DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(10.13) 結果

首位NC、初の6連敗  KT2位浮上` 

 

 8月19日以降全試合で無観客が続いてきたが、感染症拡大防止対策の緩和により、10月13日より全観客席の20%程度に制限してはいるものの8週間ぶりに観客の入場を再開した。

 

キア 11-9 NC  (昌原)

(勝)ヤン・ヒョンジョン 10勝8敗  (セーブ)パク・チュンピョ 6勝5S  (敗)ライト 11勝8敗

本塁打) NC : キム・ヒョンジュン 3号

 キアは1回表にNCの先発ライトから2番キム・ソンビンのタイムリーで1点を先制した。NCは1回裏にキアの先発ヤン・ヒョンジョンから相手のエラー、7番モ・チャンミンのタイムリーで2-1と逆転した。キアは3回表にキム・ソンビンのタイムリーで2-2の同点に追いつき、4回表に1番チェ・ウォンジュンのタイムリー、相手の暴投で2点を勝ち越しライトをノックアウトした。さらにこの回代わったNCの2番手パク・チヌから3番タッカーの犠牲フライ、4番チェ・ヒョンウのタイムリーで2点を追加した。NCは6回裏にキアの2番手チャン・ヒョンシクから7番モ・チャンミンのタイムリーで1点を返した。

 キアは7回表にNCの3番手カン・ユングからチャンスを作ると、代わった4番手ソン・ジョンウクから相手のエラー、5番手カン・ドンヨンから代打イ・ウソンとチェ・ウォンジュンのタイムリーで計3点を追加した。キアの3番手イ・ジュニョンは7回裏を無失点に抑え、4番手キム・ジェヨと5番手ホン・サンサムは8回裏を無失点に抑えた。キアは9回表にキム・ソンビンのタイムリーで2点を追加した。NCは9回裏にキアの6番手ソ・ドグォンから代打イ・ジェユルのタイムリー、途中出場の3番キム・ヒョンジュン本塁打で4点を返し、代わった7番手ヤン・スンチョルからチャンスを作ると、8b名手パク・チュンテからモ・チャンミンの犠牲フライ、8番アルテールのタイムリー絵2点を返した。

 だが最後は6位キアが逃げ切り勝利した。6回途中まで3失点に抑えたヤン・ヒョンジョンは、2014年以来7年連続となるシーズン10勝を記録した。キア打線ではキム・ソンビンが4安打4打点、チェ・ウォンジュンが4安打2打点と活躍。先発ライトが4回途中6失点で降板した首位NCはシーズン初の6連敗。NC打線ではモ・チャンミンが3打点と活躍。

 

 

 

キウム 3-7 KT  (水原)

(勝)チョ・ヒョヌ 2勝1敗1S  (セーブ)ユ・ウォンサン 2勝1敗2S  (敗)ヨキシュ 12勝5敗

本塁打) キウム : パク・チュンテ 5号 

 KTは2回裏にキウムの先発ヨキシュから相手のエラー、9番シム・ウジュンのタイムリーで2点を先制した。キウムは4回表にKTの先発イ・デウン(元千葉ロッテ)から相手のエラーで1点を返した。キウムは5回表にKTの2番手チョン・ユスからチャンスを作り、代わった3番手チョ・ヒョヌからパク・チュンテの犠牲フライで2-2の同点に追いついた。KTは5回裏に4番カン・ベッコのタイムリーで3-2と勝ち越し、ヨキシュをノックアウトした。キウムの2番手キム・ソンギは追加点を与えなかった。4番手キム・ジェユンは6回表を無失点に抑え、KTは6回裏にキウムの3番手ヤン・ヒョンから相手のエラーで1点を追加した。

 4番手アン・ウジンは追加点を与えず、キウムは7回表にKTの5番手チュ・グォンから1番パク・チュンテの本塁打で1点を返した。KTは7回裏にキウムの5番手キム・サンスから代打ユ・ハンジュン、9番シム・ウジュンのタイムリーなどで3点を追加した。キウムの6番手ヤン・ギヒョンは8回裏に追加点を与えなかった。6番手ユ・ウォンサンは9回表まで相手の反撃を断ち、KTが勝利し2位に浮上した。KT打線ではシム・ウジュンが3安打2打点、5番ムン・サンチョルが3安打と活躍。先発ヨキシュが4回途中3失点で降板したキウムは5位に後退。

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観客の入場を再開した水原KTウィズパーク https://sports.news.naver.com/news.nhn?oid=421&aid=0004924603

 

 

