DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(6.25) 結果

キウム8連勝で2位浮上  9位SK、8連敗から脱出

 6月25日に予定されていたキア-ロッテ(釜山・社稷)のダブルヘッダーは2試合ともに中止。

 

NC 3-1 KT  (水原:ダブルヘッダー第1戦)

(勝)ライト 6勝2敗  (セーブ)ウォン・ジョンヒョン 2勝1敗12S  (敗)ペ・ジェソン 3勝2敗

本塁打) NC : ナ・ソンボム 13号、アルテール 10号

 NCは1回表にKTの先発ペ・ジェソンから3番ナ・ソンボムの本塁打で2点を先制した。KTは6回裏にNCの先発ライトからチャンスを作ると、代わった2番手イム・チャンミンから7番ファン・ジェギュンの犠牲フライで1点を返した。KTの2番手チュ・グォンは7回表に追加点を与えなかった。NCの3番手カン・ユングは7回裏まで無失点に抑えた。KTの3番手ユ・ウォンサンは8回表に追加点を与えなかった。

 NCの4番手ペ・ジェファンは8回裏を無失点に抑えた。首位NCは9回表にKTの4番手チョ・ヒョヌから8番アルテールの本塁打で1点を追加し、5番手ウォン・ジョンヒョンは9回裏に相手の反撃を断ち勝利し3連勝となった。6回途中まで1失点に抑えたライトは6勝目。8位KTは先発ペ・ジェソンが6回を2失点に抑えるも打線の援護に恵まれなかった。

 

 

NC 6-19 KT  (水原:ダブルヘッダー第2戦)

(勝)チュ・グォン 2勝1敗  (敗)イム・ジョンホ 1勝1敗

本塁打) NC : ノ・ジンヒョク 6号  KT : ロハス 15号

 KTは2回裏にNCの先発ク・チャンモから9番シム・ウジュンのタイムリー、1番ペ・ジェソンの犠牲フライで3点を先制し、3回裏に7番カン・ミングクのタイムリーで2点を追加した。 NCは5回表にKTの先発キム・ミンスから9番キム・チャンヒョンのタイムリーで1点を返し、2番手ソン・ミョンギは5回裏、3番手パク・チヌは6回裏を無失点に抑えた。NCは7回表にKTの2番手チュ・グォンから2番パク・ミヌの犠牲フライ、3番ナ・ソンボムの走者一掃となる3点タイムリーで5-5の同点に追いついた。KTは7回裏にNCの4番手イム・ジョンホから相手の送球が本塁へ間に合わない間に1点を勝ち越し、代わった5番手キム・ヨンギュから相手の暴投やエラー、9番シム・ウジュンのタイムリーで3点を追加した。

 NCは8回表にKTの3番手ユ・ウォンサンから8番ノ・ジンヒョクの本塁打で1点を返した。KTは8回裏にNCの6番手ホン・ソンムから4番カン・ベッコ、6番ファン・ジェギュン、8番チャン・ソンウ、シム・ウジュン、途中出場の2番オ・テゴンのタイムリー、3番ロハス本塁打で10点を追加した。4番手イ・サンファが9回表に相手の反撃を断ち、8位KTが勝利した。KT打線ではシム・ウジュンが3安打4打点、ロハスが3安打1本塁打3打点と活躍。首位NCは連勝が3で止まった。

 

 

トゥサン 14-6 SK  (仁川:ダブルヘッダー第1戦)

(勝)チェ・ウォンジュン 2勝2敗  (敗)パク・チョンフン 3勝3敗

本塁打) トゥサン : キム・ジェファン 10号、ホ・ギョンミン 3,4号、パク・セヒョク 2号  SK : キム・ガンミン 5号

 トゥサンは1回表にSKの先発パク・チョンフンから4番キム・ジェファンの本塁打で3点を先制した。SKは1回裏にトゥサンの先発ユ・ヒィグァンから4番ロマック(元横浜DeNA)と6番キム・ガンミンのタイムリーで3-3の同点に追いついた。トゥサンは2回表に2番フェルナンデスの内野ゴロの間に1点を勝ち越すと、3番チェ・ジュファンのタイムリーなどで2点を追加した。SKは2回裏に3番チェ・ジョンのタイムリーで1点を返した。トゥサンは3回表に9番チョン・スビンのタイムリーで1点を追加した。

