ハンファイーグルスは2021年の新外国人選手としてニック・キンガム投手(29)と契約金10万ドル、年俸25万ドル、オプション20万ドルの総額最大55万ドル、ライアン・カーペンター投手(30)と契約金10万ドル、年俸30万ドル、オプション10万ドルの総額最大50万ドルで契約した。
アメリカ合衆国出身の右腕ニック・キンガムは2018年から2019年にかけての2年間でMLB(メジャーリーグベースボール)のピッツバーグパイレーツ、トロントブルージェイスで合計43試合に登板、9勝9敗1セーブ、防御率6.08の成績だった。2020年はSKと契約するも故障で2試合のみの登板、0勝2敗、防御率6.75の成績で7月にウェーバー公示され自由契約となった。帰国後に故障していた肘の手術を受けたことで、2021年は試合に出て実力を発揮できると判断したようである。
アメリカ合衆国出身の左腕ライアン・カーペンターは2011年にMLB・タンパベイレイズと契約し、コロラドロッキーズ、デトロイトタイガース傘下のマイナーリーグチームを経て、2018年に初めてタイガースでメジャーリーグに昇格し、初勝利をあげた。2019年までのメジャーリーグ2年間の通算成績は15試合に登板、2勝8敗、防御率8.57。同じく2019年までのマイナーリーグ9年間の通算成績は185試合に登板、50勝61敗、防御率4.48。2020年は台湾プロ野球・楽天で26試合に登板、10勝7敗、防御率4.00の成績だった。
2020年シーズン終了時点で契約していた外国人選手2名のうち、ワーウィック・サーポルド投手は外国人選手3名までの枠のうち3名すべてが投手ではあってならない規定のため、2021年シーズンの再契約はないと思われる。もう1名のブランドン・バーンズ外野手の去就は未定。
(文責 : ふるりん)