DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   5位キア、ヘクターの完投勝利で3連敗脱出

NC 11−6 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)キム・ジンソン 6勝7敗1S  (敗)ラリー 7勝10敗
本塁打) NC : パク・ソンミン 30号  ロッテ : パク・ホンド 2,3号、カン・ミンホ 20号、ファン・ジェギュン 27号
 NCは1回表、ロッテの先発ラリーから5番チョ・ヨンフンのタイムリー、6番チ・ソックンの犠牲フライで2点を先制し、2回表2番イ・サンホの2014年10月以来の打点となる本塁打などで2点を追加した。ロッテは3回裏、NCの先発ク・チャンモから3番パク・ホンドの本塁打、5番カン・ミンホの2年連続シーズン20本塁打で3点を返し、4回裏9番キム・サフンのタイムリーで4-4の同点に追いついた。さらに5回裏、NCの2番手キム・ジンソンから4番ファン・ジェギュンの本塁打で5-4と逆転した。NCは6回表1番キム・ジョンホの2点タイムリーで6-5と逆転し、ラリーをノックアウトした。6回裏から3番手イム・ジョンホを登板させ、NCは7回表、ロッテの2番手ユン・ギルヒョン、3番手ホン・ソンミンから代打イ・ジョンウクのタイムリー、代打イ・ホジュンの犠牲フライ、イ・ジョンウクのタイムリーで4点を追加した。
 ロッテは7回裏、NCの4番手ウォン・ジョンヒョンからパク・ホンドのこの試合2本目の本塁打で1点を返した。NCは8回表4番パク・ソンミンのプロ13年目にして初となるシーズン30本塁打で1点を追加した。ロッテの4番手ペ・ジャンホは追加点を与えなかった。5番手イ・ミンホが9回裏を無失点に抑え、公式戦2位を決めたNCが勝利した。NC打線ではキム・ジョンホが3安打3打点、イ・サンホ、チョ・ヨンフンが3安打1打点と活躍。先発ラリーが6回途中6失点など投手陣が崩壊した7位ロッテは、2016年シーズンは1勝15敗と大きく負け越したNC相手に敗れ、公式戦5位以上の可能性が消滅し、2013年以降4年連続でポストシーズン進出に失敗した。ロッテではパク・ホンドが2本塁打3打点と活躍。
 


ネクセン 4−1 ハンファ  (大田)
(勝)シン・ジェヨン 15勝7敗  (セーブ)キム・セヒョン 2勝35S  (敗)ソン・ウンボム 2勝11敗
本塁打) ネクセン : ダニー・ドーン 16号  ハンファ : キム・テギュン 21号
 ネクセンは2回表、ハンファの先発ソン・ウンボムから7番パク・トンウォンの犠牲フライで1点を先制し、4回表1番コ・ジョンウク、2番キム・ハソンのタイムリーで2点を追加し、ソン・ウンボムをノックアウトした。ハンファは4回裏、ネクセンの先発シン・ジェヨンから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の本塁打で1点を返した。ネクセンは6回裏途中から2番手オ・ジュウォン、3番手キム・サンスの継投で無失点に抑えた。
 ネクセンは9回表、ハンファの2番手チャン・ミンジェから代打ダニー・ドーンの本塁打で1点を追加した。4番手キム・セヒョンが9回裏を無失点に抑え、すでに公式戦3位が確定したネクセンが勝利した。6回途中まで1失点に抑えたシン・ジェヨンは15勝目。先発ソン・ウンボムが4回途中で降板し、打線もつながらなかったハンファは、公式戦5位以上の可能性が消滅し2008年以降9年連続でポストシーズン進出失敗となった。またサムソンと同率8位に並んだ。


KT 1−3 キア  (光州)
(勝)ヘクター 15勝5敗  (敗)チュ・グォン 6勝8敗
 キアは1回裏、KTの先発チュ・グォンから3番キム・ジュチャンのタイムリーで1点を先制した。KTは3回表、キアの先発ヘクターから1番イ・デヒョンの犠牲フライで1-1の同点に追いついた。ヘクター、チュ・グォンともに好投を続けたが、キアは8回裏チュ・グォンからチャンスを作ると、代わったKTの2番手ローウィーから5番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで2点を勝ち越した。
 ヘクターは9回表も三者凡退に抑え、5位キアが勝利し3連敗から脱出し、2011年以来5年ぶりとなるポストシーズン進出に前進した。1失点完投のヘクターは15勝目。最下位KTはチュ・グォンが8回途中まで好投したが打線が援護できず4連敗。

