トゥサンベアースは12月18日、2021年のFA(フリーエージェント)選手としてSKワイバーンスと契約し移籍したチェ・ジュファン内野手(32)の補償選手として、カン・スンホ内野手(26)を指名した。規約によりチェ・ジュファンはFA選手のA等級に該当するため、SKからトゥサンに提示された指名不可の保護選手は20名であり、トゥサンはSKよりチェ・ジュファンの2020年の年俸(2億7000万ウォン)の200%に相当する5億4000万ウォンの補償金も受け取ることになる。
右打者のカン・スンホは高校卒業後の2013年にLGへ入団、軍へ入隊し除隊された後の2016年、一軍で初出場した。その後内野の控えとして起用され、2018年シーズン途中の7月にトレードでLGへ移籍した。SK移籍後は打撃好調で同年の韓国シリーズに出場、優勝にも貢献した。しかし2019年は開幕から不調で、4月に飲酒運転事故を起こし罰金や出場停止処分などが科せられ、任意脱退選手となり試合に出場できなくなった。結局2020年8月にようやく処分が解除されるも二軍も含めて試合に出場しなかった。2019年までのプロ7年間の通算成績は187試合に出場、打率.240、10本塁打、70打点、3盗塁。
出場停止処分はまだ26試合残っており、2021年シーズンも開幕から当分出場できないが、内野の主力だったチェ・ジュファンを引き抜かれてしまったトゥサンとしてはまだ比較的若いカン・スンホの復活と成長の可能性に賭けたと言える。
(文責 : ふるりん)