ハンファ 1−2 サムソン (大邱)
(勝)イム・ドンギュ 8勝7敗 (セーブ)オ・スンファン 4勝3敗44S (敗)ムン・ドンファン 15勝9敗1S
(本塁打) ハンファ : コ・ドンジン 4号
3位ハンファは5回表首位サムソンの先発イム・ドンギュからコ・ドンジンの本塁打で1点を先制するが、サムソンはその裏ハンファの先発ムン・ドンファンからパク・チンマンのタイムリーで同点にすると、6回裏チョ・ドンチャンのタイムリーで2−1と逆転した。イム・ドンギュは7回途中で降板すると、その後はオ・サンミン、クォン・オジュン、オ・スンファンの継投で1点のリードを守りきり、サムソンが投手戦を制し2位現代とのゲーム差を3に広げた。
中継ぎの柱クォン・オジュンは今季29ホールドを記録し、昨季のイ・ジェウ(トゥサン、現在兵役中)を抜く年間ホールドの新記録を達成。今季先発ローテーションに定着したイム・ドンギュが自己最多の8勝目。44セーブ目をあげたオ・スンファンは、日本プロ野球の岩瀬仁紀(中日)が持つ46セーブのアジア記録まであと2と迫った。18日のハンファ戦でサヨナラタイムリーを打ち、この日も決勝タイムリーを打ったチョ・ドンチャンは好調ぶりをアピールした。一方ハンファ打線はわずか5安打に抑えられ、粘り強い投球で7回2失点に抑えたムン・ドンファンを見殺しにしてしまい、ハンファもこの日試合のなかった2位現代とは6ゲーム差ついてしまい、公式戦2位の座はかなり厳しくなった。今季最終戦となったこの対戦は、11勝7敗とサムソンが勝ち越した。
トゥサン 3−0 キア (光州)
(勝)ランデル 14勝8敗 (敗)キム・ジヌ 10勝4敗
(本塁打) トゥサン : コ・ヨンミン 2号
4位攻防戦となったこの試合は、もうこれ以上負けられない5位トゥサンが4位キアの先発キム・ジヌからコ・ヨンミンの本塁打で1点を先制すると、4回表キム・ドンジュのタイムリーで1点を追加した。トゥサンの先発ランデル(元読売)は5回裏同点のピンチを迎えるが、ここをしのぐとその後もキア打線を抑えていく。
トゥサンは7回表キアの3番手チョン・ウォンからコ・ヨンミンのタイムリーで1点を追加すると、ランデルが111球の熱投でキア打線を4安打完封し、トゥサンが対キア戦の連敗を5で止める勝利をあげ。キアとのゲーム差を1.5に縮め4位進出に希望をつないだ。ランデルはチーム最多、自己最多の今季14勝目。今季セカンドのレギュラーに定着しつつあるプロ5年目の22歳コ・ヨンミンが、3安打2打点と勝利に貢献した。キアは3番チャン・ソンホ、5番イ・ジョンボム(元中日)と最近好調な両打者が無安打に抑えられてしまったのが痛かった。
LG 0−2 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)ヨム・ジョンソク 6勝9敗 (セーブ)イ・ワンギ 2敗3S (敗)ベロカー 3勝4敗
最下位攻防戦となったこの試合は、7位ロッテが1回裏最下位LGの先発ベロカーからホセへの押し出しの四球で1点を先制すると、2回裏チョン・スグンのタイムリーで1点を追加した。ロッテの先発ヨム・ジョンソクは粘り強い投球と相手の拙攻に助けられ、8回を無失点に抑える。9回表はカ・ドゥギョムとイ・ワンギが何とか抑え、ロッテが完封リレーで最下位攻防戦に勝利しLGとのゲーム差を3.5に広げた。8回を2失点5安打に抑えたベロカーの好投を打線が見殺しにしたLGは、3連敗で球団史上初の最下位へとまた一歩近づいた。