第１回ＷＢＣ（ワールドベースボールクラシック）で４強入りした韓国代表選手たちが帰国後、所属チームの示範競技に出場しはじめている。彼らは所属チームでは主力であり、４月８日の開幕に向け調整に余念がない。
サムソン ８−５ 現代 （水原）
（勝）キム・ドギュン １勝 （セーブ）チェ・ヒョンジク １Ｓ （敗）ノ・ファンス １敗
（本塁打） サムソン ： ヤン・ジュンヒョク １号 現代 ： カン・グィテ １号
サムソンは１回表、現代の先発オ・ジェヨンからヤン・ジュンヒョクの本塁打で１点を先制する。現代は２回裏、昨季は抑えや中継ぎとして活躍したサムソンの先発クォン・オジュンからカン・グィテの３ランで逆転した。サムソンは４回表オ・ジェヨンの暴投で１点を返すが、現代は５回裏ユ・ハンジュのタイムリーで１点を追加し４−２とすると、７回裏サムソンの２番手キム・ドギュンからカン・ビョンシクの犠牲フライでもう１点を追加した。
サムソンは８回表、現代の４番手ノ・ファンスからチョ・ヨンフンのタイムリーや押し出しの四球などで５−５の同点とすると、パク・チョンファンの内野ゴロの間に３塁走者が生還し１点を勝ち越す。サムソンは９回表にも現代の５番手ファン・ドゥソンからチョ・ドンチャンの犠牲フライでまず１点、代わった６番手チョ・ヨンフンの暴投でもう１点を追加する。現代の最後の攻撃は８回から登板したチョ・ヒョンジクが抑え、サムソンが終盤の猛攻で逆転勝ちした。現代は中継ぎノ・ファンスの乱調が誤算だった。なおＷＢＣに出場したソン・ジマン（現代）は３番ＤＨでスタメン出場し、２安打を記録した。
トゥサン ６−２ ハンファ （大田）
（勝）イ・ヘェチョン １勝 （セーブ）キム・スンフェ １Ｓ （敗）ソン・ジヌ １敗
ハンファは１回裏、トゥサンの先発イ・ヘェチョンからデービスの内野ゴロの間に３塁走者が生還し１点を先制する。トゥサンは２回表、ハンファの先発で史上最多の通算193勝をあげ今季は200勝達成を目指すソン・ジヌから、ナ・ジュファンとチェ・ギョンファンのタイムリーで４−１と逆転する。ハンファは５回裏コ・ドンジンのタイムリーで１点を返す。トゥサンは８回表ハンファの４番手パク・チョングンからソン・シホンが押し出しの四球を選び１点を、９回表ハンファの５番手ユン・ギュジンからルーキーのイ・ジョンウクの犠牲フライで１点を追加する。トゥサンは６回以降クム・ミンチョル、キム・サンヒョン、ルーキーのウォン・ヨンムク、キム・スンフェの継投でハンファの反撃を断ち、ようやっと示範競技初勝利をあげた。ＷＢＣに出場したキム・テギュン、イ・ボムホ（以上ハンファ）ともにスタメン出場し、キム・テギュンは２安打を記録した。
キア ７−１ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イ・サンファ １勝 （敗）ユン・ギルヒョン １敗
（本塁打） キア ： イ・ジェジュ １号、キム・ギョンジン １号、チャン・ソンホ １号
キアは４回表、ＳＫの先発ユン・ギルヒョンからイ・ジェジュの３ランで先制する。ＳＫはその裏、キアの先発グレイシンガーから新外国人ピッカリングのタイムリーで１点を返す。キアは６回表ＳＫの２番手ソン・ウンボムからキム・ギョンオンの犠牲フライで１点、７回表チャン・ソンホのタイムリーで１点を追加する。さらに９回表、ＳＫの３番手で高卒ルーキーのキム・ソンフンからキム・ギョンジン、チャン・ソンホの２社連続本塁打で２点を奪いリードを広げる。キアは５回以降イ・サンファ、ルーキーのソン・ヨンミン、イ・ドンヒョンの継投でＳＫの反撃を断ち快勝した。ＳＫの新外国人塩谷（元オリックス）は２安打を記録したが、チームの勝利に結びつかなかった。
ロッテ ２−３ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ソ・スンファ １勝 （セーブ）キム・ギピョ １Ｓ （敗）イ・サンモク １敗
（本塁打） ＬＧ ： アン・ジェマン １号
ＬＧは１回裏、ロッテの先発イ・サンモクからＷＢＣに出場したパク・ヨンテクの犠牲フライとマ・ヘヨンのタイムリーで２点を先制すると、２回裏アン・ジェマンの本塁打で１点を追加する。ロッテは４回表ＬＧの先発キム・グァンサムからシン・ミョンチョルのタイムリーで１点を返すと、代わった２番手ソ・スンファからイ・スンファのタイムリーで３−２と１点差に迫る。ロッテは４回以降イ・ジョンフン、イ・ジョンミン、カ・ドゥギョム、ノ・ジャンジンらの細かい継投でＬＧに追加点を与えない。だがＬＧはソ・スンファ、リュ・テッキョン、ルーキーのキム・ギピョが好投し、１点差のリードを守って勝利した。ロッテは新外国人マイロー、ホセ、イ・デホの主軸がわずか１安打だったのが痛かった。ＬＧの新しい主砲として期待されるマ・ヘヨンは２安打１打点と活躍した。
（文責：ふるりん）