(10月2日現在)
       試合   勝   負   分   勝率
1.トゥサン  141   91   49   1  .650
2.NC    139   81    55   3   .596
3.ネクセン  140    76   63   1  .547
4.LG    140    69   69   2  .500
5.キア    140   68   71   1   .489
6.SK    142     68   74   0   .479
7.ロッテ    140   64   76   0   .457
8.サムソン  139   63    75      1  .457
8.ハンファ   141     63    75  3    .457
10.KT   140     51    87      2  .370

  10月3〜8日

10月3(月)日: ハンファ−トゥサン (ソウル・蚕室)、LG−サムソン(大邱)、KT−キア(光州)
10月4(火)日 : ロッテ−トゥサン (ソウル・蚕室)、ネクセン−NC(馬山)、LG−サムソン(大邱)
10月5(水)日 : ネクセン−NC (馬山)、キア−サムソン(大邱)、ハンファ−KT(水原)
10月6(木)日 : SK−NC (馬山)、LG−ロッテ(釜山・社稷)、サムソン−キア(光州)
10月7(金)日 : KT−NC (馬山)、ネクセン−ロッテ(釜山・社稷)
10月8(土)日 : トゥサン−LG (ソウル・蚕室)、KT−NC(馬山)、 ネクセン−ロッテ (釜山・社稷)、キア−ハンファ(大田)、サムソン−SK(仁川)


[試合開始時刻]
10月3日は祝日のため14時、10月4日(火)〜7日(金)は18時半、10月8日は17時。

前日の試合が雨天などで順延となりダブルヘッダーで実施される場合、第1試合は平日で15時、土日で14時に開始され、9回を終了して同点であっても延長戦は行われない。第2試合は第1試合終了から20分後に開始される。

※10月8日までに公式戦全日程終了予定。全日程終了後、公式戦5位以上が出場するポストシーズンが開幕する(日時未定)。

(10月2日現在)

【打率】  
※ 規定打席到達者(試合数×3.1)
1.チェ・ヒョンウ(サムソン)                .373
2.キム・テギュン(ハンファ)           .359
3.イ・ヨンギュ(ハンファ)            .352
4.ク・ジャウク(サムソン)                .350
5.パク・ヨンテク(LG)              .348


【打点】
1.チェ・ヒョンウ(サムソン)            138
2.キム・テギュン(ハンファ)           131
3.テームズ(NC)                  121
4.ロサリオ(ハンファ)            120
5.キム・ジェファン(トゥサン)            119



本塁打
1.テームズ(NC)             40
2.チェ・ジョン(SK)            39
3.キム・ジェファン(トゥサン)        36
4.ロサリオ(ハンファ)              33
5.イ・ボムホ(キア)            32


【安打】
1.チェ・ヒョンウ(サムソン)           188
2.イ・デヒョン(KT)                 187
3.キム・テギュン(ハンファ)           186
4.ソン・アソプ(ロッテ)              180
5.チョン・ウィユン(SK)              178



【盗塁】
1.パク・ヘミン(サムソン)          51
2.ソン・アソプ(ロッテ)        41
3.イ・デヒョン(KT)         37
4.コ・ジョンウク(ネクセン)           28
5.キム・ハソン(ネクセン)         27

     
防御率
規定投球回数達成者(試合数と同イニング)
1.ニッパート(トゥサン)                 2.99
2.チャン・ウォンジュン(トゥサン)              3.32
3.ヘクター(キア)         3.40
4.ヤン・ヒョンジョン(キア)            3.56
5.ケリー(SK)           3.68


【勝利数】
1.ニッパート(トゥサン)           21
2.ボウデン(トゥサン)            18
3.ユ・ヒィグァン(トゥサン)           15
3.チャン・ウォンジュン(トゥサン)       15    
3.シン・ジェヨン(ネクセン)     15
3.ヘクター(キア)            15


奪三振
1.ボウデン(トゥサン)                155
2.ケリー(SK)              152
3.リンドブロム(ロッテ)             148
4.ヤン・ヒョンジョン(キア)           143
5.ラリー(ロッテ)              142


【セーブ】
1.キム・セヒョン(ネクセン)        35
2.イム・ジョンウ(LG)      27
3.イ・ヒョンスン(トゥサン)      25
3.イム・チャンミン(NC)     25
3.パク・ヒィス(SK)        25


【ホールド】
1.イ・ボグン(ネクセン)       25
2.チョン・ジェフン(トゥサン)    23
3.キム・サンス(ネクセン)    21
4.ウォン・ジョンヒョン(NC)       16
5.ユン・ギルヒョン(ロッテ)      15
5.キム・ジヨン(LG)       15
5.チン・ヘス(LG)          15
(文責:ふるりん