DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(7.26) 結果

3位キア4連勝  最下位ハンファ8連敗

 7月26日より観客の入場が再開され、ソウル・蚕室と高尺、水原で2000人前後の観客が集まった。光州は当面の間無観客試合のままで、大田は7月27日より観客が入場する。 

 

NC 4-5 KT  (水原)

(勝)キム・ミン 3勝3敗  (セーブ)イ・ボグン 1S  (敗)ペ・ジェファン 1勝3敗

本塁打) NC : ナ・ソンボム 18号、パク・ソンミン 10号  KT : ファン・ジェギュン 8号、ペ・ジョンデ 8号、シム・ウジュン 2号

 KTは1回裏にNCの先発ク・チャンモから2番ファン・ジェギュンの本塁打で1点を先制した。NCは4回表にKTの先発キム・ミンスから3番ナ・ソンボムの本塁打で1-1の同点に追いついた。KTは4回裏に6番ペ・ジョンデの2試合連続本塁打で2-1と勝ち越した。NCは6回表にナ・ソンボムの犠牲フライで2-2の同点に追いつき、7回表に代打パク・ソンミンの本塁打で4-2と逆転した。KTは7回裏に9番シム・ウジュンの本塁打で1点を返した。

 KTの2番手チョ・ヒョヌと3番手キム・ミンは8回表に追加点を与えなかった。KTは8回裏にNCの2番手ペ・ジェファンから8番チャン・ソンウの2点タイムリーで逆転した。4番手イ・ボグンは9回表に相手の反撃を断ち、KTが勝利し6位に浮上した。イ・ボグンはネクセン在籍時の2017年7月以来のセーブ。首位NCは先発ク・チャンモが7回を3失点に抑えるもリリーフが機能しなかった。

 

 

LG 4-3 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)チョン・ウヨン 2勝1敗5S  (セーブ)コ・ウソク 2S  (敗)イ・ヨンハ 3勝6敗

本塁打) トゥサン : チェ・ジュファン 9号

 トゥサンは2回裏にLGの先発の高卒新人イ・ミンホから5番チェ・ジュファンの本塁打で2点を先制した。LGは3回表にトゥサンの先発イ・ヨンハから2番オ・ジファンの犠牲フライで1点を返した。LGは7回表に8番ユ・ガンナムの2点タイムリーで3-2と逆転しイ・ヨンハをノックアウトすると、代わったトゥサンの2番手ホン・ゴンヒィから9番チョン・ジュヒョンのタイムリーで1点を追加した。LGの2番手チョン・ウヨンは7回裏途中まで無失点に抑えた。

 トゥサンは8回表から3番手イ・ヒョンスンを登板させた。LGの3番手チン・ヘスと4番手イ・ジョンヨンは無失点に抑えた。トゥサンの4番手イ・ヒョンボムは9回表まで追加点を与えなかった。トゥサンは9回裏にLGの5番手コ・ウソクから2番フェルナンデスのタイムリーで1点を返したが、5位LGが勝利した。2位トゥサンでは先発イ・ヨンハが7回途中4失点で降板し逆転を許した。

f:id:takefumif:20200727015226j:plain

2020年シーズン、初めて観客が入場した蚕室野球場 https://sports.news.naver.com/news.nhn?oid=032&aid=0003023097

 

 

サムソン 5-8 キア  (光州)

(勝)イム・ギヨン 6勝4敗  (セーブ)チョン・サンヒョン 1勝5S  (敗)ブキャナン 8勝5敗

本塁打) サムソン : イ・ソンゴン 5号

 サムソンは1回表にキアの先発イム・ギヨンから4番イ・ウォンソクの犠牲フライで1点を先制した。キアは1回裏にサムソンの先発ブキャナン(元東京ヤクルト)から5番キム・ミンシクのタイムリー、相手のエラーで3-1と逆転し、2回裏に1番イ・チャンジンと4番ナ・ジワンのタイムリーで2点を追加した。サムソンは4回表に7番ソン・ジュンソクのタイムリーで1点を返した。キアは4回裏にナ・ジワンのタイムリーで1点を追加した。サムソンは6回表に5番イ・ソンゴンの本塁打で2点を返した。キアの2番手コ・ヨンチャンは無失点に抑えた。サムソンの2番手ノ・ソンホは6回裏に追加点を与えなかった。

 サムソンは7回表にキアの3番手キム・ギフンから3番イ・ハクチュのタイムリーで1点を返した。キアの4番手の高卒新人チョン・ヘヨンは無失点に抑えた。サムソンの3番手イ・スンヒョンは7回裏に追加点を与えなかった。キアの5番手パク・チュンピョは8回表まで無失点に抑えた。キアは8回裏にサムソンの4番手ウ・ギュミンからチャンスを作り、代わった5番手チェ・ジグァンから3番チェ・ヒョンウのタイムリーで2点を追加した。サムソンの6番手イ・ジェイクは追加点を与えなかった。

