DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

 旧本拠地の仁川公設野球場でのプロ野球最終戦開催

 14日のSK−ロッテのオープン戦は、仁川公設野球場でのプロ野球最後の試合となりメモリアルゲームとして行われ、試合前には記念イベントも行われ、球場を訪れたファンたちには記念品も配られた。仁川公設野球場は韓国第4の都市で、ソウル西方の韓国随一の港湾都市・仁川(インチョン)の市街地にあり、周囲を運動公園として整備するに当たって、スタンドを撤去することになった。
 この球場は1982年プロ野球創設時には、三美(サムミ)スーパースターズの本拠地になった。三美はその後青宝(チョンボ)ピントス、太平洋(テピョンヤンドルフィンズと名前を変え、1996年から現代ユニコーンスになったが、本拠地は仁川公設野球場から動かなかった。だが、2000年春にサンバンウルレイダースがSKに身売りし、本拠地を南西部の地方都市全州(チョンジュ)から首都圏に移すことになった時、現代が仁川から首都圏南部の大都市、水原(スウォン)に移動し、空いた仁川に新生SKワイバーンスが入ることとなった。その後2001年まで仁川公設野球場はSKの本拠地として使われたが、SKは2002年から仁川広域市(※)南東部に新しく建設された文鶴(ムナク)野球場に本拠地を移転し、この球場では試合が行われなくなっていた。
(※)広域市…日本の政令指定都市に相当