SKワイバーンスは10月30日、ヨム・ギョンヨプ監督(52)の辞任を発表した。
現役時代は現代ユニコーンスなどで内野手として活躍したヨム・ギョンヨプ監督は、現役引退後にスカウトやコーチをつとめ、2013年よりネクセン(現キウム)の監督に就任し、同年レギュラーシーズン3位で球団史上初のポストシーズン進出を果たした。その後ネクセンを4年連続ポストシーズン進出に導いたが2016年シーズン終了後に辞任し、2017年よりSKの団長に就任した。
SKは2018年の韓国シリーズ優勝後にトレイ・ヒルマン監督が家庭の事情で辞任し、ヨム・ギョンヨプ監督が2019年より監督に就任した。しかし同年は最終戦でトゥサンに追い付かれてレギュラーシーズン優勝を逃し、ポストシーズンもプレーオフで敗退した。MLBセントルイスカーディナルスに移籍したキム・グァンヒョンなどの不在や、代役の外国人選手の不振などによりSKは2020年シーズン最下位争いを続け、ヨム・ギョンヨプ監督は6月25日の試合中に倒れて入院した。9月1日に退院して復帰したものの、結局9月8日より再び休養となり残り試合はパク・キョンワン監督代行が指揮をとっている。
ヨム・ギョンヨプ監督はSKと3年契約を結んでいるが、球団史上最低の9位が確定したことにより、不振の責任をとる形で契約期間を1年残して2020年シーズン限りで辞任することとなった。SKは後任をさまざまな候補者たちの中から探すと発表している。
(文責:ふるりん)