サムソンライオンズのクォン・オジュン投手(40)が現役引退を発表した。
右腕のクォン・オジュンは高校卒業後の1999年にサムソンへ入団したが、肘の故障の影響が続き2003年にようやく一軍初登板を果たした。2004年には先発として起用され自身最多の11勝を記録した。2005年以降はリリーフとして起用され、2006年には自身最多の67試合に登板、32ホールドで最多ホールドの個人タイトルを受賞し韓国シリーズ2連覇に貢献した。その後故障で2009年には2試合のみの登板に終わるが、2011年には11ホールドを記録するなど復調しチームの5年ぶりの韓国シリーズ優勝に貢献した。
2013年には一軍登板なしとまたも故障に悩まされたが、2015年には30試合に登板すると2016年には4年ぶりの勝利を記録するなど、30代後半となっても中継ぎとして起用された。2019年まで4年連続40試合以上に登板していたが、2020年シーズンは10月28日まで16試合に登板、0勝2敗、防御率8.62の成績だった。これまでのプロ通算22年間の成績は592試合に登板、37勝25敗24セーブ87ホールド、防御率3.64。10月30日のNCダイノス戦が引退試合となり、試合後に引退セレモニーを行う予定。
(文責:ふるりん)