2021年のFA(フリーエージェント)選手となっていたヤン・ヒョンジョン投手(32)はアメリカ合衆国時間2月12日(韓国時間2月13日)、MLB(メジャーリーグベースボール)・テキサスレンジャースとスプリングトレーニング招待選手としてマイナー契約を結んだ。メジャーリーグ昇格時には年俸130万ドルを受け取る。
左腕ヤン・ヒョンジョンは高校卒業後の2007年にキアへ入団し、新人の年から一軍で登板し先発するなど素質を見せた。2009年に12勝を記録、キアの韓国シリーズ優勝に貢献した。2010年広州アジア大会韓国代表に選ばれ、優勝により兵役免除の恩典を受けた。だが2011年から2012年まで故障もあり成績が悪化した。
2014年は16勝を記録、2015年に最優秀防御率(2.44)の個人タイトルを初受賞した。2016年オフシーズンに初めてFAとなるもキアと再契約した。2017年は20勝で最多勝、キアが優勝した韓国シリーズでMVP、レギュラーシーズンMVPを受賞した。2019年は自身2度目の最優秀防御率(2.29)の個人タイトルを受賞した。2020年は31試合に登板、11勝10敗、防御率4.70の成績で7年連続10勝以上を記録し、オフシーズンに自身2度目のFAとなった。プロ14年間の通算成績は314試合に登板、147勝95敗9ホールド、防御率3.83。2014年と2018年のアジア競技大会、2017 WBC(ワールドベースボールクラシック)、2019 WBSCプレミア12に韓国代表として出場している。
(文責 : ふるりん)