 SKは3回裏にキム・ガンミンの本塁打、1番キム・ギョンホのトゥサンからの移籍後初打点となるタイムリーで2点を返した。トゥサンは4回表にSKの2番手キム・テッキョンからキム・ジェファンのタイムリーなどで2点、6回表にSKの3番手イ・テヤンから6番ホ・ギョンミンの本塁打、代わった4番手ペク・スンゴンから7番パク・セヒョクの2者連続本塁打で3点を追加した。トゥサンの2番手チェ・ウォンジュンは7回裏まで無失点に抑えた。トゥサンは8回表にホ・ギョンミンの2打席連続本塁打で1点を追加し、3番手チェ・ジソンは8回裏を無失点に抑えた。

 2位トゥサンは9回表にSKの5番手イ・ウォンジュンから相手の暴投で1点を追加し、4番手の高卒新人チョ・ジェヨンは9回裏に相手の反撃を断ち勝利し6連勝となった。トゥサン打線ではキム・ジェファンが3安打1本塁打4打点、ホ・ギョンミンが2本塁打3打点、チョン・スビンが3安打1打点、1番パク・コヌが3安打と活躍。先発パク・チョンフンが4回途中9失点で降板した9位SKは8連敗。SK打線ではキム・ギョンホが4安打1打点、キム・ガンミンが1本塁打3打点と活躍。なおSKのヨム・ギョンヨプ監督は試合中に意識を失い病院へ搬送されたが回復した。

 

 

トゥサン 0-7 SK  (仁川:ダブルヘッダー第2戦)

(勝)ムン・スンウォン 2勝3敗  (敗)イ・ヨンハ 1勝4敗

本塁打) SK : チェ・ジョン 8号

 SKは2回裏にトゥサンの先発イ・ヨンハから8番チェ・ジュヌのタイムリーで1点を先制し、3回裏に3番チェ・ジョンの本塁打で2点を追加した。先発ムン・スンウォンは無失点を続け、SKは6回裏にトゥサンの2番手キム・ガンニュルから4番ロマック(元横浜DeNA)のタイムリーで2点、7回裏にトゥサンの3番手イ・ギョフンから9番キム・ソンヒョンの犠牲フライで1点を追加した。

 SKの2番手キム・ジョンビンは8回表を無失点に抑えた。SKは8回裏にトゥサンの4番手の高卒新人チョ・ジェヨンから6番キム・ガンミンの内野ゴロの間に1点を追加した。3番手パク・ミンホは9回表に相手の反撃を断ち、9位SKが完封リレーで勝利し8連敗から脱出した。7回を無失点に抑えたムン・スンウォンは2勝目。SK打線ではキム・ガンミンが3安打1打点と活躍。先発イ・ヨンハが6回途中4失点で降板したトゥサンは連勝が6で止まり3位に後退。 

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SKのムン・スンウォンは7回を無失点に抑え2勝目 https://sports.chosun.com/news/ntype.htm?id=202006250100250640017189&servicedate=20200625

 

 

キウム 5-2 LG  (ソウル・蚕室:ダブルヘッダー第1戦)

(勝)イ・スンホ 1勝2敗  (セーブ)チョ・サンウ 2勝8S  (敗)ウィルソン 3勝3敗

本塁打) キウム : キム・ハソン 10号

 キウムは3回表にLGの先発ウィルソンからキム・ハソンの2試合連続本塁打で3点を先制し、4回表に1番ソ・ゴンチャンのタイムリーで1点を追加した。LGは5回裏にキウムの先発イ・スンホから3番キム・ヒョンスのタイムリー、4番ラモスの犠牲フライで2点を返した。LGの2番手チェ・ソンフンは7回表まで追加点を与えなかった。キウムの2番手キム・テフンは7回裏まで無失点に抑えた。

