DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ヨム・ギョンヨプ監督辞任

 SKワイバーンスは10月30日、ヨム・ギョンヨプ監督(52)の辞任を発表した。

 現役時代は現代ユニコーンスなどで内野手として活躍したヨム・ギョンヨプ監督は、現役引退後にスカウトやコーチをつとめ、2013年よりネクセン(現キウム)の監督に就任し、同年レギュラーシーズン3位で球団史上初のポストシーズン進出を果たした。その後ネクセンを4年連続ポストシーズン進出に導いたが2016年シーズン終了後に辞任し、2017年よりSKの団長に就任した。

 SKは2018年の韓国シリーズ優勝後にトレイ・ヒルマン監督が家庭の事情で辞任し、ヨム・ギョンヨプ監督が2019年より監督に就任した。しかし同年は最終戦でトゥサンに追い付かれてレギュラーシーズン優勝を逃し、ポストシーズンプレーオフで敗退した。MLBセントルイスカーディナルスに移籍したキム・グァンヒョンなどの不在や、代役の外国人選手の不振などによりSKは2020年シーズン最下位争いを続け、ヨム・ギョンヨプ監督は6月25日の試合中に倒れて入院した。9月1日に退院して復帰したものの、結局9月8日より再び休養となり残り試合はパク・キョンワン監督代行が指揮をとっている。

 ヨム・ギョンヨプ監督はSKと3年契約を結んでいるが、球団史上最低の9位が確定したことにより、不振の責任をとる形で契約期間を1年残して2020年シーズン限りで辞任することとなった。SKは後任をさまざまな候補者たちの中から探すと発表している。

 

(文責:ふるりん)