DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   アジア大会、パキスタン戦もコールド勝ちで3連勝  B組1位で準決勝進出

韓国 17−0 パキスタン(広州・広東オリンピックセンター野球場)
(勝)チョン・デヒョン 1勝  (敗)ハイデール 1敗
 広州アジア大会、グループリーグB組で2連勝と順調なスタートを切った韓国代表チームは16日、パキスタンとグループリーグ最終戦で対戦した。
 韓国は1回表、パキスタンの先発ハイデールから2番キム・ヒョンス(トゥサン)、3番チュ・シンス(クリーブランドインディアンズ)のタイムリーで2点を先制すると、ハイデールは1死も取れず2番手ウスマンに交代した。さらにこの回5番イ・デホ(ロッテ)のタイムリーで1点を追加した。さらに2回表1番イ・ヨンギュ(キア)のタイムリー、4番キム・テギュン(千葉ロッテ)の犠牲フライ、イ・デホ、6番カン・ジョンホ(ネクセン)のタイムリーで4点、3回表パキスタンの3番手イーサンからキム・ヒョンスのタイムリーで1点を追加し8−0と大量リードを奪った。
 韓国の先発で、唯一の大学生キム・ミョンソン(中央大、2011年よりロッテに入団)は3回途中まで無失点に抑え、2番手チョン・デヒョン(SK)に交代した。さらに4回裏途中から3番手コ・チャンソン(トゥサン)に交代させるなど、これまで出番のなかった投手たちを調整登板させる余裕も見せた。韓国は5回表、相手のエラーやキム・ヒョンス、8番カン・ミンホ(ロッテ)、9番チョ・ドンチャン(サムソン)のタイムリーなどで一気に9点を奪い、その裏の攻撃を4番手ソン・ウンボム(SK)が抑え、大会規定(5回まで15点差以上)により韓国が5回コールドゲームで勝利し、グループリーグ3連勝でB組1位を決めた。(2位は2勝1敗の台湾)
 打線ではキム・ヒョンスが4安打4打点、イ・デホが3安打3打点と活躍。日本シリーズに出場していたため韓国代表への合流が大幅に遅れたキム・テギュンは、14日の香港戦を欠場したが、この試合でも犠牲フライ1つだけで3打席ノーヒットに終わり、大会初安打は未だに出ていない(13日の台湾戦は4四死球)。韓国代表は18日13時(日本・韓国時間)、準決勝でグループリーグA組2位の中国と対戦する。
  
(文責 : ふるりん