DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(6.12) 結果

最下位ハンファ、プロ野球史上タイ記録の18連敗

 

 6月12日に予定されていたKT-サムソン(大邱)は雨天により6月13日14時からに順延、ダブルヘッダーで開催。

 

キウム 3-2 NC  (昌原)

(勝)チョ・サンウ 2勝7S  (敗)ペ・ジェファン 1勝1敗

本塁打) キウム : キム・ハソン6号

 キウムは1回表にNCの先発ク・チャンモから相手のパスボールで1点を先制し、先発イ・スンホは6回裏まで無失点に抑えた。キウムは7回表に3番キム・ハソンの本塁打で1点を追加した。NCは7回裏にキウムの2番手キム・テフンから7番アルテールと8番クォン・ヒィドンのタイムリーで2-2の同点に追いつき、2番手イム・ジョンホは8回表を無失点に抑えた。

 キウムの3番手イ・ヨンジュンは8回裏を無失点に抑えた。NCの3番手ウォン・ジョンヒョンは9回表を無失点に抑え、試合は延長戦に突入した。4位キウムは10回表にNCの4番手ペ・ジェファンからチャンスを作り、内野ゴロの際の送球が間に合わず1点を勝ち越し、4番手チョ・サンウが相手の反撃を断ち勝利した。首位NCでは先発ク・チャンモが7回を2失点に抑えるも打線の援護が弱かった。

 

 

トゥサン 5-2 ハンファ  (大田)

(勝)チェ・ウォンジュン 1勝  (セーブ)ユン・ミョンジュン 2S  (敗)チャド・ベル 2敗

本塁打) トゥサン : パク・コヌ 2号、フェルナンデス 6号

 トゥサンは1回表にハンファの先発チャド・ベルから1番パク・コヌの先頭打者本塁打で1点を先制し、3回表に4番オ・ジェイルへの押し出しの四球、5番キム・ジェファンの犠牲フライで2点、5回表にオ・ジェイルのタイムリーで1点を追加しチャド・ベルをノックアウトした。トゥサンの先発チェ・ウォンジュンは5回裏まで無失点に抑えた。ハンファの2番手キム・ジニョンは6回表まで無失点に抑えた。

 トゥサンの2番手イ・ヒョンスンは6回裏を無失点に抑え、ハンファの3番手イ・ヒョンホは7回表に追加点を与えなかった。トゥサンの3番手パク・チグクは7回裏を無失点に抑えた。ハンファの4番手ムン・ドンウクは8回表に追加点を与えなかった。トゥサンの4番手ホン・ゴンヒィは8回裏に追加点を与えなかった。トゥサンは9回表にハンファの5番手パク・サンウォンから2番フェルナンデスの本塁打で1点を追加した。

 ハンファは9回裏にトゥサンの5番手ハム・トクチュから代打の高卒新人パク・チョンヒョンのタイムリーなどで2点を返したが、反撃もここまでで2位トゥサンが勝利した。5回を無失点に抑えたチェ・ウォンジュンはプロ4年目にして初の先発勝利。トゥサン打線ではパク・コヌが3安打1本塁打1打点と活躍。先発チャド・ベルが5回途中4失点で降板した最下位ハンファは、1985年の三美(サムミ)以来35年ぶりとなるプロ野球タイ記録の18連敗。

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プロ野球タイ記録の18連敗となったハンファの選手たち https://www.news1.kr/articles/?3964059

 

 

ロッテ 2-3 LG  (ソウル・蚕室)

(勝)ソン・ウンボム 1勝1敗2S  (敗)パク・チンヒョン 1勝1敗

 ロッテは1回表にLGの先発ウィルソンから5番マチャドのタイムリーで1点を先制し、3回表に6番チ・ソンジュンのタイムリーで1点を追加した。LGは3回裏にロッテの先発ストレイリーから1番イ・チョヌンの犠牲フライで1点を返し、2番手チェ・ドンファンは7回表まで追加点を与えなかった。3番手キム・デヒョンは8回表に追加点を与えず、LGは8回裏に8番ユ・ガンナムのタイムリーで2-2の同点に追いついた。

 LGの4番手チョン・ウヨンは9回表を無失点に抑えた。ロッテの2番手ク・スンミンは9回裏まで無失点に抑え、試合は延長戦に突入した。5番手ソン・ウンボムは10回表を無失点に抑え、2位LGは10回裏にロッテの3番手パク・チンヒョンから7番チョン・グヌのタイムリーでサヨナラ勝ちし3連勝となった。ロッテは連勝が6で止まり6位に後退。

 

  

キア 6-3 SK  (仁川)

(勝)ギャニオン 3勝3敗  (セーブ)ムン・ギョンチャン 5S  (敗)パク・チョンフン 3勝1敗

本塁打) キア : オ・ソヌ 2号、ナ・ジワン 5号

 キアは1回表にSKの先発パク・チョンフンから3番チェ・ヒョンウのタイムリーなどで2点を先制した。SKは4回裏にキアの先発ギャニオンから4番ロマック(元横浜DeNA)と6番チョン・ジンギのタイムリーで3-2と逆転した。キアは6回表に代打オ・ソヌの2試合連続本塁打で4-3と逆転した。SKは7回表から2番手パク・ミンホを登板させた。

 キアは7回裏途中から2番手パク・チュンピョを登板させ、8回表にSKの3番手パク・ヒィスから4番ナ・ジワンの本塁打で2点を追加した。キアの3番手チョン・サンヒョンは8回裏を無失点に抑えた。SKの4番手キム・ジュオンは9回表に追加点を与えなかった。4番手ムン・ギョンチャンは9回裏に相手の反撃を断ち、キアが勝利し5位に浮上した。7回途中まで3失点に抑えたギャニオンは3勝目。キア打線ではナ・ジワンが1本塁打3打点と活躍。先発パク・チョンフンが6回4失点で降板した9位SKは3連敗。

 

 【レギュラーシーズン 順位表】

(6月12日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.NC     33  25  8   0  .758

2.トゥサン   33  21  12  0  .636

2.LG     33  21  12  0  .636

4.キウム    34       19  15  0     .559

5.キア     34  18  16  0  .529

6.ロッテ    33  17  16  0  .515

7.サムソン   33  15  18  0  .455

8.KT     32  12  20    0   .375

9.SK     33  11  22  0  .333

10.ハンファ     34   7  27  0  .206

 

(文責 : ふるりん