DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

キア新監督、初の外国人監督マット・ウィリアムズ就任

 キアは10月15日、2020年シーズンの新監督としてアメリカ合衆国出身のマット・ウィリアムズ監督(53)の就任を発表した。契約期間は2022年までの3年間で、前身のヘテ時代を通して初の外国人監督となる。キアは2019年シーズン途中の5月16日にキム・ギテ監督が成績不振で辞任してから、パク・フンシク監督代行が残りの試合を指揮し7位で終わっていた。パク・フンシク監督代行は元の二軍監督に復帰した。

 マット・ウィリアムズ新監督は現役時代はメジャーリーグベースボールMLB)で主に三塁手として活躍し、通算17年間で1878安打、378本塁打を記録した。サンフランシスコジャイアンツ時代の1990年にはナショナルリーグ打点王、1994年には本塁打王の個人タイトルも受賞した。2003年にアリゾナダイヤモンドバックスで現役を引退し、2010年にダイヤモンドバックスのコーチとなり、2014年よりワシントンナショナルズの監督に就任、同年ナショナルリーグ東地区優勝に導いた。2015年で退任し、その後2016年にダイヤモンドバックスのコーチ、2018年よりオークランドアスレチックスのコーチを務めた。

 2017年の韓国シリーズ優勝後、2018年は5位、2019年は7位と低迷するキアは思い切って外国人監督にチームの再建と史上最多となる12度目の韓国シリーズ優勝を託すことになった。

 

(文責:ふるりん