかった。ＬＧの先発でここ数年故障で満足な働きができていないイ・スンホは、4回を無失点と合格点の内容だった。2番手キム・ミンギも5回と6回を何とか無得点に抑えた。
するとＬＧは7回表、チョン・ジュンホから8番の正捕手チョ・インソンが本塁打を放ち、1点を先制した。このリードをリュ・テッキョン、ウ・ギュミン、最後は元大リーガーのポン・ジュングンが守り、ＬＧが示範競技初勝利を収めた。現代はこの試合6安打に抑えられ、示範競技は2勝4敗と先行き不透明な球団同様調子が上がらない。
（文責：ふるりん）
