DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(10.24) 結果

NCダイノス、レギュラーシーズン初優勝

 

LG 3-3 NC  (昌原)

本塁打) LG : ホン・チャンギ 4号  NC : ヤン・ウィジ 31号 

 LGは1回表にNCの先発ライトから1番ホン・チャンギ先頭打者本塁打で1点を先制した。NCは4回裏にLGの先発チョン・チャンホンから8番アルテールの犠牲フライで1-1の同点に追いつき、5回表途中から2番手イム・ジョンホを登板させた。NCは5回裏に4番ヤン・ウィジの2試合連続本塁打で3-1と逆転し、チョン・チャンホンをノックアウトした。NCの3番手イム・チャンミン、4番手ホン・ソンミンは無失点に抑えた。LGの2番手の高卒新人イ・ミンホは6回裏まで追加点を与えなかった。NCの5番手ク・チャンモは7回表まで無失点に抑えた。LGは7回裏から3番手チン・ヘスを登板させた。

 LGは8回表にNCの6番手キム・ジンソンから4番キム・ヒョンスのタイムリー、5番チェ・ウンソンの犠牲フライで3-3の同点に追いつき、4番手チョン・ウヨンは8回裏まで無失点に抑えた。試合はこのまま延長戦に突入し、NCの7番手ウォン・ジョンヒョンは10回表まで無失点に抑えた。LGの5番手コ・ウソクは10回裏途中まで無失点に抑えたが足の痛みを訴え交代した。LGの6番手イ・ジョンヨンと7番手の高卒新人キム・ユンシクは11回裏を無失点に抑えた。NCの8番手ムン・ギョンチャンは12回表まで無失点に抑えた。

 LGの8番手チェ・ドンファンは12回裏を無失点に抑え、12回を終えても同点だったが規定により引き分けに終わり、マジックナンバーを1としていたNCはこの試合負けなければレギュラーシーズン優勝確定となっていたため、2013年の一軍参入以降初のレギュラーシーズン優勝、2016年以来4年ぶり2度目の韓国シリーズ出場が確定し、11月17日より高尺スカイドームプレーオフ(レギュラーシーズン2位-準プレーオフ勝者)と初の年間総合優勝をかけて対戦することになった。NC打線では1番パク・ミヌが3安打と活躍。2位LGはすでに2年連続のポストシーズン進出を決めているが、レギュラーシーズンの順位は確定していない。

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NCはレギュラーシーズン初優勝、イ・ドンウク監督は胴上げされる https://sports.news.naver.com/news.nhn?oid=472&aid=0000020861

 

 

ロッテ 1-2 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)アルカンタラ 19勝2敗  (セーブ)イ・ヨンハ 5勝11敗4S  (敗)パク・セウン 8勝10敗

 トゥサンは1回裏にロッテの先発パク・セウンから3番フェルナンデスの犠牲フライで1点を先制し、3回裏に2番チェ・ジュファンのタイムリーで1点を追加した。ロッテは6回表にトゥサンの先発アルカンタラから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を返した。ロッテの2番手ソ・ジュヌォンは6回裏途中から登板した。トゥサンの2番手パク・チグクは7回表から登板した。

 ロッテの3番手キム・デウは7回裏から登板した。トゥサンの3番手イ・スンジンは8回表まで無失点に抑えた。ロッテの4番手キム・ユヨンは8回裏途中から登板し追加点を与えなかった。4番手イ・ヨンハが9回裏に相手の反撃を断ち5位トゥサンが勝利した。6回を1失点に抑えたアルカンタラは最多勝争いトップの19勝目。7位ロッテでは先発パク・セウンが6回途中2失点で降板した。  

 

 

 サムソン 11-7 キア  (光州)

(勝)ライブリー 6勝7敗  (敗)ヤン・ヒョンジョン 11勝9敗

本塁打) サムソン : パク・ケェボム 3号  キア : タッカー 31,32号、ナ・ジワン 17号

 キアは3回裏にサムソンの先発ライブリーから2番タッカーの本塁打で2点を先制した。サムソンは4回表にキアの先発ヤン・ヒョンジョンから8番パク・ケェボムの犠牲フライ、9番パク・スンギュのタイムリーで2-2の同点に追いつき、5回表に5番カン・ミンホ、7番キム・ホジェ、パク・ケェボムのタイムリーなどで4点を勝ち越し逆転した。キアは5回裏にタッカーの2打席連続本塁打、6番キム・テジンのタイムリーで3点を返した。キアの2番手イ・ジュニョンは6回表、3番手の高卒新人チョン・ヘヨンは7回表にそれぞれ追加点を与えなかった。

 サムソンの2番手ノ・ソンホと3番手イ・スンヒョンは7回裏を無失点に抑えた。サムソンは8回表にキアの4番手ホン・サンサムから3番パルカへの押し出しの四球で1点を追加すると、代わった5番手パク・チンテからチャンスを作り、6番手コ・ヨンチャンからカン・ミンホのタイムリーで2点をさらに追加した。サムソンの4番手チャン・ピルジュンは8回裏を無失点に抑えた。サムソンは9回表にキアの7番手ソ・ドグォンからパク・ケェボムの本塁打などで2点を追加した。

 5番手ヤン・チャンソプは9回裏に相手の反撃を断ち、8位サムソンが勝利した。6回を5失点に抑えたライブリーは6勝目。サムソン打線ではパク・ケェボムが1本塁打3打点、カン・ミンホが3打点、6番キム・ホンゴンが3安打と活躍。6位キアでは先発ヤン・ヒョンジョンが5回6失点で降板した。キア打線ではタッカーが2本塁打4打点、3番チェ・ヒョンウが3安打と活躍。 

 

  【レギュラーシーズン 順位表】

(10月24日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.NC    139  81  53  5  .604

2.LG    142  79  59    4     .572

3.KT    139  78  60  1  .565

4.キウム   143  80  62  1     .563

5.トゥサン  141  76  61  4  .555

6.キア    138  70  68  0  .507

7.ロッテ   139  69  69  1  .500

8.サムソン  141  63  74  4  .460

9.SK    142  50  91  1  .355

10.ハンファ  140    44  93  3  .321

 

(文責 : ふるりん