DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  6位LG、9連勝

トゥサン 8−7 サムソン  (大邱
(勝)コ・ボンジェ 1勝 (セーブ)イ・ヒョンスン 1勝2敗24S  (敗)チャン・ピルジュン 3勝4敗
本塁打) トゥサン : キム・ジェファン 26,27号、オ・ジェイル 13号  サムソン : キム・サンス 2号、チェ・ヒョンウ 20号
 トゥサンは1回表、サムソンの先発キム・ギテから4番キム・ジェファンの3ランで先制し、3回表キム・ジェファンの2打席連続本塁打、6番オ・ジェイルの本塁打で3点を追加した。サムソンは3回裏、トゥサンの先発ボウデン(元埼玉西武)から9番キム・サンスの2ランで反撃し、4回裏4番チェ・ヒョンウの2013年以降4年連続となるシーズン20号本塁打で1点を返した。サムソンは5回表途中から2番手パク・クンホン、3番手クォン・オジュンの継投で追加点を与えなかった。
 サムソンは7回裏、トゥサンの2番手キム・ソンベから1番チェ・ジェウォンの内野ゴロの間に1点を返すと、3番手ユン・ミョンジュンから2番パク・ヘミン、チェ・ヒョンウのタイムリーで7-6と逆転した。トゥサンは8回表、サムソンの4番手チャン・ウォンサムから8番ヤン・ウィジのタイムリーで同点に追いつくと、4番手ハム・トクチュ、5番手の大卒新人コ・ボンジェが勝ち越し点を与えなかった。そして9回表、サムソンの5番手チャン・ピルジュンから3番ミン・ビョンホンの犠牲フライで逆転し、6番手イ・ヒョンスンが9回裏を無失点に抑え、首位トゥサンが逆転勝ちした。コ・ボンジェはプロ初勝利。トゥサン打線ではキム・ジェファンが3安打2本塁打5打点と活躍。終盤にひっくり返された9位サムソンではチェ・ヒョンウが1本塁打3打点、パク・ヘミンが3安打1打点と活躍。


NC 5−6 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)チョン・ヒョヌク 1勝1S (敗)イム・チャンミン 1敗19S
本塁打) NC : パク・ソンミン 22号 LG : オ・ジファン 14 号
 NCは1回表、LGの先発ウ・ギュミンから5番パク・ソンミンの3ランで先制した。LGは2回裏、NCの先発ク・チャンモから8番ヤン・ソックァンのタイムリーで1点を返し、9番イム・フンの内野ゴロの間に2点目をあげた。ウ・ギュミンは2回表以降無失点に抑え、LGは6回裏、NCの2番手チャン・ヒョンシクから相手のエラーで3-3の同点に追いつき、代わったNCの3番手キム・ジンソンから7番イ・ヒョンジョンの犠牲フライで4-3と逆転し、7回表から2番手ユン・ジウンを登板させた。
 NCは8回表、LGの3番手チェ・ドンファンからチャンスを作り、代わったLGの4番手チン・ヘスから1番イ・ジョンウクのタイムリー、相手のエラーで5-4と逆転した。LGは8回裏5番オ・ジファンの2試合連続本塁打で5-5の同点に追いつき、5番チョン・ヒョヌクは9回表まで無失点に抑えた。するとLGは9回裏、NCの4番手イム・チャンミンから3番パク・ヨンテクのタイムリーでサヨナラ勝ちし、依然6位ながら2002年6月以来14年ぶりとなる9連勝を達成した。チョン・ヒョヌクは2014年6月以来の勝利投手。2位NCは継投がうまくいかず接戦をものにできなかった。


