DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

2022年FA承認選手14名公示

 KBO韓国野球委員会)は11月25日、2022年FA(フリーエージェント)承認選手14名を公示した。11月22日にFA資格選手19名が発表され、うち14名がFAの権利行使を申請した。球団別ではKTとサムソンの3名が最多で、SSGとキアは0名だった。


【2022年 FA資格選手】

KT : ◎ チャン・ソンウ(B・捕手)、◎※ ホ・ドファン(C・捕手)、〇 ファン・ジェギュン(B・内野手

トゥサン : ◎ キム・ジェファン(A・外野手)、パク・コヌ(A・外野手)

サムソン : ◎ ペク・チョンヒョン(B・投手)、〇※ カン・ミンホ(C・捕手)、パク・ヘミン(A・外野手)

LG : 〇 キム・ヒョンス(B・外野手)

キウム : 〇※ パク・ピョンホ(C・内野手

NC : ナ・ソンボム(A・外野手)

ロッテ : ◎ チョン・フン(C・内野手)、ソン・アソプ(B・外野手)

ハンファ : ◎ チェ・ジェフン(B・捕手)

 

注 : ◎…新規取得、○…再取得、※…2021年末時点で35歳以上 

 

 11月25日に公示されたFA承認選手14名は、26日から国内外の全球団と契約交渉が可能となる。規定により、他球団に所属していた2022年FA選手との新規契約は1球団につき2名までとなった。2020年シーズン終了後からFA選手はAからCの3等級に区分されるようになり、補償内容が異なっている。

 

【FA選手の等級と補償内容】

(新規取得の場合)

A等級…既存のFA契約選手を除く該当球団で最近3年間の平均年俸3位以内、またはリーグ全体の年俸上位30位以内の選手。 前所属球団に前年の年俸の200%に相当する補償金、20名の指定された保護選手以外の補償選手1名を譲渡。または前年の年俸の300%に相当する補償金を譲渡。

B等級…球団内の年俸4~10位、またはリーグ全体の年俸31~60位の選手。前所属球団に前年の年俸の100%に相当する補償金、25名の指定された保護選手以外の補償選手1名を譲渡。または前年の年俸の200%に相当する補償金を譲渡。

C等級…球団内の年俸11位以下、またはリーグ全体の年俸61位以下の選手。前所属球団に前年の年俸の150%に相当する補償金を譲渡、補償選手はなし35歳以上で新規のFA選手となった場合は年俸の順位に関わらずC等級となる。

 

(2度目、3度目以上の場合)

2度目のFA選手の場合、新規FA選手のB等級と同じ補償内容となる。ただ、新規FA選手からすでにC等級となった再資格選手は同じくC等級の補償内容となる。3度目以上のFA再資格となった選手の場合、新規FA選手のC等級と同じ補償内容となる。

 

(文責:ふるりん