キアは10月15日、2020年シーズンの新監督としてアメリカ合衆国出身のマット・ウィリアムズ監督(53)の就任を発表した。契約期間は2022年までの3年間で、前身のヘテ時代を通して初の外国人監督となる。キアは2019年シーズン途中の5月16日にキム・ギテ監督が成績不振で辞任してから、パク・フンシク監督代行が残りの試合を指揮し7位で終わっていた。パク・フンシク監督代行は元の二軍監督に復帰した。
マット・ウィリアムズ新監督は現役時代はメジャーリーグベースボール(MLB)で主に三塁手として活躍し、通算17年間で1878安打、378本塁打を記録した。サンフランシスコジャイアンツ時代の1990年にはナショナルリーグ打点王、1994年には本塁打王の個人タイトルも受賞した。2003年にアリゾナダイヤモンドバックスで現役を引退し、2010年にダイヤモンドバックスのコーチとなり、2014年よりワシントンナショナルズの監督に就任、同年ナショナルリーグ東地区優勝に導いた。2015年で退任し、その後2016年にダイヤモンドバックスのコーチ、2018年よりオークランドアスレチックスのコーチを務めた。
2017年の韓国シリーズ優勝後、2018年は5位、2019年は7位と低迷するキアは思い切って外国人監督にチームの再建と史上最多となる12度目の韓国シリーズ優勝を託すことになった。
(文責:ふるりん)