DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン速報(11.23)

NC、2試合連続完封で3勝目

2020年 韓国シリーズ 第5戦

トゥサン 0-5 NC  (ソウル・高尺)

(勝)ク・チャンモ 1勝1敗  (敗)フレクセン 1勝1敗

本塁打) NC : ヤン・ウィジ 1号

 

 対戦成績は2勝2敗で迎えた韓国シリーズ第5戦も、中立地の高尺スカイドームで開催された。

 

 トゥサンは1回表にNCの先発ク・チャンモから先頭の1番ホ・ギョンミンが四球で出るも2番チョン・スビンが併殺打に倒れた。トゥサンは2回表に5番キム・ジェホへの四球、6番チェ・ジュファンの二塁打で二、三塁とチャンスを作るも無得点に終わった。トゥサンは3回表にもチョン・スビン、3番フェルナンデスの連打でチャンスを作るも無得点だった。トゥサンの先発フレクセンは3回裏まで一人の走者も出さなかったが、NCは4回裏に3番ナ・ソンボムがチーム初ヒットを記録、4番ヤン・ウィジの連打でチャンスを作るも無得点だった。

 トゥサンは5回表に1番ホ・ギョンミンが二塁打で出るもまたもや無得点だった。NCは5回裏に6番ノ・ジンヒョクが四球で出て内野ゴロの間に二塁へ進むと、8番アルテールのタイムリーで1点を先制した。さらにNCは6回裏にナ・ソンボムがヒットで出るとヤン・ウィジの本塁打で2点を追加した。NCは7回裏にトゥサンの2番手チェ・ウォンジュン、代わった3番手ホン・ゴンヒィからチャンスを作ると、4番手イ・ヒョンスンから代打モ・チャンミン、ナ・ソンボムのタイムリーで2点を追加した。

 トゥサンは8回表に先頭の9番パク・コヌが三塁打でチャンスを作るが、代わったNCの2番手キム・ジンソンは無失点に抑えた。トゥサンの5番手ユン・ミョンジュンは8回裏まで追加点を与えなかった。NCの3番手ウォン・ジョンヒョンは9回表に相手の反撃を断ち、NCが2試合連続の完封リレーで勝利し韓国シリーズ3勝目をあげ、初優勝まであと1勝とした。8回途中まで無失点に抑えたク・チャンモは韓国シリーズ初勝利(ポストシーズンでの勝利は2017年準プレーオフ以来)。NC打線ではナ・ソンボムが3安打1打点と活躍。一方トゥサンでは先発フレクセンが6回を3失点に抑えるも打線が2試合連続無得点と沈黙を続けた。

f:id:takefumif:20201123133147j:plain

韓国シリーズ初勝利をあげたNCのク・チャンモ https://www.news1.kr/photos/details/?4493996

 

 韓国シリーズ第6戦は11月24日18時半より高尺スカイドームで開始され、予告先発NCルチンスキー(※ 30試合・19勝5敗・防御率3.05)、トゥサンアルカンタラ(※ 31試合・20勝2敗・防御率2.54)と発表され、第1戦と同じ投手となった。

 

※ 2020年レギュラーシーズンの成績。

 

(文責:ふるり