DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   5位LG3連勝  7位ハンファ4連勝

 2016年シーズンの総観客動員数は11日で738万4752名となり、2015年の738万530名を超えるプロ野球新記録となった。


トゥサン 5−2 ネクセン  (ソウル・高尺)
(勝)ユン・ミョンジュン 3勝1S  (セーブ)ホン・サンサム 3S  (敗)イ・ボグン 4勝6敗
本塁打) トゥサン : キム・ジェホ 6号
 ネクセンは4回裏、トゥサンの先発アン・ギュヨンから5番キム・ミンソン、6番チェ・テインのタイムリーで2点を先制した。トゥサンは5回表、ネクセンの先発ヤン・フンから3番オ・ジェイルの2点タイムリーで2-2の同点に追いついた。トゥサンは5回裏から2番手チン・ヤゴプ、ネクセンは6回表から2番手キム・サンスを登板させた。トゥサンは7回表、ネクセンの3番手イ・ボグンから1番ミン・ビョンホンのタイムリーで1点を勝ち越し、代わった4番手パク・チュヒョンから5番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を追加した。
 トゥサンの3番手ユン・ミョンジュン、4番手イ・ヒョンスンはともに無失点に抑え、8回表9番キム・ジェホの本塁打で1点を追加した。ネクセンの5番手チェ・ウォンテは9回表を無失点に抑えた。5番手キム・ソンベ、6番手ホン・サンサムが相手の反撃を断ち、首位トゥサンが勝利した。トゥサン打線ではミン・ビョンホンが3安打1打点と活躍。3位ネクセンは打線がつながらなかったが、キム・ミンソンが3安打1打点と活躍。


NC 0−2 サムソン  (大邱
(勝)チャ・ウチャン 11勝5敗  (セーブ)シム・チャンミン 2勝5敗18S  (敗)ハッカー 11勝3敗 
 サムソンは2回裏、NCの先発ハッカーから相手のエラーで1点を先制し、先発チャ・ウチャンは好投を続けた。ハッカーも3回裏以降追加点を与えなかったが、打線が反撃できなかった。サムソンは8回表から2番手チャン・ピルジュン、3番手パク・クンホンと継投策をとり、8回裏、NCの2番手ウォン・ジョンヒョンから1番パク・ヘミンの犠牲フライで1点を追加した。
 4番手シム・チャンミンは相手の反撃を断ち、サムソンが完封リレーで3連勝となり、ロッテを抜いて8位に浮上した。7回を無失点に抑えたチャ・ウチャンが11勝目。2位NCは先発ハッカーが7回を1失点と好投したが、打線が沈黙してしまった。NC打線では2番パク・ミヌが3安打と活躍。

 

SK 6−7 ハンファ  (大田)
(勝)サーカンプ 2勝3敗  (セーブ)ユン・ギュジン 6勝6敗1S  (敗)ケリー 9勝8敗
本塁打) ハンファ : チョン・グヌ 16号、キム・フェソン 1号  SK ; パク・チョングォン 17号、チェ・ジョン 37号
 SKは1回表、ハンファの先発カスティーヨから相手のエラーで1点を先制した。ハンファは1回裏、SKの先発ケリーから2番チョン・グヌの本塁打で1-1の同点に追いついた。ハンファは2回表相手のエラーで1点を勝ち越し、3回表5番パク・チョングォンの2ランでリードを広げた。ハンファの2番手サーカンプは4回表まで無失点に抑え、4回裏代打ヤン・ソンウのタイムリー、代打キム・フェソンの満塁本塁打で6-5と逆転した。ハンファの3番手シム・スチャンは7回表まで無失点に抑えた。SKの2番手チェ・ビョンニョンも6回裏を無失点に抑えた。
 ハンファは7回裏、SKの3番手ソ・ジニョンからチョン・グヌのタイムリーで1点を返し、5番手チョン・ウラムも8回表を無失点に抑えた。SKの4番手パク・ヒィスも8回裏を無失点に抑えた。SKは9回表、ハンファの6番手ユン・ギュジンから3番チェ・ジョンの本塁打で1点差としたが、7位ハンファが逃げ切り4連勝となった。ハンファ打線ではチョン・グヌが3安打2打点と活躍。4位SKは先発ケリーが5回6失点と振るわなかった。


