DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン速報(11.17)

NC、韓国シリーズ初勝利

 2020年 韓国シリーズ 第1戦

トゥサン 3-5 NC  (ソウル・高尺)

(勝)ルチンスキー 1勝  (セーブ)ウォン・ジョンヒョン 1S  (敗)アルカンタラ 1敗

本塁打) NC : アルテール 1号 

 

 初優勝を狙うレギュラーシーズン1位・NCダイノスと、2連覇で7度目の優勝を狙う プレーオフ勝者・トゥサンベアースとの韓国シリーズ第1戦は、中立地の高尺スカイドームで盛大に開始された。

 

 トゥサンは1回表にNCの先発ルチンスキーから3番フェルナンデスがヒットで出るがチャンスは拡大しなかった。NCは1回裏にトゥサンの先発アルカンタラから先頭の1番パク・ミヌがヒットで出て送りバントで2塁へ進むと、3番ナ・ソンボムのタイムリーで1点を先制した。トゥサンは4回表に先頭のフェルナンデスが四球で出るも4番キム・ジェファンが併殺打に倒れた。するとNCは4回裏に5番パク・ソンミンと7番クォン・ヒィドンへの死球でチャンスを作ると、8番アルテールの韓国でのポストシーズン本塁打で3点を追加した。

 トゥサンは5回表に7番パク・セヒョクへの死球と9番チョン・スビンの二塁打でチャンスを作ると、1番パク・コヌの内野ゴロをとったNCの三塁手パク・ソンミンが送球できず1点を返した。だがフェルナンデスが併殺打に倒れてしまった。トゥサンは6回表にも5番ホ・ギョンミンのヒットとNCの捕手ヤン・ウィジの打撃妨害でチャンスを作ると、パク・セヒョクのタイムリーで1点を返した。さらにこの回代わったNCの2番手キム・ジンソンから8番キム・ジェホの犠牲フライでもう1点を返した。トゥサンは7回表に2番チェ・ジュファンがヒットで出るも、代わったNCの3番手イム・ジョンホがフェルナンデスを併殺打に打ち取り無失点に抑えた。

 トゥサンの2番手パク・チグクは7回裏途中まで追加点を与えなかった。トゥサンは8回表にNCの4番手ホン・ソンミンからホ・ギョンミンがヒットで出るも、代わった5番手イム・チャンミンは無失点に抑えた。NCは8回裏にトゥサンの3番手イ・スンジンから先頭のナ・ソンボムが二塁打でチャンスを作ると、その後3塁まで進みパク・ソンミンの犠牲フライで1点を追加した。6番手ウォン・ジョンヒョンは9回表を三者凡退で締め、NCが2013年の一軍参入以来韓国シリーズで初勝利をあげた。

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NCのナ・ソンボムは4安打1打点 https://newsis.com/view/?id=NISI20201117_0016902767

 

 6回途中まで3失点に抑えたルチンスキーは韓国でのポストシーズン初勝利。ウォン・ジョンヒョンはポストシーズン初セーブ。NC打線ではナ・ソンボムが4安打1打点と活躍。トゥサンでは先発アルカンタラが5回4失点と振るわなかった。3度の併殺打とチャンスを生かしきれなかったトゥサン打線では5番ホ・ギョンミンが3安打と活躍。

 

 韓国シリーズ第2戦は11月18日18時半より高尺スカイドームで監視され、予告先発はNCがク・チャンモ(※15試合・9勝0敗・防御率1.74)、トゥサンがフレクセン(※21試合・8勝4敗・防御率3.01)と発表された。

 

 

(文責:ふるりん