韓国シリーズ 第2戦
トゥサン 2−3 サムソン (大邱)
(勝)オ・スンファン 1勝1S (敗)イ・ジェヨン 1敗
(本塁打) サムソン : キム・デイク 1号
サムソンが第1戦を制した韓国シリーズ第2戦は、第1戦と同じく12000人の満員の観衆を集め、サムソンの先発がペ・ヨンス(31試合、11勝11敗2S、防御率2.86)、トゥサンの先発がランデル(元読売、29試合、12勝7敗、防御率3.25)で始まった。トゥサンは2回表、アン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を先制する。トゥサンはその後ペ・ヨンスから何度かチャンスを作るが、追加点をあげることができない。
ランデルもピンチを迎えながら何とか無失点でしのいでいくが、7回裏無死2,3塁の場面でマウンドを2番手イ・ジェウに譲る。サムソンはここでチン・ガビョンの犠牲フライで1−1の同点に追いつく。その後2死1塁となり、チョ・ドンチャンの鋭い打球は3塁線を破ったかに見えたが、審判の判定が遅れファールとなり、サムソンとトゥサンの選手間で小競り合いが起き、ソン・ドンヨル監督も抗議に行き試合が一時中断した。
トゥサンは8回表、サムソンの3番手クォン・オジュンからアン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を勝ち越し2−1とする。サムソンはその裏同点のチャンスを迎えたがトゥサンの守護神チョン・ジェフンに抑えられた。敗色濃厚だったサムソンだが、9回裏1死でベテランの代打キム・デイクがチョン・ジェフンからソロ本塁打を打ち、2−2と同点に追いつく。試合はこのまま延長に突入する。
トゥサンは10回表勝ち越しのチャンスを作ったが、サムソンの守護神オ・スンファンに抑えられる。そしてサムソンは12回裏、トゥサンの4番手イ・ジェヨンから1死3塁とサヨナラのチャンスを作る。ここでキム・ジョンフンがサヨナラタイムリーを放ち、サムソンがポストシーズン史上最長となる4時間45分の激闘を制し、15日に続いて韓国シリーズを連勝でスタートした。ルーキーのオ・スンファンは第1戦のポストシーズン初セーブに続き、この試合では初勝利をあげ大車輪の活躍を見せた。
第3戦は18日18時から、舞台をトゥサンの本拠地であるソウル・蚕室(チャムシル)野球場に移して行われる。サムソンが3連勝で3年ぶりの韓国シリーズ制覇に王手をかけるか、それともトゥサンが本拠地で息を吹き返すか。
(文責:ふるりん)