DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン速報(11.9)

プレーオフ第1戦、トゥサンが勝利

2021年 プレーオフ 第1戦


トゥサン 6-4 サムソン  (大邱
(勝)ホン・ゴンヒィ 1勝  (敗)ブキャナン 1敗

本塁打) トゥサン : パク・セヒョク 1号  サムソン : ク・ジャウク 1号

 

 レギュラーシーズン2位のサムソンライオンズと準プレーオフ勝者のトゥサンベアースの対戦となったプレーオフ第1戦は、大邱サムソンライオンズパークに大勢の観客を集めて開始された。

 

 サムソンは1回裏にトゥサンの先発チェ・ウォンジュンから3番ク・ジャウクのタイムリー、6番ピレラ(元広島)のポストシーズン初打点となるタイムリーで2点を先制した。トゥサンは2回表にサムソンの先発ブキャナン(元東京ヤクルト)から9番カン・スンホのタイムリーで2-2の同点に追いつくと、三塁のイ・ウォンソクが打球をはじいてしまうエラーで3-2と逆転した。サムソンは2回裏に1番パク・ヘミンが三塁打でチャンスを作るも得点できなかった。さらにサムソンは4回裏に先頭の7番イ・ウォンソクがヒットで出るも併殺打に倒れた。サムソンは5回裏に連続の四球などで満塁のチャンスを作るが、代わったトゥサンの2番手ホン・ゴンヒィから5番オ・ジェイルの併殺打で無得点に終わった。

 トゥサンは6回表に4番キム・ジェファンがヒットで出るも5番ヤン・ソックァンが併殺打に倒れるなど無得点が続いた。サムソンは6回裏にまたもや満塁のチャンスを作るも得点できなかった。トゥサンは8回表にサムソンの2番手モンゴメリーからチャンスを作ると、3番パク・コヌの併殺打の間に1点を追加した。サムソンは8回裏にピレラの二塁打などでチャンスを作ると、代わったトゥサンの3番手イ・ヒョンスンから途中出場の9番カン・ハヌルの内野ゴロの間に1点を返した。

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勝利投手となったホン・ゴンヒィ(トゥサン) https://sports.donga.com/article/all/20211109/110161674/1

 

 サムソンの3番手ウ・ギュミンは9回表途中まで追加点を与えなかった。トゥサンは9回表にサムソンの4番手オ・スンファン(元阪神)から7番パク・セヒョクの本塁打、1番チョン・スビンのタイムリーで2点を追加した。サムソンは9回裏にトゥサンの4番手キム・ガンニュルからク・ジャウクの本塁打で1点を返したが、トゥサンが勝利した。ホン・ゴンヒィがプロ11年目にしてポストシーズン初勝利。トゥサン打線ではキム・ジェファンが3安打と活躍。6年ぶりのポストシーズン出場となったサムソンはチャンスを生かしきれず、7回を3失点に抑えたブキャナンを援護できなかった。

 トゥサンが勝てば11月14日からKTウィズとの韓国シリーズに出場するプレーオフ第2戦は11月10日18時半より蚕室野球場で開催され、予告先発はトゥサンがキム・ミンギュ(※31試合・2勝3敗1ホールド・防御率6.07)、サムソンがペク・チョンヒョン(※27試合・14勝5敗・防御率2.63)と発表された。サムソンが勝利すると決着は11月12日18時半からの第3戦へともつれ込む。

※は2021年レギュラーシーズンの成績。

 

(文責:ふるりん