LG 2-17 ロッテ  (釜山・社稷

 (勝)ストレイリー 13勝4敗  (敗)リュ・ウォンソク 1敗 

本塁打) LG: イ・ヒョンジョン 16号  ロッテ : オ・ユンソク 4号、ハン・ドンヒィ 14号

 ロッテは1回裏にLGの先発リュ・ウォンソクから3番チョン・ジュヌの内野ゴロの間に先制し、7番ハン・ドンヒィのタイムリー、9番マチャドへの押し出しの四球、1番オ・ユンソクの満塁本塁打と打者一巡の猛攻で8点を奪った。ロッテは2回裏に8番チョン・ボグンのタイムリーで2点、3回裏にLGの2番手イ・サンギュから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)と5番イ・ビョンギュの犠牲フライ、ハン・ドンヒィの本塁打で5点を追加した。LGは4回表にロッテの先発ストレイリーから3番イ・ヒョンジョンの本塁打で2点を返した。ロッテは6回裏にイ・サンギュから途中出場の1番アン・チホンのタイムリー、代わったLGの3番手チェ・ソンフンから途中出場の4番シン・ボンギのタイムリーで計2点を追加した。

 ロッテの2番イ・インボクは7回表、3番手チン・ミョンホは8回表を無失点に抑えた。LGの4番手イ・チャンヒョクは8回裏に追加点を与えなかった。4番手オ・ヒョンテクは9回表に相手の反撃を断ち、7位ロッテが勝利した。6回を2失点に抑えたストレイリーは13勝目。ロッテ打線ではハン・ドンヒィが3安打1本塁打5打点、マチャドが3安打1打点と活躍。先発リュ・ウォンソクが3回途中13失点で降板したLGは連勝が6で止まり3位に後退。

 

 

ハンファ 0-5 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)アルカンタラ 17勝2敗  (敗)キム・イファン 2勝6敗

 トゥサンは1回裏にハンファの先発キム・イファンから4番キム・ジェファンのタイムリーで1点を先制し、2回裏に8番チョン・スビンの内野ゴロの間に1点、3回裏にキム・ジェファンと6番パク・コヌのタイムリーで2点を追加した。さらに5回裏にハンファの2番手アン・ヨンミョンから2番チェ・ジュファンのタイムリーで1点を追加した。ハンファの3番手ソン・ユンジュンは6回裏に追加点を与えなかった。トゥサンの先発アルカンタラは7回表まで無失点に抑えた。

 ハンファの4番手ファン・ヨングクは7回裏に追加点を与えなかった。トゥサンの2番手ホン・ゴンヒィは8回表を無失点に抑えた。ハンファの5番手ソ・ギュンは8回裏に追加点を与えなかった。3番手キム・ガンニュルは9回表に相手の反撃を断ち、トゥサンが完封リレーで勝利し4位に浮上した。アルカンタラは17勝目。最下位ハンファでは先発キム・イファンが4回途中5失点で降板し、打線が沈黙した。

 

 

SK 7-3 サムソン  (大邱

(勝)ピント 6勝14敗  (敗)キム・デウ 3勝7敗

本塁打) SK : チェ・ジョン 30号、イ・ジェウォン 2号  サムソン : パク・ヘミン 10号、ソン・ジュンソク 1号 

 SKは1回表にサムソンの先発の高卒新人ホ・ユンドンから5番オ・テゴンのタイムリーと相手のエラーで3点を先制した。サムソンは3回裏にSKの先発ピントから1番パク・ヘミンの本塁打で2点を返し、5回裏に2番ソン・ジュンソクの本塁打で3-3の同点に追いついた。SKは6回表にサムソンの2番手キム・デウから3番チェ・ジョンの2試合連続本塁打で1点を勝ち越した。サムソンの3番手チャン・ピルジュンは7回表に追加点を与えなかった。

 SKは8回表にサムソンの4番手キム・ユンスから6番キム・ガンミンのタイムリー、相手のエラーで2点を追加し、2番手イ・テヤンは8回裏まで無失点に抑えた。SKは9回表にサムソンの5番手イ・サンミンから8番イ・ジェウォンの本塁打で1点を追加した。サムソンの6番手ヤン・チャンソプは追加点を与えなかった。3番手ソ・ジニョンは9回裏に相手の反撃を断ち、9位SKが勝利し3連勝となった。6回を3失点に抑えたピントは6勝目。8位サムソンは終盤に反撃ができずリリーフが機能しなった。

 

  【レギュラーシーズン 順位表】

(10月13日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.NC    131  77  50  4  .606

2.KT    131  74  56  1  .569

3.LG    134  74  57    3     .565

4.トゥサン  132  71  57  4  .555

5.キウム   137  75  61  1     .551

6.キア    129  67  62  0  .519

7.ロッテ   129  66  62  1  .516

8.サムソン  132  57  72  3  .442

9.SK    133  46  86  1  .348

10.ハンファ  132    43  87  2  .331

 

(文責 : ふるりん