DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(9.12) 結果

ソ・ヒョンジュン(KT)、高卒新人で10勝到達

 

キア 11-3 NC  (昌原)

(勝)ギャニオン 9勝5敗  (敗)シン・ミンヒョク 2勝3敗

本塁打) キア : タッカー 25,26号  NC : イ・ウォンジェ 3号

 キアは1回表にNCの先発シン・ミンヒョクから2番タッカーの本塁打で1点を先制し、3回表にタッカーと3番チェ・ヒョンウのタイムリーで2点を追加しシン・ミンヒョクをノックアウトした。NCの2番手キム・ジンソンは4回表まで追加点を与えず、5回表から3番手ホン・ソンミンが登板した。キアは6回表にNCの4番手イム・ジョンホからチャンスを作り、5番手パク・チョンスからタッカーへの押し出しの四球で1点を追加し、7回表にNCの6番手ペ・ジェファンから7番キム・テジンのタイムリーなどでさらに2点を追加した。NCは7回裏にキアの先発ギャニオンからチャンスを作り、代わった2番手ホン・サンサムから代打イ・ウォンジェの2試合連続本塁打で2点を返した。

 キアは8回表にNCの7番手ソ・イヒョンからチェ・ヒョンウとナ・ジワンのタイムリーで2点を追加し、3番手イ・ジュニョンは8回裏を無失点に抑えた。キアは9回表にNCの8番手ペ・ミンソから1番チェ・ウォンジュンのタイムリー、タッカーのこの試合2本目の本塁打で3点を追加した。NCは9回裏にキアの4番手チャン・ヒョンシクからイ・ウォンジェのタイムリーで1点を返したが、6位キアが勝利した。7回途中まで1失点に抑えたギャニオンは9勝目。キア打線ではタッカーが4安打2本塁打5打点と活躍。首位NCでは先発シン・ミンヒョクが3回途中3失点で降板した。NC打線ではイ・ウォンジェが1本塁打3打点と活躍。

 

 

トゥサン 0-2 キウム  (ソウル・高尺)

(勝)ヨキシュ 11勝3敗  (セーブ)キム・サンス 3勝1敗5S   (敗)チェ・ウォンジュン 9勝1敗

 キウムは1回裏にトゥサンの先発チェ・ウォンジュンから2番キム・ヘェソンと5番キム・ウンビンのタイムリーで2点を先制した。トゥサンの2番手イ・ヒョンスンは6回裏途中から登板した。キウムの先発ヨキシュは7回表まで無失点に抑えた。キウムの2番手ヤン・ヒョンは8回表を無失点に抑えた。トゥサンの3番手イ・スンジンと4番手キム・ミョンシンは8回裏まで追加点を与えなかった。

 3番手イ・ヨンジュンと4番手キム・サンスは9回表に相手の反撃を断ち、2位キウムが完封リレーで勝利した。ヨキシュは11勝目。キウム打線ではキム・ヘェソンが3安打1打点と活躍。4位トゥサンでは先発チェ・ウォンジュンが6回途中まで2失点に抑えるも打線が沈黙し、開幕からの連勝が9で止まった。 

 

 

サムソン 5-1 LG  (ソウル・蚕室)

(勝)ライブリー 4勝7敗  (敗)イム・チャンギュ 9勝6敗

本塁打) サムソン : パルカ 4号、カン・ミンホ 15号  LG : ラモス 32号  

 サムソンは1回表にLGの先発イム・チャンギュから2番キム・サンスの内野ゴロの間に1点を先制し、4回表に4番の新外国人パルカの本塁打で2点を追加した。LGは4回裏にサムソンの先発ライブリーから4番ラモスの本塁打で1点を返した。サムソンは5回表に8番カン・ミンホの本塁打で1点を追加した。LGの2番手イ・ジョンヨンは7回表まで追加点を与えなかった。

  サムソンは9回表にLGの3番手チェ・ソンヨンからチャンスを作ると、代わった4番手コ・ウソクからカン・ミンホのタイムリーで1点を追加した。LGの5番手チェ・ドンファンは追加点を与えなかった。2番手オ・スンファン(元阪神)は9回裏に相手の反撃を断ち、8位サムソンが勝利し引き分け1つを挟んでの4連敗から脱出した。8回を1失点に抑えたライブリーは4勝目。3位LGでは先発イム・チャンギュが5回4失点で降板した。

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8回1失点で4勝目をあげたサムソンのライブリー https://sports.chosun.com/news/ntype.htm?id=202009120100112910007209&servicedate=20200912



 

 

ハンファ 2-5 KT  (水原)

(勝)ソ・ヒョンジュン 10勝5敗  (セーブ)キム・ジェユン 4勝3敗17S  (敗)キム・イファン 1勝5敗

 KTは5回裏にハンファの先発キム・イファンから2番ファン・ジェギュンと4番カン・ベッコのタイムリーで2点を先制しキム・イファンをノックアウトすると、代わった2番手ユン・デギョンから5番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を追加した。KTは6回裏にハンファの3番手キム・ジニョンからファン・ジェギュンの内野ゴロの間に1点を追加した。ハンファは7回表にKTの先発の高卒新人ソ・ヒョンジュンから代打チェ・ジェフンのタイムリーで1点を返すと、代わった2番手チュ・グォンから9番の高卒新人イム・ジョンチャンの内野ゴロの間にもう1点を返した。

 3番手イ・ボグンは8回表を無失点に抑え、KTは8回裏にハンファの4番手チョン・ウラムから9番シム・ウジュンの犠牲フライで1点を追加した。4番手キム・ジェユンは9回表に相手の反撃を断ち、5位KTが勝利した。7回途中まで2失点に抑えたソ・ヒョンジュンは、高卒新人としては2006年のリュ・ヒョンジン(当時ハンファ)以来14年ぶりとなるシーズン10勝目をあげた。先発キム・イファンが5回途中3失点で降板した最下位ハンファは3連敗。

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高卒新人では14年ぶりにシーズン10勝目をあげたKTのソ・ヒョンジュン http://sports.hankooki.com/lpage/baseball/202009/sp2020091220265257360.htm?s_ref=nv

 

 

ロッテ 1-2 SK  (仁川)

(勝)イ・ゴヌク 6勝6敗  (セーブ)ソ・ジニョン 7敗5S  (敗)サンプソン 5勝9敗

 SKは1回裏にロッテの先発サンプソンから相手の暴投で1点を先制し、先発イ・ゴヌクは6回表まで無失点に抑えた。2番手パク・ミンホも7回表を無失点に抑え、SKは7回裏にロッテの2番手キム・デウから1番の大卒新人チェ・ジフンのタイムリーで1点を追加した。ロッテは8回表にSKの3番手イ・テヤンから3番チョン・ジュヌの犠牲フライで1点を返した。

 ロッテの3番手の高卒新人チェ・ジュニョンは8回裏に追加点を与えなかった。4番手ソ・ジニョンは9回表に相手の反撃を断ち、9位SKが勝利し3連勝となった。イ・ゴヌクは6勝目。先発サンプソンが7回途中まで2失点に抑えるも7位ロッテは連勝が3で止まった。

 

 【レギュラーシーズン 順位表】

(9月12日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.NC    102  60  39  3  .606

2.キウム   110  65  45  0     .591

3.LG    106  59  44  3  .573

4.トゥサン  105  57  45  3  .559

5.KT    104  57  46     1    .553

6.キア    102  55  47  0  .539

7.ロッテ   102  52  49  1  .515

8.サムソン  105  47  56  2  .456

9.SK    107  35  71  1  .330

10.ハンファ  105    29  74  2  .282

 

(文責 : ふるりん