年間総合優勝を決める2022年ポストシーズンは10月13日に開幕する。例年と同じくワイルドカード決定戦、準プレーオフ、プレーオフ、韓国シリーズの順で開催され、2020年と2021年はポストシーズン開幕が11月だったため準プレーオフ、プレーオフが短縮されたが、2019年までの準プレーオフ、プレーオフともに5戦3先勝制に戻された。また、2021年は11月中旬開催で野外の気温が上がらないため、出場チームに関係なくすべてキウムの本拠地・高尺スカイドームで中立地開催されていたが、韓国シリーズは2019年までのように出場チームの本拠地で開催される。9回を終えても同点の場合、延長戦は15回まで行う。
ポストシーズンの幕開けとなるワイルドカード第1戦(10月13日18時半:水原)の予告先発はKTがソ・ヒョンジュン(※27試合・13勝6敗・防御率3.05)、キアがノリン(※21試合・8勝8敗・防御率2.47)と発表された。両チームはポストシーズンで初めて対戦する。第1戦でKTが勝つとそのまま10月16日からの準プレーオフに進出、キウムと対戦し10月24日からのプレーオフ(LGと対戦)出場をかけて争う。なお第1戦でキアが勝つと10月14日18時半から水原で第2戦が開始され、勝者が準プレーオフに進出する。なお、9回を終えて同点の場合の延長戦は15回まで行われ、15回表に先攻のキアが無得点だった場合、15回裏のKTの攻撃はなくその時点で準プレーオフ進出が決定する。なおワイルドカード決定戦は2015年に開始され、これまで7年連続でレギュラーシーズン4位チームが準プレーオフに進出している。
過去の例を見るとレギュラーシーズン4位のKTが有利だが、順位決定が10月11日のLG戦までもつれ、さらに9回裏での逆転負けで4位が確定し、中1日でポストシーズンに臨むため調整の時間が十分にとれない。一方でキアは10月7日のKT戦に勝利し5位が確定、中5日と余裕をもってポストシーズンに向けて調整ができたと思われる。KTはイ・ガンチョル監督のもと2020年から3年連続でポストシーズンに進出、2021年は初の韓国シリーズ優勝を成し遂げ、2017年以来5年ぶりのポストシーズン進出となり、就任1年目のキム・ジョングク監督が率いるキアを経験と自信では上回っていると言える。
※ 2022年レギュラーシーズンの成績。
【2022年 ポストシーズン日程】
[ワイルドカード決定戦:KTウィズ-キアタイガーズ]
第1戦:10月13日(木) 18時半 水原
第2戦:10月14日(金) 18時半 水原
[準プレーオフ:キウムヒーローズ-ワイルドカード決定戦勝者]
先に3勝したチームがプレーオフに進出。
第1戦:10月16日(日) 14時 ソウル・高尺
第2戦:10月17日(月) 18時半 ソウル・高尺
第3戦:10月19日(水) 18時半 ワイルドカード決定戦勝者の本拠地
第4戦:10月20日(木) 18時半 ワイルドカード決定戦勝者の本拠地
第5戦:10月22日(土) 14時 ソウル・高尺
先に3勝したチームが韓国シリーズに進出。
第1戦:10月24日(月) 18時半 ソウル・蚕室
第2戦:10月25日(火) 18時半 ソウル・蚕室
第3戦:10月27日(木) 18時半 準プレーオフ勝者の本拠地
第4戦:10月28日(金) 18時半 準プレーオフ勝者の本拠地
第5戦:10月30日(日) 14時 ソウル・蚕室
[韓国シリーズ:SSGランダース-プレーオフ勝者]
先に4勝したチームが年間総合優勝。敗れたチームはレギュラーシーズンの順位関係なく年間2位となる。
第1戦:11月1日(火) 18時半 仁川
第2戦:11月2日(水) 18時半 仁川
第3戦:11月4日(金) 18時半 プレーオフ勝者の本拠地
第4戦:11月5日(土) 14時 プレーオフ勝者の本拠地
第5戦:11月7日(月) 18時半 仁川
第6戦:11月8日(火) 18時半 仁川
第7戦:11月9日(水) 18時半 仁川
※ 試合が雨天などで翌日以降に順延となった場合、以降の日程もそれに応じて順延される。
(文責:ふるりん)