DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  スーパーラウンド第1戦、日本に勝利

韓国 5−1 日本  (ゲロラ・ブン・カルノ)

(勝)イ・ヨンチャン  (敗)佐竹
本塁打) 韓国 : キム・ハソン、パク・ピョンホ、ファン・ジェギュン


 アジア競技大会・予選ラウンドグループBを2位で通過した野球韓国代表は30日、スーパーラウンド第1戦でグループA1位の日本代表と対戦した。


 韓国は1回表に日本の先発佐竹から2番キム・ハソン(ネクセン)がヒットで出塁し、相手の暴投で2塁へ進んだが無得点に終わった。2回表も6番キム・ヒョンス(トゥサン)、7番ヤン・ウィジ(トゥサン)のヒットでチャンスを作るが、またもや無得点だった。韓国は3回表にキム・ハソンの本塁打で1点を先制すると、4番パク・ピョンホ(ネクセン)の本塁打で1点を追加した。韓国の先発チェ・ウォンテは2回裏まで四球1つを出しただけで無失点に抑えたが、ひじの痛みを訴え3回裏から2番手イ・ヨンチャン(トゥサン)に交代した。韓国は4回表に9番ファン・ジェギュン(KT)の3試合連続本塁打で1点を追加した。
 韓国は5回表にパク・ピョンホと5番アン・チホン(キア)のヒットでチャンスをつくり、ヤン・ウィジのタイムリーで4点目を奪うと、8番ソン・アソプ(ロッテ)の内野ゴロの間にも1点を追加し、佐竹をノックアウトした。6回表にも日本の2番手荒西から相手のエラー、パク・ピョンホのヒットでチャンスを作るがここは無得点だった。日本は6回裏に4番笹川の犠牲フライで1点を返したが、韓国はここで3番手チェ・チュンヨン(サムソン)を登板させた。日本の3番手高橋は8回表まで無失点に抑えた。チェ・チュンヨンは8回裏に日本の9番青柳にヒットを打たれ、代わった韓国の4番手ハム・トクチュ(トゥサン)は2番北村のヒットで1死1,3塁のピンチを招いた。しかし続く2人から連続して三振を奪い、追い上げを許さなかった。
 韓国は9回表に日本の4番手勝野からパク・ピョンホとヤン・ウィジへの死球、途中出場の8番パク・ヘミン(サムソン)のヒットで2死満塁のチャンスを作ったが、代わった5番手臼井は追加点を与えなかった。ハム・トクチュは9回裏に相手の反撃を断ち、韓国代表はスーパーラウンド初戦で勝利した。韓国打線ではパク・ピョンホが3安打1本塁打1打点と活躍。イ・ヨンチャンは3回裏から6回裏途中まで1失点と好投した。


 アジア競技大会3連覇を狙う野球韓国代表は31日14時(韓国時間16時)、スーパーラウンド第2戦で予選ラウンドグループA2位・中国と対戦し、勝利すれば9月1日の決勝に無条件で進出する。

  シム・スチャン、チョン・ジェウォン退団

 ハンファは29日付でシム・スチャン投手(37)、チョン・ジェウォン投手(34)のウェーバー公示をKBO韓国野球委員会)に要請し、両名ともに退団となった。

 右腕シム・スチャンは大学卒業後の2004年にLGへ入団し、2006年に10勝を記録するなど先発として活躍した。2011年シーズン途中の7月にネクセンへトレードで移籍したが、2013年は一軍登板がなく余剰戦力を対象とした2次ドラフトでロッテへ移籍した。2015年シーズン終了後、FA(フリーエージェント)を行使しハンファへ4年契約で移籍した。ハンファでは先発、リリーフともに起用されたが、2018年シーズンはこれまで3試合の登板、勝敗なし、防御率15.43の成績で、4月以降は一軍登板がなかった。プロ15年間の通算成績は385試合に登板、41勝64敗14セーブ24ホールド、防御率5.36。
 チョン・ジェウォンは高校卒業後の2004年にハンファへ入団し、サイドハンドの右腕の利点を生かしリリーフとして時折一軍で登板していた。だが2018年シーズンはこれまで1試合のみの登板に終わっていた。プロ15年間の通算成績は127試合に登板、1勝9敗7ホールド、防御率8.42。

(文責 : ふるりん