 6番手チョン・サンヒョンは9回表に相手の反撃を断ち、3位キアが勝利し4連勝となった。6回途中まで4失点に抑えたイム・ギヨンは6勝目。キア打線ではイ・チャンジンが4安打1打点と活躍。先発ブキャナンが5回6失点で降板したサムソンは4連敗で7位に後退。サムソン打線では2番ク・ジャウクと9番パク・ヘミンが3安打と活躍。

 

 

ロッテ 1-8 キウム  (ソウル・高尺)

(勝)ヤン・ヒョン 5勝2敗1S  (敗)ソ・ジュヌォン 4勝4敗

 キウムは1回裏にロッテの先発ソ・ジュヌォンから5番パク・ピョンホ、6番パク・トンウォン、7番チョン・ビョンウのタイムリー、8番の高卒新人パク・チュホンのプロ初打点となるタイムリーで5点を先制した。キウムの先発キム・ジェウンは3回表途中まで、2番手ヤン・ヒョンは4回表まで、3番手キム・テフンは5回表を無失点に抑えた。キウムは5回裏にロッテの2番手キム・ゴングクからチャンスを作ると、代わった3番手オ・ヒョンテクからパク・ピョンホのタイムリーで1点を追加した。ロッテは6回表にキウムの4番手キム・サンスから7番アン・チホンのタイムリーで1点を返した。

 5番手イ・ヨンジュンは7回表を無失点に抑え、キウムは7回裏にロッテの4番手の高卒新人チェ・ジュニョンからパク・ピョンホのタイムリーで1点を追加した。キウムの6番手アン・ウジンは8回表を無失点に抑えた。キアは8回裏にロッテの5番手キム・ユヨンから2番キム・ハソンの内野ゴロの間に1点を追加した。6番手チョ・ソンウンは9回表に相手の反撃を断ち、4位キウムが勝利し4連敗から脱出した。キウム打線ではパク・ピョンホが3安打3打点と活躍。8位ロッテでは先発ソ・ジュヌォンが4回途中5失点で降板した。

f:id:takefumif:20200727015758j:plain

4連敗から脱出し本拠地・高尺スカイドームのファンに感謝するキウムの選手や指導者たち。https://sports.donga.com/article/all/20200726/102163757/1

 

 

SK 7-4 ハンファ  (大田)

(勝)チョン・ヨンイル 2勝1敗1S  (セーブ)パク・ミンホ 1勝4S  (敗)イム・ジュンソプ 2敗

本塁打) ハンファ : バーンズ 1号

 ハンファは1回裏にSKの先発ムン・スンウォンから3番の新外国人バーンズの韓国初本塁打で2点を先制した。SKは2回表にハンファの先発サーポルドから7番イ・ジェウォンの内野ゴロの間に1点を返した。ハンファは5回裏に8番チェ・ジェフンのタイムリーで1点を追加した。SKの2番手チョン・ヨンイルは6回裏に追加点を与えなかった。SKは7回表に5番ハン・ドンミンのタイムリーで1点を返すと、代わったハンファの2番手イム・ジュンソプからチャンスを作り、3番手の大卒新人カン・ジェミンから代打オ・ジュンヒョクのタイムリーで3-3の同点に追いついた。さらにハンファの4番手キム・ジョンスから2番チェ・ジュヌの走者一掃となる3点タイムリーでSKが6-3と逆転した。

 ハンファは7回裏にSKの3番手キム・セヒョンから1番イ・ヨンギュのタイムリーで1点を返した。SKは8回表にハンファの5番手キム・ジニョンから9番の大卒新人チェ・ジュヌのタイムリーで1点を追加し、4番手ソ・ジニョンは8回裏を無失点に抑えた。ハンファの6番手パク・サンウォンと7番手ソン・ユンジュンは追加点を与えなかった。5番手キム・ジョンビンと6番手パク・ミンホが9回裏に相手の反撃を断ち、9位SKが勝利し4連勝となった。最下位ハンファは8連敗。

 

【レギュラーシーズン 順位表】

(7月26日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.NC     67  44  21  2  .677

2.トゥサン   68  40  28  0  .588

3.キア     66  37  29  0  .561

4.キウム    70  39  31  0     .557

5.LG     68  36  31  1  .537

6.KT     68  34  33     1    .507

7.サムソン   68  34  34  0  .500

8.ロッテ    66  32  34  0  .485

9.SK     68  24  44  0  .353

10.ハンファ     69  17  52  0  .246

 

(文責 : ふるりん