DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  アン・ヨンミョン、イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の人的補償として古巣に復帰

 ハンファは12日、1月末キアと契約したイ・ボムホ内野手(元福岡ソフトバンク)の人的補償として、2010年シーズン途中にキアへトレードされたアン・ヨンミョン投手(26)を指名した。これによりアン・ヨンミョンは1年足らずで古巣ハンファに復帰することとなった。そのほかにハンファは、キアからイ・ボムホの2009年の年俸(3億3000万ウォン)の3倍にあたる9億9000万ウォンの金銭的補償も受け取ることになった。
 イ・ボムホは2009年オフFA(フリーエージェント)を行使し日本プロ野球福岡ソフトバンクに移籍したが、結果を残せず福岡ソフトバンクからの移籍を検討し、古巣ハンファに戻るのではないかと言われたが、結局破格の条件を提示したキアと契約した。この場合FAによる国内移籍のルールが適応され、キアはハンファに対してイ・ボムホの2009年の年俸の4.5倍の金額か、あるいはその3倍と人的補償1名(18名の保護選手以外)を見返りとして与えなくてはならなくなった。
 キアは2月6日保護選手18名の名簿をハンファに送り、人的補償の指名期限が12日までとなっていた。投打ともに戦力が薄く、2009年、2010年と2年連続最下位に低迷したハンファにとって、誰を指名するかは非常に悩むところだったが、かつてハンファで主力投手として活躍していたアン・ヨンミョンを選択した。
 アン・ヨンミョンは2003年ハンファに入団し、主に中継ぎとして活躍してきたが、2009年は先発で自己最多の11勝を記録した。2010年はまたリリーフに戻ったが、6月上旬チャン・ソンホなどとの3対3大型トレードでキアに移籍した。キアでもリリーフとして起用されたが、失敗も目立ち近年では最も成績が悪く、47試合に登板して6勝8敗3セーブ、防御率6.75だった。秋季キャンプで肩を痛めたこともあり、キアの保護選手18名から外れていた。
 アン・ヨンミョンは今後慣れ親しんだ古巣で、投手陣の救世主としての活躍が期待される。プロ8年間の通算成績は264試合に登板、31勝25敗12セーブ、防御率4.71。

  高知ファイティングドッグスと練習試合

 SKは12日、キャンプ先の日本・高知市営球場で、日本の独立リーグ・アイランドリーグプラスの高知ファイティングドッグスと練習試合を実施した。
 SKの先発は高卒プロ2年目の若手パク・チョンフンで、3回を無失点、被安打1と好投した。打線は2回新人のチョン・ジンギのタイムリーで先制し、6回にはチョ・ドンファ、チェ・ユンソク、チョン・ジンギのタイムリー、7回にはチョ・ドンファのタイムリー、チェ・ユンソクの犠牲フライなどでリードを広げた。2番手として4回はパク・ヒィスが登板し無失点に抑え、5回から7回までは新外国人マグレーンがこれまた無失点に抑えた。4番手チェ・ウォンジェは8回に1点を失ったが、9回は新人イ・ジェインが抑え、SKが7−1で快勝した。
(2月12日現在の為替レート : 1億ウォンが742万7400円。)
(文責 : ふるりん