 キウムは8回表にLGの3番手イ・サンギュから7番キム・ヘェソンの犠牲フライで1点を追加し、3番手イ・ヨンジュンは8回裏を無失点に抑えた。LGの4番手ヨ・ゴヌクは9回表まで追加点を与えなかった。4番手チョ・サンウは9回裏を無失点に抑え、3位キウムが勝利し7連勝となった。5回を2失点に抑えたイ・スンホは2020年シーズン初勝利。先発ウィルソンが5回4失点で降板した4位LGは5連敗。LG打線では2番チョン・グヌが3安打と活躍。

 

 

キウム 8-5 LG  (ソウル・蚕室:ダブルヘッダー第2戦)

(勝)ヤン・ヒョン 4勝2敗1S  (セーブ)チョ・サンウ 2勝9S  (敗)チョン・ウヨン 1勝1敗4S

本塁打) キウム : パク・ピョンホ 11号

 LGは1回裏にキウムの先発ハン・ヒョンヒィから3番キム・ヒョンスと4番ラモスのタイムリーで2点を先制し、先発チャ・ウチャンは6回表まで無失点に抑えた。LGは6回裏にキウムの2番手チョ・ドッキルから7番キム・ヨンウィのタイムリー、代わった3番手ユン・ジョンヒョンから2番ホン・チャンギのタイムリーなどで3点を追加した。キウムは7回表にLGの2番手ソン・ウンボムから7番キム・ヘェソンと8番チョン・ビョンウのタイムリー、代わった3番手チン・ヘスから3番イ・ジョンフの犠牲フライで計3点を返した。

 キウムの4番手アン・ウジンは7回裏に追加点を与えなかった。LGの4番手キム・デヒョンは8回表まで追加点を与えなかった。5番手ヤン・ヒョンは8回裏に追加点を与えず、キウムは9回表にLGの5番手チョン・ウヨンから4番パク・ピョンホの満塁本塁打で8-5と逆転した。LGの6番手チェ・ドンファンは追加点を与えなかった。6番手チョ・サンウは9回裏に相手の反撃を断ち、キウムが勝利し8連勝で2位に浮上した。リリーフが機能しなかった4位LGは6連敗。

 

 

ハンファ 9-2 サムソン  (大邱

(勝)キム・ボムス 2勝4敗  (敗)ブキャナン 5勝3敗

本塁打) ハンファ : チョン・ウヌォン 2号

 ハンファは1回表にサムソンの先発ブキャナン(元東京ヤクルト)から2番チョン・ウヌォンの本塁打で2点を先制し、2回表に9番の高卒新人チェ・インホとチョン・ウヌォンのタイムリーで3点、3回表に8番チェ・ジェフンとチェ・インホのタイムリーで3点を追加した。サムソンは6回裏にハンファの先発キム・ボムスから6番キム・ドンヨプと7番パク・スンギュのタイムリーで2点を返し、2番手ホン・ジョンウは7回表に追加点を与えなかった。ハンファの2番手アン・ヨンミョンは7回裏を無失点に抑えた。

 ハンファは8回表にサムソンの3番手イム・ヒョンジュンから3番チョン・ジンホのタイムリーで1点を追加し、3番手キム・ジニョンは8回裏を無失点に抑えた。サムソンの4番手クォン・オジュンは9回表まで追加点を与えなかった。4番手シン・ジョンナクが9回裏に相手の反撃を断ち、最下位ハンファが勝利し3連敗から脱出した。6回を2失点に抑えたキム・ボムスは2勝目。ハンファ打線ではチョン・ウヌォンが1本塁打4打点と活躍。先発ブキャナンが6回8失点で降板したサムソンは連勝が3で止まり7位に後退。

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ハンファのキム・ボムスは6回を2失点に抑え2勝目 https://sports.chosun.com/news/ntype.htm?id=202006260100251630017280&servicedate=20200625

 
【レギュラーシーズン 順位表】

(6月25日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.NC     43  30  13  0  .698

2.キウム    45  28  17  0     .622

3.トゥサン   44  27  17  0  .614

4.LG     44  25  19  0  .568

5.キア     42  23  19  0  .548

6.ロッテ    42  21  21  0  .500

7.サムソン   45  22  23  0  .489

8.KT     44  19  25    0   .432

9.SK     44  13  31  0  .295

10.ハンファ     45  11  34  0  .244

 

(文責 : ふるりん