DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

外野手ノ・スグァン、投手イ・テヤンのトレード成立

 SKワイバーンスとハンファイーグルスは6月18日、ノ・スグァン外野手(29)とイ・テヤン投手(29)のトレードを発表した。

 左打者のノ・スグァンは大学卒業後、2013年にハンファへ入団するも2015年5月にトレードでキアタイガーズへ移籍した。2016年、キアで77試合に出場するも、2017年4月にトレードでSKへ移籍、同年131試合に出場した。2018年は135試合に出場、25盗塁を記録、韓国シリーズ優勝を経験した。2019年も117試合に出場、28盗塁を記録した。2020年シーズンは6月17日まで29試合に出場していた。2015年以来5年ぶりに復帰したハンファでは、外野の選手層が薄いため快足を武器に主力としての働きが求められると思われる。

 右投手のイ・テヤンは高校卒業後2010年にハンファへ入団、2014年に自己最多の7勝を記録、同年アジア競技大会に韓国代表として出場、優勝により兵役免除の恩典を受けた。その後故障により成績を残せなかったが、2018年は中継ぎとして自己最多の63試合に登板した。2019年も55試合に登板していたが、2020年シーズンは6月17日まで7試合に登板、防御率7.27と不調だった。リリーフ陣が手薄で終盤のリードを守れない試合が続くSKにとって、経験豊富なイ・テヤンは重宝されると思われる。

 6月17日時点で9位のSK、最下位のハンファと低迷する両チームの弱点を補うトレードと言える。

 

(文責:ふるりん