トゥサン、準プレーオフ2連勝でプレーオフ進出
2020年 準プレーオフ 第2戦
トゥサン 9-7 LG (ソウル・蚕室)
(勝)チェ・ウォンジュン (セーブ)イ・ヨンハ (敗)ウィルソン
(本塁打) トゥサン : オ・ジェイル LG : ラモス 2、チェ・ウンソン、キム・ヒョンス
トゥサンが勝てばプレーオフ進出となる準プレーオフ第2戦は、女性アイドルグループA-pinkのユン・ボミの始球式で始まった。
トゥサンは2回表にLGの先発ウィルソンから8番オ・ジェウォンのタイムリーで1点を先制した。先発アルカンタラは2回裏と3回裏にピンチを迎えたが何とか無失点で抑え、トゥサンは4回表に6番パク・セヒョクのタイムリーで1点を追加した。さらにこの回代わったLGの2番手チン・ヘスからオ・ジェウォンと9番パク・コヌのタイムリー、1番チョン・スビンの犠牲フライ、2番フェルナンデスのタイムリー、3番オ・ジェイルの本塁打で一気に8-0とリードを広げた。
LGは4回裏に4番ラモスのポストシーズン初本塁打、5番チェ・ウンソンの2者連続本塁打で2点、5回裏に3番キム・ヒョンスの本塁打で2点を返した。さらにこの回代わったトゥサンの2番手イ・ヒョンスンからラモスの2打席連続本塁打で5-8と3点差に追い上げた。LGは6回裏にトゥサンの3番手チェ・ウォンジュンからチャンスを作ると、代わった4番手イ・スンジンから2番オ・ジファンの2点タイムリーで7-8と1点差にまで迫った。トゥサンの5番手パク・チグクは7回裏途中から登板し無失点に抑えた。
LGの3番手チョン・チャンホンは8回表途中まで追加点を与えなかった。LGは8回裏にトゥサンの6番手イ・ヨンハから7番イ・チョヌンの安打や途中出場の9番シン・ミンジェへの四球でチャンスを作るが、同点に追いつけなかった。するとトゥサンは9回表にLGの4番手コ・ウソクがバントの処理を誤り悪送球すると、その返球が本塁に送られるも捕手イ・ソンウが代走のイ・ユチャンに気づかず生還となり、1点を追加した。イ・ヨンハが9回裏に相手の反撃を断ち、トゥサンが勝利し2連勝で2017年以来3年ぶりとなるプレーオフ進出を決めた。
チェ・ウォンジュンはプロ4年目にしてポストシーズン初勝利、イ・ヨンハはプロ5年目にしてポストシーズン初セーブ、トゥサン打線ではチョン・スビンが3安打1打点と活躍。準プレーオフのMVPには2試合で4打点と活躍したオ・ジェウォンが選ばれた。
LGでは先発ウィルソンが4回途中4失点で降板し、4回表の7失点が最後まで響いた。LG打線ではラモスが3安打2本塁打2打点と活躍。LGはレギュラーシーズン最後の2試合で連敗しトゥサンと同率で並ばれ直接対決の結果で4位扱いとなり、ポストシーズンは2年連続で準プレーオフで敗退と、2002年を最後に韓国シリーズ出場を逃し続けている。投手を中心に若手への世代交代が進んだが野手の台頭が少なく、1994年以来となる韓国シリーズ優勝への道のりは険しく感じられる。
レギュラーシーズン2位・KTウィズと準プレーオフ勝者・トゥサンベアースとのプレーオフ(5戦3先勝制)は、11月9日より全試合中立地の高尺スカイドームで行われる。
(文責:ふるりん)