ＬＧ−ＳＫ（仁川・文鶴）、ロッテ−トゥサン（ソウル・蚕室）は雨天中止。
サムソン ５−６ 現代 （水原）
（勝）パク・チュンス ４勝４敗３０Ｓ （敗）クォン・オジュン ９勝１敗２Ｓ
（本塁打） 現代 ： ソン・ジマン １０号、ホン・ウォンギ ３号、カン・ビョンシク ３号
首位サムソンは１回表２位現代の先発キム・スギョンからキム・ハンスとチン・ガビョンのタイムリーで２点を先制すると、現代もその裏サムソンの先発ペ・ヨンスからソン・ジマンの先頭打者本塁打で１点を返す。サムソンは２回表１点を追加するが、現代もその裏ホン・ウォンギの本塁打で１点を返す。またサムソンは３回表チョ・ヨンフンのタイムリーや相手のエラーで２点を追加しキム・スギョンをノックアウトするが、現代もその裏サットンの犠牲フライとチョン・ソンフンのタイムリーで２点を返し、ペ・ヨンスもこの回限りで降板する。
現代は６回裏サムソンの２番手チェ・ヒョンジクから代打カン・ビョンシクのタイムリーで５−５の同点に追いつき、２番手以降のファン・ドゥソン、ソン・シニョンらもサムソンに得点を許さない。サムソンは９回表勝ち越しのチャンスを作るが、現代は守護神パク・チュンスを投入し何とかしのぐ。すると現代は９回裏サムソンの４番手クォン・オジュンからカン・ビョンシクの本塁打でサヨナラ勝ちし、首位サムソンとのゲーム差を７に縮めた。中継ぎの柱として今季９勝負けなしだったクォン・オジュンは今季初黒星。サムソンは５回以降わずか１安打に抑えられてしまった。
ハンファ １０−１ キア （光州）
（勝）ソン・ジヌ ７勝７敗 （敗）チョン・ビョンドゥ ５勝７敗
（本塁打） キア ： スコット ５号
ハンファの先発は史上初の通算200勝まであと１勝と迫りながら４度達成に失敗しているソン・ジヌで、５度目の正直がなるかどうか大いに注目されていた。ハンファ打線はソン・ジヌに偉業を達成させようと２回表大爆発し、キアの先発チョン・ビョンドゥからペク・チェホのタイムリーで２点を先制すると、この回チョ・ウォヌ、キム・テギュンのタイムリーなど打者一巡の猛攻でチョン・ビョンドゥをノックアウトし、２番手シン・ヨンウンなどからも含めて一気に合計７点を奪う。ソン・ジヌは２回裏スコットの本塁打で１点を奪われるが、ハンファは５回表キアの３番手イ・ドンヒョンからシム・グァンホのタイムリーで１点を追加し、ソン・ジヌの200勝達成を大きくアシストした。ソン・ジヌは５回１失点で降板し、後をリリーフ陣に託した。
６回以降ハンファの２番手以降のソ・ミヌク、チャ・ミョンジュ、キム・ヘニムらは木兄反撃を許さず、ハンファは７回表キアの４番手キム・ヒィゴルからキム・す四のタイムリーなどで２点を追加し、余裕で逃げ切って勝利しついにソン・ジヌは満40歳6ヶ月にして史上初の通算200勝を達成した。しかもパク・チョルスン（元ＯＢ）の史上最高齢での勝利投手記録（1987年、40歳5ヶ月）をも更新した。光州はキアの本拠地だが、試合終了後にはソン・ジヌの200勝達成を祝う記念セレモニーも盛大に行なわれた。
ソン・ジヌは東国（トングク）大学を卒業後1989年にピングレ（ハンファの前身）に入団し、以後18年間ピングレ、ハンファ一筋で投げ続け、韓国プロ野球を代表する左腕投手として活躍しつづけてきた。1990年には最優秀救援投手（38セーブポイント）、1992年には最多勝（19勝）、最優秀救援投手（25セーブポイント）のタイトルに輝いている。通算成績は200勝142敗102セーブ、防御率は3.44。
