DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(5.29) 結果

最下位ロッテ5連敗

 

SSG 6-2 ハンファ  (大田)

(勝)チャン・ジフン 1勝2敗  (敗)ぺ・ドンヒョン 3敗

 試合後、2020年に現役を引退したキム・テギュン(元千葉ロッテ)の引退セレモニーがあるため、ハンファの選手たちは特別にキム・テギュン永久欠番に指定された背番号52が入ったユニフォームで出場した。SSGの先発ルウィキは1回裏を無失点に抑えた。SSGは2回表にハンファの先発の大卒新人ぺ・ドンヒョンから8番イ・ジェウォンのタイムリーで1点を先制し、3回表にハンファの2番手キム・ジョンスから相手の暴投で1点を追加した。ハンファは3回裏に8番チャン・ウンホのタイムリーで1点を返した。SSGは4回表に2番ロマック(元横浜DeNA)のタイムリーで2点を追加した。

 ハンファの3番手イ・チュンホと4番手ユン・デギョンは追加点を与えなかった。SSGの3番手チェ・ミンジュンは5回裏を無失点に抑えた。SSGは6回表にハンファの5番手キム・ボムスから途中出場の4番パク・ソンハンのタイムリー、6番ハン・ユソムの犠牲フライで2点を追加した。ハンファは6回裏にSSGの4番手チョ・ヨンウから2番ホ・グァンフェの犠牲フライで1点を返した。SSGの5番手キム・テフンは7回裏を無失点に抑えた。ハンファの6番手ユン・ホソルは8回表途中まで追加点を与えなかった。SSGの6番手キム・サンスは8回裏を無失点に抑えた。

 ハンファの7番手チュ・ヒョンサンは9回表まで追加点を与えなかった。SSGの7番手ソ・ジニョンは9回裏を無失点に抑え、首位SSGが勝利した。チャン・ジフンはプロ初勝利。9位ハンファでは先発ぺ・ドンヒョンが3回途中2失点で降板し、キム・テギュンの引退を勝利で飾ることはできなかった。試合後には盛大なセレモニーが開催され、永久欠番となった52番のプレートの除幕式や胴上げなどで、球団史上個人最多の2203安打を記録するなど韓国を代表する強打者の最後の花道を祝った。

f:id:takefumif:20210530004217j:plain

試合前にグラウンドに立ち別れの挨拶を終えたキム・テギュン http://osen.mt.co.kr/article/G1111589393

f:id:takefumif:20210530004605j:plain

キム・テギュンの背番号52の永久欠番記念プレートの序幕式 https://sports.chosun.com/news/ntype.htm?id=202105290100231480015235&servicedate=20210529

 

 

トゥサン 4-16 サムソン  (大邱

(勝)チェ・チェフン 1勝2敗  (敗)ユ・ヒィグァン 2勝4敗

本塁打) サムソン : パク・ヘミン 3号、カン・ミンホ 6号、オ・ジェイル 6,7号

 サムソンは1回裏にトゥサンの先発ユ・ヒィグァンから4番カン・ミンホの犠牲フライ、5番オ・ジェイルのタイムリーで2点を先制し、2回裏に1番パク・ヘミンの本塁打で3点を追加しユ・ヒィグァンをノックアウトした。さらにこの回代わったトゥサンの2番手キム・ミンギュからカン・ミンホとオ・ジェイルの2者連続本塁打で2点を追加した。トゥサンは3回表に3番フェルナンデスの犠牲フライで1点を返した。サムソンは3回裏に3番ク・ジャウクへの押し出しの四球、カン・ミンホの犠牲フライ、オ・ジェイルと6番キム・サンスのタイムリーで5点を追加した。トゥサンは5回表に4番キム・ジェファンへの押し出しの四球と6番の高卒新人アン・ジェソクのタイムリーで2点を返した。

