LG、準プレーオフ進出
2019年 ワイルドカード決定戦 第1戦
NC 1-3 LG (ソウル・蚕室)
(勝)ケリー (セーブ)コ・ウソク (敗)フリードリック
(本塁打) NC : ノ・ジンヒョク 1号
2019年ポストシーズンの幕開けとなるワイルドカード決定戦第1戦は、LGの本拠地・蚕室野球場に満員の観衆を集め、2018年までLGで活躍し現役を引退した左腕ポン・ジュングン(野球解説者)の始球式で始まった。
LGは1回裏にNCの先発フリードリックから1番イ・チョヌンがヒットで出て犠打で2塁へ進むと、3番イ・ヒョンジョンのタイムリーで1点を先制した。LGは2回裏にも8番ユ・ガンナムとイ・チョヌンのタイムリーでチャンスを作るも得点できなかった。NCは3回表にLGの先発ケリーから9番キム・ソンウクがようやくチーム初安打を記録するも、後続を断たれた。LGは3回裏に4番キム・ヒョンス、5番チェ・ウンソンの安打、7番キム・ミンソンへの四球で満塁とするも、ここも追加点を挙げられなかった。
NCは4回表に3番パク・ミヌへの四球や相手のエラーでチャンスを作るが、同点に追いつけなかった。LGは4回裏に9番の大卒新人ク・ボンヒョクとイ・チョヌンのタイムリーでチャンスを作ると、ここで代わったNCの2番手パク・チヌから代打パク・ヨンテクの犠牲フライ、イ・ヒョンジョンのタイムリーで2点を追加した。NCは5回表に8番ノ・ジンヒョクの本塁打で1点を返した。LGは5回裏にNCの3番手イム・ジョンホから相手のエラー、ク・ボンヒョクへの死球でチャンスを作るも生かせなかった。
NCは6回表に1番イ・ミョンギの安打と盗塁でチャンスを作るも無得点に終わった。ケリーは7回表途中で2番手チャ・ウチャンに交代した。LGは7回裏にNCの4番手キム・ジンソンからチェ・ウンソンが安打で出塁するも、代わった5番手カン・ユングは追加点を与えなかった。チャ・ウチャンは8回表まで無失点に抑えた。NCは9回表にLGの3番手コ・ウソクから4番ヤン・ウィジの安打、5番スモリンスキーへの四球、途中出場の6番キム・テジンの安打で満塁とするが、得点を奪えずLGが勝利し、レギュラーシーズン4位のため、ワイルドカード決定戦は1勝のみで勝ち抜けられ、キウム(レギュラーシーズン3位)との準プレーオフに進出した。
LGのケリーは韓国でのポストシーズン初勝利、コ・ウソクはポストシーズン初セーブを記録。LG打線ではイ・チョヌンが3安打と活躍。序盤のチャンスを生かし、レギュラーシーズンとは違い先発のチャ・ウチャンがリリーフに回って好投し勝利をつかんだ。なお、敗れたNCは2019年を新球場の昌原NCパーク馬山球場で迎え、2018年の最下位からレギュラーシーズン5位にまで浮上することに成功したが、2年ぶりのポストシーズンはワイルドカード決定戦で敗退となった。だが今後の韓国シリーズ初優勝の夢に向け、新たなスタートに成功したとも評価できる。
LGとキウムが対戦する準プレーオフ(3戦先勝制)は、10月6日(日)14時よりキウムの本拠地・高尺スカイドームで第1戦が開始される。
(文責:ふるりん)