2021年レギュラーシーズンは、4月3日に開幕する。2020年は感染症拡大の影響で予定より1ヵ月以上遅れ5月5日に無観客で開幕したが、2021年は予定通りに開幕し、開幕の時点では観客の入場も部分的に認めている(蚕室、高尺、水原、仁川の首都圏の球場は最大収容人数の10%、大田、光州、大邱、釜山、昌原は30%まで)。2021年3月、SKワイバーンスを買収して発足した新球団SSGランダースは、本拠地・仁川SSGランダースフィールドでの開幕戦でロッテジャイアンツと対戦し、プロ野球界に新たな歴史を刻む。
レギュラーシーズンは2015年以降と同じく144試合(各チーム16試合ずつ対戦)で、上位5チームがポストシーズンに進出、韓国シリーズ優勝チームが年間総合優勝となる。試合は月曜日を除く毎週火曜日から日曜日まで行われるが、7月19日(月)から8月9日(月)までは、1年延期されている2020年オリンピック野球にプロ選手主体の韓国代表が出場するため試合が予定されていない。現在は10月8日までの日程が発表されており、それ以降は雨天などで中止になった試合を再編成して後日発表される。
2021年シーズンからの主な変更点は以下の通り。
1.ビデオ判定の対象・機会の拡大
従来からの9項目に加え、ビデオ判定の対象が13項目まで拡大される(走者のベースの踏み忘れ、前の走者の追い越しなど)。1チームにつきビデオ判定の機会は2回となっているが、その2回とも判定が覆された場合、正規イニング(9回まで)でもう1回ビデオ判定の機会が与えられる。
2.負傷者名簿制度の改正
負傷者名簿(最大30日まで)に載せられた選手は、最小10日が経過したらエントリー(選手出場登録)に復帰できる。
3.ダブルヘッダー、サスペンデッドゲーム、月曜日開催について
2020年オリンピック野球への韓国代表の出場により、レギュラーシーズンが一時中断となるため、4月13日以降の試合が雨天などにより中止となった場合翌日にダブルヘッダー開催、試合が雨天などにより5回終了以前で中断され試合が成立しなくても翌日に特別サスペンデッドゲームとして中断された時点から試合が再開されることがある。また日曜日の試合が雨天などで中止になった場合、翌日の月曜日に開催される。
またダブルヘッダーや特別サスペンデッドの開催の場合、特別に1名のエントリーの増員が認められる。シーズン終盤に入る9月1日からもエントリーが1名拡大される。
【2021年レギュラーシーズン 開幕戦】
LG(ケリー)-NC(ルチンスキー) 昌原
キア(ブルックス)-トゥサン(ロケット) ソウル・蚕室
ハンファ(キム・ミヌ)-KT(ソ・ヒョンジュン) 水原
サムソン(ブキャナン)-キウム(ヨキシュ) ソウル・高尺
ロッテ(ストレイリー)-SSG(ルウィキ) 仁川
※ 4月3日14時開始。( )内は予告先発投手。4日も同一カードが14時から開始。
(文責:ふるりん)