キアに2005年途中で入団し、今季はエース級の働きをしたセス・グレイシンガー（31）が日本プロ野球・東京ヤクルトに移籍することになった、と日本のスポーツ紙・日刊スポーツが報じた。年俸は40万ドル（約4750万円）、出来高など細かい条件については交渉中で、来年1月初めにも正式契約を結ぶものと思われる。
グレイシンガーは1996年米大リーグ・タイガースに入団し、大リーグ通算10勝をあげた。2005年7月にトゥサンへ移籍したダニエル・リオスに代わる外国人投手としてキアへ入団し、6勝6敗の成績を残した。今季は先発ローテーションの柱として190cmの長身から投げ下ろされる速球を武器に29試合に出場、14勝12敗（チーム最多勝）、防御率3.02、奪三振164（2位）の成績を残し、チームの最下位(2005年)から4位への浮上に大きく貢献した。韓国での2年間の通算成績は43試合に出場、20勝18敗、防御率3.28、奪三振222。東京ヤクルトでも先発として起用される方針。一方、キアは来季の外国人選手として現代から移籍したラリー・サットンと契約しており、もう1名グレイシンガーの代役となる外国人投手と契約するものと思われる。
（文責：ふるりん）
