韓国シリーズ第７戦 サムソン ６−６ 現代 （ソウル・蚕室）
韓国シリーズ第７戦は、蚕室（チャムシル）野球場に約２万３千人の観衆を集め、サムソンの先発がチョン・ビョンホ、現代の先発がチョン・ミンテ（元読売）で始まった。
１回表、サムソンは無死１，２塁の場面で韓国シリーズ史上初の三重殺を完成させられ、チャンスをつぶしてしまう。そしてその裏、現代は１死１，３塁のチャンスで３塁走者のチョン・ジュンホが、これまたシリーズ史上初となるホームスチールを成功させ１点を先制する。現代は２回裏にもチョン・ジュンホのタイムリーで１点を追加する。
チョン・ミンテに抑えられていたサムソン打線は、５回表に爆発し５連打で３点を返しチョン・ミンテをノックアウトすると、その後ソン・シニョンらのリリーフ陣からも押し出しの四球など打者一巡の猛攻で、６−２と一気に逆転する。
だが、サムソンは２番手の守護神イム・チャンヨンが６回裏につかまり、４連打で３点を返され６−５と１点差にされる。ここで３番手としてクォン・ヒョクが登板したが、チョン・ジュンホの犠打で３塁走者が生還し６−６の同点とされる。
その後両チームのリリーフ陣ががんばり、９回は現代は守護神のチョ・ヨンジュン、サムソンはエースのペ・ヨンスまで投入し、お互い勝ち越し点を与えなかった。９回終了時で６−６の同点だったが、試合開始から４時間以上を経過していたため規定により引き分けとなり、対戦成績は両チームともに２勝２敗３分けとなった。
これにより４戦先勝で優勝が決まるため、韓国シリーズ史上初の第９戦の開催（11月1日18時、蚕室野球場）が決定し、さらには第10戦まで開催される可能性も出てきた。シリーズ史上初の第８戦は30日17時から蚕室野球場で行なわれ、先発は現代がフィアリー（元千葉ロッテ）、サムソンがペ・ヨンスとなっている。
