DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

クォン・オジュン、現役引退

 サムソンライオンズのクォン・オジュン投手(40)が現役引退を発表した。

 右腕のクォン・オジュンは高校卒業後の1999年にサムソンへ入団したが、肘の故障の影響が続き2003年にようやく一軍初登板を果たした。2004年には先発として起用され自身最多の11勝を記録した。2005年以降はリリーフとして起用され、2006年には自身最多の67試合に登板、32ホールドで最多ホールドの個人タイトルを受賞し韓国シリーズ2連覇に貢献した。その後故障で2009年には2試合のみの登板に終わるが、2011年には11ホールドを記録するなど復調しチームの5年ぶりの韓国シリーズ優勝に貢献した。

 2013年には一軍登板なしとまたも故障に悩まされたが、2015年には30試合に登板すると2016年には4年ぶりの勝利を記録するなど、30代後半となっても中継ぎとして起用された。2019年まで4年連続40試合以上に登板していたが、2020年シーズンは10月28日まで16試合に登板、0勝2敗、防御率8.62の成績だった。これまでのプロ通算22年間の成績は592試合に登板、37勝25敗24セーブ87ホールド、防御率3.64。10月30日のNCダイノス戦が引退試合となり、試合後に引退セレモニーを行う予定。

 

(文責:ふるりん