DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

2019年レギュラーシーズンMVPのジョシュ・リンドブロム、トゥサンから自由契約に

 トゥサンベアースは12月4日、2019年シーズンに外国人選手として契約していたジョシュ・リンドブロム投手(32)を自由契約選手として公示した。

 アメリカ合衆国出身の右腕リンドブロムは2011年から2014年までロサンゼルスドジャースフィラデルフィアフィリーズなどMLB(メジャーリーグベースボール)の複数の球団に所属すると、2015年にロッテジャイアンツと契約し、韓国1年目にして13勝を記録した。翌2016年シーズン終了後に家庭の事情でロッテを退団、2017年はMLB・ピッツバーグパイレーツと契約するもシーズン途中の7月、ロッテに復帰した。だがシーズン終了後に自由契約となり、2018年からトゥサンと契約し同年15勝を記録、最優秀防御率(2.88)の個人タイトルを受賞した。

 2019年シーズンは30試合に登板、20勝3敗、防御率2.50の成績で、最多勝最多奪三振(189)のみならずレギュラーシーズンMVP(最優秀選手)などの個人タイトルを受賞した。韓国での5年間の通算成績は130試合に登板、63勝34敗、防御率3.55。トゥサンはリンドブロムに2020年シーズンの再契約を提案したが、本人がMLBなど韓国以外の球団との契約を望んでいると報じられている。トゥサンはすでに2020年の保留選手名簿からセス・フランコフ投手も除外しており、今後新外国人選手2名を探すと思われる。

 

(文責:ふるりん