 サムソンは5回裏にトゥサンの3番手キム・ミョンシンからオ・ジェイルのこの試合2本目の本塁打で1点を追加し、2番手チェ・ジグァンは6回表を無失点に抑えた。サムソンは6回裏にク・ジャウクの内野ゴロの間に1点を追加した。トゥサンは7回表にサムソンの3番手の高卒新人イ・スンヒョン(背番号54)からアン・ジェソクのタイムリーで1点を返した。サムソンは7回裏にトゥサンの4番手ユン・ミョンジュンから途中出場の7番キム・ホジェのタイムリーで1点を追加し、4番手シム・チャンミンは8回表を無失点に抑えた。サムソンは8回裏にトゥサンの5番手パク・チョンス(NCから移籍後初登板)からキム・サンスの内野ゴロの間に1点を追加した。

 サムソンの4番手イム・ヒョンジュンは9回表を無失点に抑え、サムソンが勝利し単独2位に浮上した。5回を3失点に抑えたチェ・チェフンはシーズン初勝利。24安打を記録したサムソン打線ではオ・ジェイルが4安打2本塁打5打点、カン・ミンホが1本塁打3打点、9番キム・ホンゴンが4安打と活躍。先発ユ・ヒィグァンが2回途中5失点で降板したトゥサンはNCと同率5位に並ばれた。

 

 

KT 7-5 キア  (光州)

(勝)イ・ガンジュン 1勝  (セーブ)キム・ジェユン 3勝1敗10S  (敗)チョン・ヘヨン 3勝3敗7S

 KTは1回表にキアの先発キム・ユシンから4番チャン・ソンウのタイムリーで2点を先制し、2回表に1番チョ・ヨンホのタイムリーで1点を追加した。キアは4回裏にKTの先発デスパイネから8番イ・チャンジン、9番パク・チャンホ、2番キム・テジンのタイムリーで4-3と逆転した。キアの2番手の高卒新人チャン・ミンギは5回表を無失点に抑えた。KTの2番手イ・チャンジェは6回裏に追加点を与えなかった。キアの3番手ユン・ジュンヒョンは7回表途中で4番手ホン・サンサムに交代した。キアは7回裏にKTの3番手チョ・ヒョヌからチャンスを作ると、代わったKTの4番手アン・ヨンミョンから5番ファン・デインのタイムリーで1点を追加した。

 KTは8回表にキアの5番手の大卒新人イ・スンジェからチャンスを作ると、代わったキアの6番手チョン・ヘヨンから9番シム・ウジュンと1番チョ・ヨンホのタイムリーで7-5と逆転した。KTの5番手イ・ガンジュンは8回裏まで無失点に抑えた。キアの7番手キム・ジェユルは9回表に追加点を与えなかった。KTの6番手キム・ジェユンは9回裏を無失点に抑え、KTが勝利し3位に浮上した。イ・ガンジュンはプロ2年目にして初勝利。8位キアは連勝が3で止まった。キア打線では2番キム・テジンが4安打と活躍。

 

 

キウム 7-2 LG  (ソウル・蚕室)

(勝)ハン・ヒョンヒィ 5勝  (セーブ)チョ・サンウ 1勝1敗9S  (敗)イ・ミンホ 3勝3敗

 (本塁打) キウム : パク・トンウォン 9号

 LGは1回裏にキウムの先発ハン・ヒョンヒィから4番チェ・ウンソンのタイムリーで1点を先制した。キウムは2回表にLGの先発イ・ミンホから7番パク・トンウォンの本塁打で2-1と逆転した。キウムは6回表にLGの2番手チェ・ソンフン、3番手チェ・ドンファンからチャンスを作ると、代わったLGの4番手イ・ウチャンから9番イ・ジヨンの内野ゴロの間に1点を追加した。キウムの2番手キム・テフンは7回裏まで無失点に抑えた。LGは8回裏にキウムの3番手キム・ソンミンからチャンスを作ると、代わったキウムの4番手チョ・サンウから7番ユ・ガンナムの犠牲フライで1点を返した。

 キウムは9回表にLGの5番手チン・ヘスから3番イ・ジョンフと5番ソン・ウヒョンのタイムリー、7番ピョン・サングォンの犠牲フライで4点を追加した。LGの6番手イ・ジョンヨンは追加点を与えなかった。チョ・サンウは無失点に抑え7位キウムが勝利し3連敗から脱出した。6回途中まで1失点に抑えたハン・ヒョンヒィは5勝目。LGは連勝が3で止まり4位に後退。先発イ・ミンホが5回途中2失点で降板したLGは4位に後退。LG打線ではチェ・ウンソンが3安打1打点と活躍。

