いよいよ2022年レギュラーシーズンが4月2日に開幕する。1982年に現在のプロ野球が発足してから40周年ということで、様々な記念行事が計画されている。
2020年から2021年にかけて感染症の影響で観客数は制限されてきたが、2022年からは制限がなくなる。レギュラーシーズンは2015年以降と同じく144試合(各チーム16試合ずつ対戦)で、上位5チームがポストシーズンに進出、韓国シリーズ優勝チームが年間総合優勝となる。試合は月曜日を除く毎週火曜日から日曜日まで行われる。7月15日から21日はオールスター戦開催のためシーズンは中断される。また9月には中国・杭州でのアジア競技大会野球にプロ選手を中心とした韓国代表が派遣されるが、2014年、2018年など以前の大会と異なりシーズンを中断しない。
2021年シーズンからの主な変更点は以下の通り。
1.5位決定戦の導入
レギュラーシーズン144試合を終えて2チームが同率5位で並んだ場合、5位決定戦を実施する。なお3チーム以上が並んだ場合、当該チーム間の戦績などで順位を決定するため順位決定戦は行わない。これは2020年より導入された1位決定戦が2021年10月31日に初めてKTとサムソンの間で行われ、KTが勝利しレギュラーシーズン初優勝と韓国シリーズ初出場を決め、大いに注目されたからであり、毎年白熱する5位争いをさらに盛り上げるためでもある。
2.延長戦は12回まで、月曜日開催・ダブルヘッダーは原則なし
2021年シーズン途中の8月より試合が9回を終えて同点でも引き分けとし一時的に延長戦を廃止していたが、2022年より12回まで延長戦を行う。また2020年から2021年にかけて感染症やオリンピック野球のため日程が延期・中断されることが複数あり、試合が雨天などで中止になると翌日以降にダブルヘッダーで消化されるか、当初は試合が予定されていなかった月曜日に順延となることがあったが、2022年からこのようなダブルヘッダーは原則としてなくなり、月曜日に試合が開催されることはない(後日発表予定の追加日程ではこの限りではないと思われる)。
3.新人ドラフトについて
新人ドラフトについて、近年は各球団の本拠地周辺地域の出身選手を優先して指名できる1次ドラフト、それ以外の選手を前年の下位から順に指名する2次ドラフトに分けていたが、2022年中に実施される2023年新人ドラフトからは1次ドラフトを廃止し、前年の下位から順に選手を指名できる完全ウェーバー制とする。また大学2年生(3年生・4年制大学)以上がプロ球団から指名を受けられるアーリードラフト(早期指名)が導入される。
4.その他
これまで試合中のブルペンの様子は自分のチームの映像しか見られなかったが、相手チームの映像も見られるようにモニターを新設する。ビデオ判定の迅速化のため、ビデオ判定センターの人員を3名から5名に増やす。またストライクゾーンの統一や見直しも図る。
【2022年レギュラーシーズン 開幕戦】
サムソン(ブキャナン)-KT(クエバス) 水原
ハンファ(キム・ミヌ)-トゥサン(ストック) ソウル・蚕室
LG(プルトコ)-キア(ヤン・ヒョンジョン) 光州
ロッテ(バーンズ)-キウム(アン・ウジン) ソウル・高尺
SSG(フォント)-NC(ルチンスキー) 昌原
※ 4月2日14時開始。( )内は予告先発投手。3日も同一カードが14時開始。
(文責:ふるりん)