キア 4−2 KT  (水原)
(勝)ヘクター 14勝4敗  (セーブ)イム・チャンヨン 2勝3敗10S  (敗)チョン・デヒョン 2勝8敗
 試合前、1996年から2010年までヘテ・キアに在籍し、2015年KTで現役を引退したチャン・ソンホ(2012年に個人通算2000安打を達成)の引退セレモニーが行われた。キアは2回表、KTの先発チョン・デヒョンから6番キム・ジュヒョンのタイムリーで1点を先制した。先発ヘクターは好投を続けたが打線の援護はなかった。キアはようやく9回表、KTの2番手コ・ヨンピョ、3番手ペ・ウヨルから3番キム・ジュチャン、6番キム・ジュヒョンのタイムリーで3点を追加した。
 KTは9回裏代打イ・ジニョンのタイムリーで2点を返したが、2番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)が相手の反撃を断ちキアが勝利し、LGとの同率5位を維持した。9回途中まで2失点に抑えたヘクターが14勝目。キア打線ではキム・ジュヒョンが3打点と活躍。最下位KTは先発チョン・デヒョンが9回途中まで好投したが、打線が援護できなかった。


ロッテ 8−12 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ジヨン 3勝3敗  (敗)ユン・ギルヒョン 6勝6敗2S
本塁打) ロッテ : チョン・ジュヌ 2号、ソン・アソプ 15号
 ロッテは1回表、LGの先発ポン・ジュングンから3番キム・サンホ、4番ファン・ジェギュンの連続犠牲フライで2点を先制した。LGは2回裏、ロッテの先発ラリーから7番ムン・ソンジェ、9番ソン・ジュインのタイムリーで3-2と逆転した。ロッテは3回表1番チョン・ジュヌの2ランで4-3と逆転した。LGは4回裏5番オ・ジファン、6番ヤン・ソックァン、8番チョン・サンホのタイムリー、ソン・ジュインの犠牲フライで7-4と再び逆転し、2番手チョン・インファン、3番手チェ・ソンフンの継投で5回表まで無失点に抑えた。
 ロッテも4回裏から2番手ペ・ジャンホ、3番手キム・ユヨン、4番手ホン・ソンミンと継投策をとった。ロッテは6回表、LGの4番手シン・スンヒョンからチャンスを作り、代わった5番手チン・ヘスから5番カン・ミンホのタイムリーなどで2点を返した。LGも6回裏、ロッテの5番手パク・シヨンからヤン・ソックァンのタイムリーで1点を追加した。ロッテは7回表、LGの6番手イ・スンヒョンからチャンスを作り、代わった7番手ユン・ジウンから2番ソン・アソプの2ランで8-8の同点に追いつき、6番手イ・ジョンミンも7回裏を無失点に抑えた。
 LGは8回裏、ロッテの7番手ユン・ギルヒョンから2番イ・ヒョンジョン、3番チョン・ソンフンのタイムリーで4点を勝ち越し、8番手キム・ジヨンが9回表を無失点に抑え3連勝とし、キアとの同率5位を維持した。先発全員安打を記録したLG打線ではチョン・ソンフン、ヤン・ソックァンが3安打2打点、ソン・ジュインが3打点と活躍。ロッテは3連敗でサムソンに抜かれ9位に後退。

(9月11日現在)
       試合   勝   負   分   勝率
1.トゥサン  129   82   46   1  .641
2.NC    121   70    49   2  .588
3.ネクセン  128    70    57   1  .551
4.SK    132     65   67   0  .492
5.キア    128   62   65   1  .488
5.LG    128    62   65   1  .488
7.ハンファ   127     58    66   3    .468
8.サムソン  125   56    68      1  .452
9.ロッテ    126    56    70     0     .444

10.KT   126     48   76      2  .387

(文責:ふるりん