KBO(韓国野球委員会)は11月25日、2022年FA(フリーエージェント)承認選手14名を公示した。11月22日にFA資格選手19名が発表され、うち14名がFAの権利行使を申請した。球団別ではKTとサムソンの3名が最多で、SSGとキアは0名だった。
【2022年 FA資格選手】
KT : ◎ チャン・ソンウ(B・捕手)、◎※ ホ・ドファン(C・捕手)、〇 ファン・ジェギュン(B・内野手)
トゥサン : ◎ キム・ジェファン(A・外野手)、◎ パク・コヌ(A・外野手)
サムソン : ◎ ペク・チョンヒョン(B・投手)、〇※ カン・ミンホ(C・捕手)、◎ パク・ヘミン(A・外野手)
LG : 〇 キム・ヒョンス(B・外野手)
キウム : 〇※ パク・ピョンホ(C・内野手)
NC : ◎ ナ・ソンボム(A・外野手)
ロッテ : ◎ チョン・フン(C・内野手)、〇 ソン・アソプ(B・外野手)
ハンファ : ◎ チェ・ジェフン(B・捕手)
注 : ◎…新規取得、○…再取得、※…2021年末時点で35歳以上
11月25日に公示されたFA承認選手14名は、26日から国内外の全球団と契約交渉が可能となる。規定により、他球団に所属していた2022年FA選手との新規契約は1球団につき2名までとなった。2020年シーズン終了後からFA選手はAからCの3等級に区分されるようになり、補償内容が異なっている。
【FA選手の等級と補償内容】
(新規取得の場合)
A等級…既存のFA契約選手を除く該当球団で最近3年間の平均年俸3位以内、またはリーグ全体の年俸上位30位以内の選手。 前所属球団に前年の年俸の200%に相当する補償金、20名の指定された保護選手以外の補償選手1名を譲渡。または前年の年俸の300%に相当する補償金を譲渡。
B等級…球団内の年俸4~10位、またはリーグ全体の年俸31~60位の選手。前所属球団に前年の年俸の100%に相当する補償金、25名の指定された保護選手以外の補償選手1名を譲渡。または前年の年俸の200%に相当する補償金を譲渡。
C等級…球団内の年俸11位以下、またはリーグ全体の年俸61位以下の選手。前所属球団に前年の年俸の150%に相当する補償金を譲渡、補償選手はなし。35歳以上で新規のFA選手となった場合は年俸の順位に関わらずC等級となる。
(2度目、3度目以上の場合)
2度目のFA選手の場合、新規FA選手のB等級と同じ補償内容となる。ただ、新規FA選手からすでにC等級となった再資格選手は同じくC等級の補償内容となる。3度目以上のFA再資格となった選手の場合、新規FA選手のC等級と同じ補償内容となる。
(文責:ふるりん)