 

 

NC 10-10 ロッテ  (釜山・社稷ダブルヘッダー第1戦)

本塁打) NC : キム・テグン 3号、ヤン・ウィジ 11号  ロッテ : マチャド 4号

 ロッテは1回裏にNCの先発ソン・ミョンギから2番チュ・ジェヒョン、5番アン・チホン、6番ソン・アソプのタイムリーで3点を先制し、3回裏に3番チョン・ジュヌとアン・チホンのタイムリーで2点、4回裏にチョン・ジュヌ、アン・チホン、ソン・アソプのタイムリーで3点、5回裏に9番マチャドの本塁打で1点を追加した。NCは6回表にロッテの先発ストレイリーから2番イ・ミョンギ、5番アルテールのタイムリーなどで3点、7回表にロッテの2番手キム・ドギュから相手のエラー、代わったロッテの3番手の高卒新人ソン・ジェヨンから1番パク・ミヌのタイムリー、さらに代わったロッテの4番手ソ・ジュヌォンから途中出場の5番イ・ウォンジェの犠牲フライなどで計4点を返した。

 NCの2番手リュ・ジヌクは7回裏途中で3番手チェ・グムガンに交代した。NCは8回表にロッテの5番手ク・スンミンから9番キム・テグンの本塁打で1点を返した。NCは9回表にロッテの6番手キム・ウォンジュンから4番ヤン・ウィジの本塁打で10-9と逆転した。ロッテは9回裏にNCの4番手ウォン・ジョンヒョンから8番キム・ジュンテのタイムリーで10-10の同点に追いついたが、試合はこのまま9回終了時点で規定により引き分けとなった。NC打線ではヤン・ウィジが1本塁打3打点と活躍。最下位ロッテは5回裏までに9-0と差をつけながら9回表に逆転されるなど勝ちきれなかった。ロッテ打線ではアン・チホンが3安打3打点、ソン・アソプが3安打2打点と活躍。

 

 

NC 6-2 ロッテ  (釜山・社稷ダブルヘッダー第2戦)

(勝)ルチンスキー 4勝3敗  (敗)パク・セウン 2勝3敗

 NCは2回表にロッテの先発パク・セウンから6番パク・ソンミンと8番カン・ジンソンのタイムリーで3点を先制した。NCは7回表にロッテの2番手パク・チェミンから相手のエラー、代わったロッテの3番手チン・ミョンホからパク・ソンミンのタイムリーで計3点を追加した。ロッテの4番手ハン・スンヒョクは8回表に追加点を与えなかった。NCの先発ルチンスキーは8回裏まで無失点に抑えた。

 ロッテの5番手チェ・ヨンファンは9回表に追加点を与えなかった。ロッテは9回裏にNCの2番手ソ・イヒョンから相手のエラー、5番ソン・アソプのタイムリーで2点を返したが、NCが勝利しトゥサンと同率5位に並んだ。ルチンスキーは4勝目。NC打線ではパク・ソンミンが4安打4打点、2番イ・ミョンギが3安打と活躍。先発パク・セウンが6回を3失点に抑えるも最下位ロッテは引き分け1つを挟んで5連敗。ロッテ打線では3番チョン・ジュヌが3安打と活躍。

 

【レギュラーシーズン 順位表】

(5月29日時点)

            試合  勝   敗   分  勝率

1.SSG    44  26  18  0  .591

2.サムソン   46  26  20  0  .565

3.KT     44  24  20  0  .545

4.LG     46  25  21  0  .543

5.NC     45  23  21  1  .523

5.トゥサン   44  23  21  0  .523

7.キウム    46  24  22  0  .522

8.キア     44  19  25  0  .432

9.ハンファ      45  18  27    0     .400

10.ロッテ    44  15  28   1   .349

 

 (文責 : ふるりん