DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン速報(11.17)

韓国シリーズ第3戦、KT3連勝

2021年 韓国シリーズ 第3戦


KT 3-1 トゥサン  (ソウル・高尺)

(勝)デスパイネ 1勝  (セーブ)キム・ジェユン 2S  (敗)ミランダ 1敗

本塁打) KT : パク・キョンス 1号 

 KTが第1戦,2戦ともに勝利した韓国シリーズ第3戦も、中立地の高尺スカイドームで行われた。

 

 KTは1回表にトゥサンの先発ミランダ(元福岡ソフトバンク)から2番ファン・ジェギュンが四球で出るも3番カン・ベッコは併殺打に倒れた。KTは2回表に先頭の4番ユ・ハンジュンが二塁打でチャンスを作り、7番ぺ・ジョンデのヒットで先制点かと思いきや外野のチョン・スビンからの好返球により本塁で刺され無得点に終わった。トゥサンは2回裏に6番ヤン・ソックァンのヒットと7番ホ・ギョンミンへの四球でチャンスを作るも無得点だった。KTは4回表に5番ホイングの二塁打でチャンスを作るも生かせなかった。

 KTは5回表にこれまで二塁の好守備でチームを助けてきた8番パク・キョンスの本塁打で1点を先制した。そして9番シム・ウジュンがヒットで続くが1番チョ・ヨンホは併殺打に倒れた。KTは6回表にトゥサンの2番手イ・ヨンハからファン・ジェギュンのヒットや連続四球で満塁のチャンスを作るも、6番チャン・ソンウの併殺打などで追加点を奪えなかった。トゥサンは6回裏に1番チョン・スビンのヒットなどで同点のチャンスを作るが、代わったKTの2番手チョ・ヒョヌは無失点に抑えた。

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デスパイネ(KT)は6回途中1失点でポストシーズン初勝利 https://www.xportsnews.com/article/1501390

 KTは7回表に盗塁と連続四球でチャンスを作ると、代わったトゥサンの3番手ホン・ゴンヒィからチョ・ヨンホのタイムリー、ファン・ジェギュンの犠牲フライで2点を追加した。トゥサンの4番手の高卒新人チェ・スンヨンは追加点を与えなかった。KTは8回表にトゥサンの4番手キム・ガンニュルからチャン・ソンウのヒットでチャンスを作るも追加点はならなかった。トゥサンは8回裏にKTの3番手コ・ヨンピョから8番パク・セヒョクのヒットでチャンスを作ると、2番パク・コヌのタイムリーで1点を返した。

 トゥサンは9回裏にKTの4番手キム・ジェユンからヤン・ソックァンがヒットで出るも無得点に終わり、KTが勝利し3連勝で韓国シリーズ初優勝まであと1勝とした。6回途中まで1失点に抑えたデスパイネポストシーズン初勝利。先発ミランダは5回まで1失点に抑えるも第1戦、2戦と同じく1得点のみと打線がつながらなった。

 

 KTが勝利すれば初優勝となる韓国シリーズ第4戦は11月18日18時半より高尺スカイドームで開始され、トゥサンの先発はクァク・ピン(※ 21試合・4勝7敗・防御率4.10)、KTの先発はペ・ジェソン(※ 26試合・9勝8敗・防御率3.68)と発表された。

 

※2021年レギュラーシーズンの成績。

 

(文責:ふるりん