DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

新外国人選手ダニエル・メンデン投手と契約 ギャニオンと契約せず

 キアタイガーズは12月25日、2021年シーズンの新外国人選手としてダニエル・メンデン投手(27)と契約金30万ドル、年俸42万5000ドル、オプション27万5000ドルの総額最大100万ドルで契約した。

 アメリカ合衆国生まれの右腕ダニエル・メンデンは2014年にMLBメジャーリーグベースボール)・ヒューストンアストロスと契約、2015年シーズン中の7月にトレードでオークランドアスレチックスへ移籍、2016年にアスレチックスでメジャーリーグに初昇格した。2018年に自身最多の7勝を記録、2020年は4試合に登板、0勝1敗、防御率3.65の成績だった。メジャーリーグ5年間の通算成績は60試合に登板、17勝20敗1セーブ、防御率4.64。2019年までのマイナーリーグ6年間の通算成績は82試合に登板、30勝14敗1セーブ、防御率3.14。キアのマット・ウィリアムス監督が2018年から2019年までアスレチックスのコーチを務めていたため以前から交流があると思われる。

 キアは2020年シーズン終了時点で契約していた3名の外国人選手のうち主力として好成績を残したプレストン・タッカー外野手、アーロン・ブルックス投手の2名とはすでに2021年の再契約を終えており、これで2021年シーズン当初の外国人選手3名の枠が埋まった。しかし2020年シーズン終了時点でキアと契約していたアメリカ合衆国出身のドリュー・ギャニオン投手は2021年の再契約を見送られることになった。韓国1年目だった2020年は30試合に登板、11勝8敗、防御率4.34の成績でヤン・ヒョンジョン、ブルックスと並ぶチーム最多勝を記録した。

 

(文責 : ふるりん