DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

FAチョン・ウラム、4年総額39億ウォンでハンファと再契約

 ハンファは11月27日、2020年のFA(フリーエージェント)選手となっていたチョン・ウラム投手(34)と契約期間4年、契約金10億ウォン、年俸総額29億ウォンの総額39億ウォンで再契約した。

 左腕チョン・ウラムは高校卒業後の2004年にSKへ入団し、2005年に56試合に登板し一軍に定着した。2006年には82試合に登板するなどリリーフとして起用され続け、2008年には自己最多の85試合に登板、9勝25ホールドと最多ホールドの個人タイトルを受賞(2011年にも受賞)、SKの韓国シリーズ2連覇に貢献した。2012年には抑えとして起用され30セーブを記録、2013年から2014年までは軍へ入隊していた。2015年にSKへ復帰するもシーズンオフに初めてFAとなり、2016年よりハンファと4年契約を結んだ。ハンファでも抑えとして起用され、2018年には自己最多の35セーブで最多セーブの個人タイトルを受賞した。2019年シーズンの成績は57試合に登板、4勝3敗26セーブ、防御率1.54で、オフシーズン2度目のFAとなりハンファとの再契約を選んだ。また2015 WBSCプレミア12、2018年アジア競技大会の韓国代表としても出場し、ともに優勝にも貢献した。

 チョン・ウラムのプロ17年間の通算成績は829試合に登板、60勝36敗165セーブ129ホールド、防御率2.83。30代後半に差し掛かっての4年契約は異例で、2020年以降も当分の間ハンファのリリーフの軸として活躍が期待される。

 

(11月27日の為替レート:1億ウォンが927万4300円。)

 

(文責:ふるりん