トゥサン、準プレーオフ第1戦で完封勝利
2020年 準プレーオフ 第1戦
LG 0-4 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)フレクセン (敗)イ・ミンホ
(本塁打) トゥサン : フェルナンデス
2020年ポストシーズンは準プレーオフに突入し、蚕室野球場を本拠地とするトゥサンベアース、LGツインスの対決ということもあり、1万人以上の観衆を集めて盛大に始まった。始球式は2011年から2017年までトゥサンで活躍し、2015年、2016年の韓国シリーズ連覇に貢献したダスティン・ニッパートが務めた。
トゥサンは1回裏にLGの先発の高卒新人イ・ミンホから先頭の1番ホ・ギョンミンが死球を受けて出塁すると、2番フェルナンデスの本塁打で2点を先制した。LGは2回表にトゥサンの先発フレクセンから7番キム・ミンソンがチーム初安打を記録するが、チャンスが拡大しなかった。トゥサンは3回裏に4番キム・ジェファンの二塁打などでチャンスを作るが追加点を奪えなかった。LGは4回表に5番チェ・ウンソンが安打で出塁し、フレクセンの暴投の間に二塁へ進もうとしたが捕手からの送球でアウトとなった。
トゥサンは4回裏に7番キム・ジェホの安打などでチャンスを作り、9番オ・ジェウォンのタイムリーで1点を追加すると、この回途中からLGの2番手チン・ヘスが登板し追加点を与えなかった。LGは5回表、6回表と走者を出すが得点できず、トゥサンは6回裏にLGの3番手イ・ジョンヨンからキム・ジェホが四球を選び出塁すると、代わった4番手ソン・ウンボムから送りバントでチャンスを拡大しオ・ジェウォンのタイムリーで1点を追加した。トゥサンは7回表から2番手チェ・ウォンジュンをマウンドに送った。
LGの4番手ソン・ウンボムは7回裏途中から登板し追加点を与えなかった。トゥサンは8回表途中から3番手イ・スンジンを登板させた。LGの5番手の高卒新人キム・ユンシクは8回裏に追加点を与えなかった。LGは9回表にトゥサンの4番手イ・ヨンハからチェ・ウンソンの二塁打などでこの試合初めて三塁まで走者を進めたが無得点に終わり、トゥサンが完封リレーで準プレーオフ第1戦に勝利した。
フレクセンは6回無失点、11奪三振の好投で韓国でのポストシーズン初登板にして初勝利。一方LGではポストシーズン初登板となった先発イ・ミンホが4回途中3失点で降板、チェ・ウンソン、キム・ミンソンが2安打ずつを記録したが、1番から4番までの上位打線が合計10三振と打線が沈黙した。
トゥサンが勝てばKTウィズとのプレーオフ(11月9日からの予定)に進出する準プレーオフ第2戦は11月5日18時半から蚕室野球場で開始され、予告先発はLGがウィルソン(※25試合・10勝8敗・防御率4.42) 、トゥサンがアルカンタラ(※31試合・20勝2敗・防御率2.54)と発表された。LGが勝てば11月7日14時から第3戦が行われる。
※は2020年レギュラーシーズンの成績。
(文責:ふるりん)