DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位トゥサン、4位SK3連勝

ネクセン 0−8 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ユ・ヒィグァン 12勝4敗 (敗)チェ・ウォンテ 2勝1敗
本塁打) トゥサン : キム・ジェファン 28号
 トゥサンは3回裏、ネクセンの先発チェ・ウォンテから4番キム・ジェファンのタイムリー、5番ヤン・ウィジの犠牲フライ、7番ホ・ギョンミン、8番クク・ヘソンのタイムリーで6点を先制した。さらに4回裏キム・ジェファンの2試合連続本塁打で2点を追加した。トゥサンの先発ユ・ヒィグァンは無失点の好投を続けた。ネクセンの2番手ヤン・フンは5回裏、3番手クム・ミンチョルは7回裏からそれぞれ登板し追加点を与えなかった。
 トゥサンは9回表から2番手ハム・トクチュを登板させたが、1死も取れず3番手の大卒新人コ・ボンジェに交代させた。結局完封リレーで首位トゥサンが3連勝と復調の兆しを見せた。8回を無失点に抑えたユ・ヒィグァンは12勝目。トゥサン打線ではキム・ジェファンが1本塁打4打点と活躍。3位ネクセンは先発チェ・ウォンテが4回8失点と好調を維持できず打線もつながらなかった。


KT 2−3 NC  (馬山)
(勝)ハッカー 8勝2敗 (セーブ)ウォン・ジョンヒョン 3勝1敗2S   (敗)パク・セジン 2敗
本塁打) KT : キム・ドンミョン 2号、ユ・ミンサン 1号
 NCは2回裏、KTの先発の高卒新人パク・セジンから7番チ・ソックンの犠牲フライで1点を先制し、3回裏、KTの2番手コ・ヨンピョから3番ナ・ソンボムのタイムリーで1点を追加した。KTは4回表、NCの先発ハッカーから5番キム・ドンミョンの本塁打で1点を返し、3番手イ・チャンジェも追加点を与えなかった。NCは7回裏、KTの4番手ペ・ウヨルから2番キム・ソンウクのタイムリーで1点を追加した。
 KTの5番手シム・ジェミン、6番手キム・ジェユンは追加点を与えなかった。KTは9回表、NCの2番手ウォン・ジョンヒョンから6番ユ・ミンサンのトゥサンからの移籍後初本塁打で1点を返した。だが2位NCが1点差で逃げ切った。8回途中まで1失点に抑えたハッカーが8勝目。最下位KTは先発パク・セジンが3回途中で降板し、必死の好投もむなしく9連敗。


ロッテ 3−4 SK  (仁川)
(勝)イム・ジュンヒョク 2勝3敗  (敗)ラリー 6勝8敗
本塁打) ロッテ : チェ・ジュンソク 16号、オ・スンテク 1号  SK : ゴメス 19号、キム・ドンヨプ 4号 
 SKは1回裏、ロッテの先発ラリーから4番チョン・ウィユン、5番イ・ジェウォンのタイムリーで2点を先制し、2回裏1番ゴメスの2試合連続本塁打で1点、4回裏8番キム・ドンヨプの本塁打で1点ずつを追加した。SKの先発イム・ジュヒョクは5回まで無失点に抑え、6回表から2番手の大卒新人キム・ジュハンが登板した。SKの3番手パク・チョンベも8回裏まで無失点に抑えた。
 ロッテの2番手イ・ソンミンは8回裏を無失点に抑え、9回表、SKの3番手チェ・ビョンニョンから6番チェ・ジュンソク、代打オ・スンテクの本塁打で3点を返し1点差に迫ったが、4位SKが逃げ切り3連勝となった。5回を無失点に抑えたイム・ジュンヒョクはキアからの移籍後初勝利。7位ロッテは先発ラリーが7回4失点と奮闘したが打線の援護がなかった。


ハンファ 4−6 キア  (光州)
(勝)パク・チュンピョ 4勝  (セーブ)イム・チャンヨン 1勝3敗4S (敗)パク・チョンジン 3勝4敗
本塁打) キア : ソ・ドンウク 11号、キム・ジュヒョン 13号
 ハンファは1回表、キアの先発ヘクターから5番ロサリオのタイムリー、相手のエラーで2点を先制した。キアは2回裏、ハンファの先発シム・スチャンから6番ソ・ドンウクの2ランで同点に追いついた。ハンファは5回表4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の2点タイムリーで勝ち越したが、キアは6回裏、ハンファの2番手ソン・チャンシクから5番キム・ジュヒョンの2ランで4-4の同点に追いついた。
 キアは7回表から2番手パク・チュンピョを登板させ、7回裏、ハンファの3番手パク・チョンジンから3番キム・ジュチャン、4番ナ・ジワンのタイムリーで2点を勝ち越した。4番手チョン・デフン、5番手クォン・ヒョクは追加点を与えなかった。3番手キム・グァンス、4番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)が9回表を無失点に抑え、5位キアが勝利した。キア打線ではキム・ジュヒョンが3安打1本塁打2打点、ナ・ジワンが3安打1打点と活躍。8位ハンファもその大きさがなかなか伝わらなかった。


LG 5−8 サムソン  (大邱
(勝)キム・デウ 4勝  (セーブ)チャン・ピルジュン 3勝4敗1S  (敗)ハフ 2勝2敗
本塁打) LG : イ・チョヌン 4号  サムソン : イ・スンヨプ 20号
 サムソンは1回裏、LGの先発の新外国人ハフから3番ク・ジャウクの犠牲フライで1点を先制した。LGは3回表、サムソンの先発チョン・イヌクから5番チョン・ソンフンの内野ゴロの間に1-1の同点に追いつき、4回表9番ヤン・ソックァンのタイムリー、2番イ・チョヌンの2ランで4-1と逆転した。サムソンは4回裏4番チェ・ヒョンウのタイムリー、5番イ・スンヨプ(元オリックス)の2ランで5-4と逆転し、5回表から2番手キム・デウを登板させた。そして6回裏チェ・ヒョンウのタイムリーで1点を追加した。
 サムソンは8回裏、LGの2番手チン・ヘス、3番手イ・ジュンヒョンからイ・スンヨプ、代打パク・ハニのタイムリーで2点を追加した。LGは9回表、サムソンの5番手チャン・ピルジュンからイ・チョヌンの内野ゴロの間に1点を返したが、反撃もここまでで9位サムソンが勝利した。MLB(メジャーリーグベースボール)傘下のマイナーリーグや、オーストラリアなどでプレーしてきたチャン・ピルジュンは韓国初セーブ。サムソン打線ではイ・スンヨプが1本塁打3打点、チェ・ヒョンウが3打点と活躍。6位LGは先発ハフが7回6失点と打たれ、連勝が9で止まった。LG打線ではイ・チョヌンが1本塁打3打点、1番キム・ヨンウィ、7番ソン・ジュインが3安打と活躍。
 

(8月13日現在)
       試合  勝   負   分   勝率
1.トゥサン  106   66   39   1  .629
2.NC    98   59   37   2  .615
3.ネクセン  105    58  46  1  .558
4.SK    107    53   54  0  .495
5.キア    106   52   53  1  .495
6.LG    103   49  53  1  .480
7.ロッテ    104   48     56   0  .462
8.ハンファ   104    46    55   3    .455
9.サムソン  103   44   58 1  .431
10.KT   102    38   62 2  .380

(文責:ふるりん