キア 8−2 ネクセン  (ソウル・高尺)
(勝)チェ・ヨンピル 4勝2敗2S  (敗)キム・ジョンフン 3敗
本塁打) キア : キム・ジュチャン 16号 
 キアは1回表、ネクセンの先発キム・ジョンフンから2番シン・ジョンギルのタイムリー、3番キム・ジュチャンの2試合連続本塁打で3点を先制した。さらに2回表、ネクセンの2番手パク・チュヒョンから途中出場の1番ユン・ジョンウ、キム・ジュチャンのタイムリーで3点を追加した。ネクセンは2回裏、キアの先発パク・チュンピョから7番パク・チョンウムのタイムリーで1点を返した。キアは4回表キム・ジュチャンの内野ゴロや4番ナ・ジワンの犠牲フライで2点を追加した。
 ネクセンは5回裏、途中出場の3番チャン・ヨンソクの内野ゴロの間に1点を返した。キアは6回表途中から3番クァク・チョンチョル、4番コ・ヒョジュンの継投で追加点を与えなかった。ネクセンも7回表途中から3番手ヤン・フン、4番手クム・ミンチョルを登板させた。9回裏は5番手ハン・ギジュ、6番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)が追加点を与えず、6位キアが勝利した。3回裏から5回裏まで1失点に抑えた42歳の現役最年長投手チェ・ヨンピルは4勝目。キア打線ではキム・ジュチャンが1本塁打4打点、シン・ジョンギルが3安打1打点と活躍。3位ネクセンは先発キム・ジョンフンが2回持たずノックアウトされ、連勝は4で止まった。


KT 5−9 SK  (仁川)
(勝)ケリー 8勝5敗  (セーブ)チェ・ビョンニョン 3勝1敗1S (敗)フィアベンド 6勝9敗
本塁打) SK ; ゴメス 18号、パク・スンウク 1号
 SKは1回裏、KTの先発の新外国人フィアベンドから1番ゴメスの先頭打者本塁打、4番チョン・ウィユンのタイムリーで2点を先制した。KTは2回表、SKの先発ケリーから8番イ・ヘチャン、9番パク・キヒョク、1番イ・デヒョンのタイムリーで3-2と逆転した。SKは2回裏ゴメスのタイムリーで3-3の同点に追いつき、4回裏相手の暴投で1点を勝ち越した。さらに5回裏4番チョン・ウィユンのタイムリーと相手のエラーで2点、6回裏ゴメスの犠牲フライで1点を追加した。
  KTの2番手コ・ヨンピョが7回裏を無失点に抑えた。SKは8回表から3番手パク・チョンベを登板させ、8回裏、KTの3番手チョ・ムグンから8番パク・スンウクのプロ5年目にしての初本塁打で2点を追加した。KTは9回表、SKの4番手ソ・ジニョンから代打キム・ドンミョンのタイムリーで1点を返し、7番キム・ヨンフンの内野ゴロの間に5点目を奪ったが、反撃もここまでで4位SKが勝利した。7回を3失点に抑えたケリーが8勝目。SK打線ではゴメスが1本塁打3打点と活躍。先発フィアベンドが6回5失点と不調だった最下位KTは8連敗。


ハンファ 3−4 ロッテ  (蔚山
(勝)ユン・ギルヒョン 6勝3敗  (セーブ)ソン・スンナク 4勝2敗14S  (敗)ユン・ギュジン 4勝4敗
本塁打) ハンファ : ロサリオ 26号
 ハンファは1回表、ロッテの先発ノ・ギョンウンから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで1点を先制し、2回表9番チャン・ミンソクのタイムリーで1点を追加した。ロッテは2回裏、ハンファの先発の新外国人サーカンプから7番キム・サンホ、1番ソン・アソプのタイムリーで2-2の同点に追いついた。ハンファは5回表6番ロサリオの本塁打で1点を勝ち越した。しかしロッテは5回裏6番チェ・ジュンソクの内野ゴロの間に3-3の同点に追いついた。
 ハンファの2番手パク・チョンジンは6回裏まで無失点に抑えた。ロッテの2番手ユン・ギルヒョンは7回表から8回表まで無失点に抑えた。ロッテは8回裏、ハンファの3番手ユン・ギュジンからソン・アソプのタイムリーで1点を勝ち越し逆転した。3番手ソン・スンナクが9回表を無失点に抑え、ロッテが勝利し4連敗から脱出、ハンファを抜いて7位に浮上した。ロッテ打線ではソン・アソプが3安打2打点と活躍。継投がうまくいかなかったハンファは、ロッテに抜かれ8位に後退。

(8月12日現在)
       試合  勝   負   分   勝率
1.トゥサン  105   65   39   1  .625
2.NC    97   58   37   2  .611
3.ネクセン  104    58  45  1  .563
4.SK    106    52   54  0  .491
5.キア    105   51   53  1  .490
6.LG    102   49  52  1  .485
7.ロッテ    103   48 55 0  .466
8.ハンファ   103 46 54 3 .460
9.サムソン  102   43   58 1  .426
10.KT   101    38   61 2  .384

(文責:ふるりん