KBO(韓国野球委員会)は11月30日、NCダイノスの要請によりナ・ソンボム外野手(31)のMLB(メジャーリーグベースボール)移籍のため、MLB事務局にポスティングを要請した。これによりMLBの30球団はMLB事務局がポスティングを告示した次の日の午前8時(アメリカ合衆国東部時間)から30日目となる日の午後5時(アメリカ合衆国東部時間)までナ・ソンボムと契約交渉が可能となり、契約が結ばれた場合、KBOとMLBの契約協定によりNCに移籍料を支払わなくてはならない。
左打者のナ・ソンボムは大学卒業後の2012年に創設間もないNCに入団、2013年の一軍参入後から主力野手として活躍してきた。2014年、仁川アジア競技大会韓国代表に選ばれ優勝により兵役免除の恩典を受けた。また2015 WBSCプレミア12韓国代表にも選ばれた。2020年は130試合に出場、打率.324、34本塁打、112打点、3盗塁の成績でNCの韓国シリーズ初優勝に貢献し、シーズン終了後、プロ7年目以上の海外進出資格を活かしポスティングで移籍することになった。プロ9年間の通算成績は937試合に出場、打率.317、179本塁打、729打点、93盗塁。
(文責 : ふるりん)