DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン、3連勝で独走の気配

ロッテ 2−5 サムソン  (大邱

(勝)チョン・ビョンホ 2勝  (セーブ)クォン・オジュン 1勝14S  (敗)イ・ミョンウ 1敗
 サムソンは2回裏、ロッテの先発イ・ミョンウからヤン・ジュンヒョクのタイムリーで1点を先制するが、ロッテも3回表シン・ミョンチョルの内野ゴロの間に3塁走者が生還し、1−1の同点に追いつく。首位サムソンはその裏すかさずロッテの中堅チョン・スグンのエラーなどもあり1点を勝ち越すと、4回裏にはパク・チョンホのタイムリーで1点を追加する。
 ロッテは5回裏、サムソンの先発チョン・ビョンホからパク・キヒョクの犠牲フライで1点を返すが、サムソンも8回裏ロッテの2番手イ・ジョンミンからチョ・ドンチャンのタイムリーなどで2点を追加する。サムソンはオ・スンファン、アン・ジマンらの中継ぎ陣が好投し、最後は守護神クォン・オジュンが抑え、首位サムソンが勝利し2位トゥサンとのゲーム差を4に広げ、いよいよ独走態勢に入った。クォン・オジュンは今季21試合に登板し、いまだに自責点がなく、昨年9月からの連続無失点記録も32イニングに伸ばしている。サムソンは5月を19勝6敗の成績で終え、月間勝利数のチーム最多タイ記録を達成した。
 
 
現代 7−4 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)イ・デファン 1勝  (セーブ)チョ・ヨンジュン 1勝9S  (敗)スミス 4勝2敗
本塁打)  現代 : チェ・ジョングク 8号
 トゥサンは1回裏、現代の3塁手チョン・ソンフンのエラーもあり1点を先制する。しかし現代は2回表、トゥサンの先発スミスからチョン・ソンフンの汚名返上のタイムリーで同点に追いつくと、スミスのエラーもあり2−1と逆転に成功する。だがトゥサンもその裏、現代の先発キャラウェイからアン・ギョンヒョンのタイムリーなどで4−2と逆転する。
 現代は5回表スミスからチョン・スソンのタイムリーで4−4の同点に追いつくと、トゥサンの2番手クム・ミンチョルのタイムリーで1点を勝ち越す。そして8回表にはチェ・ジョングクの本塁打で1点、9回表にも1点を追加する。最後は守護神チョ・ヨンジュンが抑え、現代が逆転勝ちした。4回から6回まで無失点に抑えた現代の3番手イ・デファンが、2年ぶりの勝利投手となった。2位トゥサンは首位サムソンとのゲーム差が4に広がり、苦しくなってきた。
 

ハンファ 4−3 SK  (仁川・文鶴)

(勝)キム・ヘニム 4勝3敗  (セーブ)チ・ヨンギュ 1敗9S  (敗)チェ・ビョンニョン 3勝6敗
本塁打) ハンファ : イ・ドヒョン 5号  SK : パク・チェホン 6号
 SKは1回裏、ハンファの先発キム・ヘニムからパク・チェホンの先頭打者本塁打で1点を先制する。だが4回表、ハンファはSKの先発チェ・ビョンニョンからキム・テギュンのタイムリーで1−1の同点に追いつくと、イ・ドヒョンの3ランで勝ち越す。SKは6回裏ハンファの2番手チャ・ミョンジュからキム・ギテのタイムリーで1点、7回裏には3番手ユン・ギュジンからキム・ミンジェのタイムリーで1点を返す。だが最後はベテランのチ・ヨンギュが何とか抑え、ハンファが勝利した。負けたSKは再び最下位転落。
  

LG 9−11 キア  (光州)

(勝)シン・ヨンウン 4勝5敗4S  (敗)シン・ユノ 1勝4敗9S
本塁打) LG : コリアー 8,9号、チョ・インソン 5号、イ・ビョンギュ 4号  キア : イ・ジェジュ 3号、ソン・サン 1号、キム・ギョンオン 2号
 LGは2回表、キアの先発リオスからコリアーの本塁打チョ・インソンのタイムリーで2点を先制するが、その裏キアはLGの先発チェ・ウォンホからキム・サンフンのタイムリーで1点を返す。LGは4回表、チョ・インソンの2ランでリードを広げるが、6回裏キアはLGの3番手キョン・ホンホからソン・ジファンのタイムリーなどで2点を返し、4−3とする。
 LGは7回表イ・ビョンギュの2ランでリオスをノックアウトする。粘るキアは8回裏、LGの6番手キム・グァンウから代打イ・ジェウの2ランで1点差とすると、この回7番手チョン・ジェボクからキム・ジョングクの犠牲フライで6−6の同点に追いつく。試合はこのまま延長に突入する。
 延長10回表、LGはキアの3番手ユン・ソンミンからコリアーの3ランで勝ち越す。だがその裏キアもルーキーのソン・サンのプロ初本塁打となる3ランで9−9の同点に追いつく。そして11回裏、キアはLGの8番手シン・ユノから途中出場のキム・ギョンオンが2ランを放ち、サヨナラ勝ちで4時間半近くに及ぶ激闘に決着をつけた。11回表を無失点に抑えた5番手のシン・ヨンウンが勝ち投手。キアは再び最下位から脱出。LGは3連敗。