DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

外国人選手チャド・ベル投手、ウェーバー公示

 ハンファイーグルスは10月6日、2020年シーズンの外国人選手として契約していたチャド・ベル投手(31)のウェーバー公示をKBO(韓国野球委員会)に申請した。

 アメリカ合衆国出身の左腕チャド・ベルは2019年よりハンファと契約し、同年先発として起用され11勝を記録した。2020年シーズン、ハンファと再契約したが故障で5月5日の開幕に間に合わず、開幕から7連敗と苦しんだ。8月21日のKTウィズ戦でシーズン初勝利をあげ復調するかに思われたが、肩の故障で9月13日のKTウィズ戦を最後に一軍での登板はなかった。2020年シーズンの成績は16試合に登板、2勝8敗、防御率5.96。韓国での2年間の通算成績は45試合に登板、13勝18敗、防御率4.25。

 ハンファは2019年に契約していた外国人選手3名と2020年シーズンも再契約したが、そのうち成績不振だったジャレッド・ホイング外野手を6月22日にウェーバー公示し(代役としてブランドン・バーンズと契約)、そしてこのチャド・ベルもウェーバー公示することになり、投打の柱として期待していた外国人選手2名が機能しなかったせいもあって10月4日時点で最下位に沈んでいる。なお、2020年シーズンの新外国人選手は9月1日までに契約しないとポストシーズンに出場できないため、ハンファはチャド・ベルの代役の新外国人選手と契約しないとみられる。

 

(文責:ふるりん