トゥサン、最終戦サヨナラ勝ちでレギュラーシーズン優勝
10月1日でレギュラーシーズン全日程が終了した。ポストシーズンは10月3日よりワイルドカード決定戦:NC-LG(ソウル・蚕室)より開幕となる。
NC 5-6 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)イ・ヨンハ 17勝4敗 (敗)ウォン・ジョンヒョン 3勝3敗31S
NCは3回表にトゥサンの先発フランコフから3番パク・ミヌのタイムリーで1点を先制し、先発チェ・ソンヨンは3回裏途中まで無失点に抑えた。4回表に9番キム・ソンウクのタイムリーで1点を追加しフランコフをノックアウトした。NCの2番手カン・ユング、3番手キム・ジンソンも無失点に抑えた。2番手イ・ヒョンスンは追加点を与えず、トゥサンは5回裏にNCの4番手パク・チヌから3番パク・コヌのタイムリーで1点を返し、3番手イ・ヒョンスン、4番手クォン・ヒョクは6回表まで追加点を与えなかった。NCの5番手イム・チャンミンは6回裏を無失点に抑えた。
トゥサンは7回裏にNCの6番手キム・ゴンテから相手のエラーで2-2の同点に追いついた。NCは8回表にトゥサンの5番手ハム・トクチュからチャンスを作ると、代わった6番手ユ・ヒィグァンから相手の暴投、代打クォン・ヒィドンのタイムリーで2点を勝ち越し、7番手イ・ヒョンボムから4番ヤン・ウィジのタイムリーで5-2と3点差に広げた。NCの7番手イム・ジョンホは8回裏途中まで無失点に抑えた。トゥサンは8回裏にNCの8番手チャン・ヒョンシクから代打チェ・ジュファン、1番ホ・ギョンミンのタイムリーで5-5の同点に追いついた。8番手イ・ヨンハは9回表を無失点に抑え、トゥサンは9回裏にNCの9番手ウォン・ジョンヒョンから6番パク・セヒョクのタイムリーで逆転サヨナラ勝ちしレギュラーシーズンを5連勝で終えた。トゥサン打線では2番フェルナンデスが3安打と活躍。
そして9月30日に全日程を終了したSKと同じ勝率で並び、直接対決で勝ち越していたためトゥサンが2年連続でレギュラーシーズン優勝となり、5年連続での韓国シリーズ出場を決め、2016年以来3年ぶりの優勝を狙う。なお、2位扱いとなる2018年の韓国シリーズ優勝チームのSKは、トゥサンに最大9ゲーム差をつけていたが9月以降の不調で追いつかれてしまい、2010年以来9年ぶりとなるレギュラーシーズン優勝は果たせなかった。3年連続出場のポストシーズンではプレーオフから出場し、準プレーオフ(キウム-ワイルドカード決定戦勝者)勝者と韓国シリーズ出場権をかけて対戦する。2018年の最下位からの建て直しに成功し、2年ぶりにポストシーズンへ出場する5位NCは10月3日よりワイルドカード決定戦で4位LGと対戦する。NC打線ではパク・ミヌが3安打1打点と活躍。
キウム 3-1 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)アン・ウジン 7勝5敗 (セーブ)チョ・サンウ 2勝4敗20S (敗)キム・ヒョンス 1敗
キウムは1回表にロッテの先発チャン・シファンから3番キム・ウンビンの併殺打の間に1点を先制した。ロッテは1回裏にキウムの先発ヨキシュから5番ミン・ビョンホンのタイムリーで1-1の同点に追いついた。キウムは3回表にロッテの2番手の高卒新人キム・ヒョンスからキム・ウンビンのタイムリーで1点を勝ち越し、2番手アン・ウジンは3回裏、3番手キム・ソンミンは4回裏を無失点に抑えた。ロッテの3番手ソン・スンジュンは5回表に追加点を与えなかった。キウムの4番手ハン・ヒョンヒィは5回裏を無失点に抑えた。
ロッテの4番手オ・ヒョンテクは6回表に追加点を与えなかった。キウムの5番手キム・サンスは6回裏を無失点に抑えた。ロッテの5番手コ・ヒョジュンは7回表に追加点を与えなかった。キウムの6番手ヤン・ヒョンは7回裏を無失点に抑えた。ロッテの6番手キム・ゴングクは8回表に追加点を与えなかった。キウムの7番手キム・ドンジュンは8回裏を無失点に抑えた。キウムは9回表にロッテの7番手ソン・スンナクから9番ペ・ジヌォンのプロ2年目での初打点となるタイムリーで1点を追加した。
8番手チョ・サンウは9回裏に相手の反撃を断ち、3位キウムが勝利しレギュラーシーズンを終えた。キム・サンスはこの試合でホールドを記録し、プロ野球史上初めてシーズン40ホールドを達成した選手となった。2年連続でポストシーズンに出場するキウムは、準プレーオフ(10月6日以降開幕予定)でワイルドカード決定戦(LG-NC)の勝者と対戦する。ヤン・サンムン監督が7月に辞任し、その後コン・ピルソン監督代行が指揮を執ったロッテは8連敗で2019年シーズンを終え、15年ぶりの最下位と屈辱を味わった。最後の韓国シリーズ優勝は1992年、そして最後の韓国シリーズ出場は1999年と、大舞台から遠ざかって20年が過ぎようとしているロッテの再建計画に注目が集まる。
【レギュラーシーズン 順位表】
(全日程終了)
試合 勝 敗 分 勝率
1.トゥサン 144 88 55 1 .615
2.SK 144 88 55 1 .615
3.キウム 144 86 57 1 .601
4.LG 144 79 64 1 .552
5.NC 144 73 69 2 .514
6.KT 144 71 71 2 .500
7.キア 144 62 80 2 .437
8.サムソン 144 60 83 1 .420
9.ハンファ 144 58 86 0 .403
10.ロッテ 144 48 93 3 .340
(文責 : ふるりん)