DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  アジアシリーズ2005第1戦、千葉ロッテに敗北

サムソン 2−6 千葉ロッテ  (東京ドーム)

(勝)小林宏之 1勝   (敗)バルガス 1敗
本塁打) 千葉ロッテ : 橋本 1号 
 コナミカップアジアシリーズ2005は10日、盛大に東京ドームで開幕し、サムソンは18時から日本シリーズ優勝チーム・千葉ロッテと予選リーグ第1戦を戦った。この試合は千葉ロッテで今年日本一に貢献したイ・スンヨプの古巣との対決ということで大きく注目されていた。試合前にはソン・ドンヨル監督(元中日)とバレンタイン千葉ロッテ監督、日本プロ野球で活躍後サムソンでもエースとして活躍した在日韓国人新浦壽夫氏(韓国名:キム・イリュン)らによる始球式が行われた。
 千葉ロッテは1回裏、サムソンの先発バルガス(元中日)から今江のタイムリーで先制すると、その後サブローのタイムリー、5番1塁で先発した注目のイ・スンヨプの犠牲フライで3点を先制する。さらに4回裏には橋本のソロ本塁打で1点、5回裏にはバルガスの暴投とサブローの犠牲フライで2点を追加し、6−0とリードを広げる。
 サムソンは千葉ロッテの先発小林宏之に5回まで抑えられていたが、6回表ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで2点を返す。その後サムソンはカン・ヨンシク、アン・ジマン、クォン・オジュン、オ・スンファンらの継投で千葉ロッテに追加点を与えなかった。だが千葉ロッテは小野、藤田、薮田、最後は守護神小林雅英と万全の継投でサムソンに反撃を許さず、6−2で勝利し優勝候補らしい強さを見せつけた。
 サムソンは千葉ロッテの8安打に対して10安打と安打数では上回っていたものの、併殺打が多くチャンスを生かしきれなかったのが痛かった。注目のイ・スンヨプは1回裏の犠牲フライ以外の3打席はすべて凡退した。なお10日11時から行われた台湾代表・興農チャイナスターズ中国プロ野球選抜)の試合は、6−0で興農が勝利した。サムソンは11日11時から、第2戦のチャイナスターズ戦を行い今大会初勝利を目指す。
 

(文責:ふるりん